目次

まえがき

こんな方にお勧め
免責事項
商標

第1章 DXの本質

1.1 はじめに
1.2 「よい体験」がすべての時代
1.3 DXがうまくいかない本当の理由
1.4 DXを成功に導く9つの行動提案
1.5 まとめ

第2章 DXとエンジニア

2.1 DXにおけるエンジニアの役割を確認する
2.2 改善か、改革か?
2.3 要件定義を企画者とエンジニアが一緒に行う

第3章 ITグランドデザインを作成する

3.1 検討すべき技術分野
3.2 どのように技術や製品を選定するか
3.3 グランドデザインのデザインフォーマット
3.4 規定やガイドラインを制定し、定期的にアップデートする
3.5 プロダクト開発をするようにDXを行う

第4章 企業ファイナンスのDX

4.1 企業ファイナンスの理想像
4.2 現状のファイナンスの問題点は?
4.3 どのように解決していくか?
4.4 Data to Dataって夢物語で現実感ないのでは?
4.5 制度も変わってきている
4.6 まずはできるところから始めよう

あとがき

各著者の感想

まえがき

 最近、withコロナ、afterコロナといわれ、「働き方改革」や「デジタルトランスフォーメーション(DX)」といった単語がバズワードとなっています。その時流に乗るべく、DX推進部署を新設し、予算をかき集めて、Zoom、WebEX、Slack、Teams、などなど、さまざまなITツールの導入などの施策に力を入れる企業が増え始めました。

 それにもかかわらず、従業員からはため息交じりの声ばかり。

 ・色々なツールを使いこなさないといけないのが面倒

 ・パソコンとかITなんて難しすぎる

 ・今までうまくやっていたのに、なんでこんな面倒なことをやらないといけないんだ!

 ・どんどんITツールを導入しちゃって、セキュリティーとか大丈夫!?

 ・あの人とはSlack、この人とはTeams。ほんと勘弁して。

 などなど。

 そして、DXを推進している従業員からも、

 ・とにかくよろしく!とか言われて、何もわからないのに部署異動されてしまった

 ・ユーザーに文句ばかり言われて辛い

 ・従業員が全然使ってくれない。根付かない

 ・何かやろうとしても、結局何もやらないことになってしまう

 ・本を読んで勉強しようとしたけど、理想論ばかりでウチに合わない

 ・ITの管理のことばかり話されているが、これでよいのだろうか?

 という声が多く聞かれます。

 いかがでしょうか?

 この中でひとつでも当てはまる方、もしくは同僚、上司、部下でそのような人を見つけた方、ぜひ本書を手にとってみてください。

 本書では、著者3人がそれぞれの専門であるDXの考え方と、UX、テクノロジー、コーポレートファイナンスの3つの分野での考え方と、成功事例を紹介しています。他のDXについて書かれた本と差別化を図るため、実践から得た知恵と、実践的な事柄を取り扱うことを念頭に置いて執筆しました。

 正しくDXを推進すると、従業員がよい体験をし、強力な競争優位性を生み出し、組織も潤う、という正の循環を生み出すことが可能になります。本書を通じて、あなたも、あなたの周りも、所属する組織も、三方良しの状態に寄与できたら、これに勝る喜びはありません。

こんな方にお勧め

 ・社内のITもうちょっとなんとかならないのかなぁと思っている方

 ・DX推進、人事・教育の担当者や責任者

 ・コーポレート・ファイナンス、経理、財務などの担当者や責任者

 ・情シスに所属している方

 ・SRE、基盤、運用担当なのに、なぜか社内ITも見ることに[なった|なっている]方

 ・経営者

 ・SaaSを提供する会社に所属する方

 ・企業のDXをお手伝いするベンダーに所属する方

免責事項

 本書に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。したがって、本書を用いた開発、製作、運用は、必ずご自身の責任と判断によって行ってください。これらの情報による開発、製作、運用の結果について、著者はいかなる責任も負いません。

商標

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試し読みはここまでです。
この続きは、製品版でお楽しみください。