私がUXと出会ったのは2017年のこと。絵を描くことや、人とコミュニケーションをとることが好きだというたったそれだけの理由でしたが、製品開発よりも向いているのではないかと思って希望しました。
しかし、一からUXを学ぶのはなかなか大変なものでした。UXの定義すら曖昧。近くに詳しい人もおらず、辿る地図もない。そんな状態から道が開けたように感じたのは、デザインスプリントを試した時。そこから「なんとなく」がどんどん形を持つようになってきました。今では社内研修を始めとして、いろんな人にUXを布教しています。
UXから遠い人にはなかなか理解されない、UXのプロセス。しかし、本当に大切なプロセス。いや、プロセスというよりも、もはや思想なのかもしれない。考え方がまるで違う。ただプロセスに則ればいいってもんじゃない。思想を変えないといけないのです。
今回はこのUXについて、初心者の方でもイメージできるように導入部分についてお話ししたいと思います。
UXは製品やサービスを作る時だけに必要かと思われるかもしれませんが、誰か他の人に何かを届けるときには、すべからく大事になってくるお話なのです！
ねがわくは、この思想が多くの人に広まりますように。
そんな願いを込めて書きました。
本書はこんな方に向けて書かれています。
本書を読み終えると、あなたはこのような状態になります。