まえがき
第1章 DXの本質
第2章 DXとエンジニア
第3章 ITグランドデザインを作成する
第4章 企業ファイナンスのDX
あとがき
最近、withコロナ、afterコロナといわれ、「働き方改革」や「デジタルトランスフォーメーション(DX)」といった単語がバズワードとなっています。その時流に乗るべく、DX推進部署を新設し、予算をかき集めて、Zoom、WebEX、Slack、Teams、などなど、さまざまなITツールの導入などの施策に力を入れる企業が増え始めました。
それにもかかわらず、従業員からはため息交じりの声ばかり。
・色々なツールを使いこなさないといけないのが面倒
・パソコンとかITなんて難しすぎる
・今までうまくやっていたのに、なんでこんな面倒なことをやらないといけないんだ!
・どんどんITツールを導入しちゃって、セキュリティーとか大丈夫!?
・あの人とはSlack、この人とはTeams。ほんと勘弁して。
などなど。
そして、DXを推進している従業員からも、
・とにかくよろしく!とか言われて、何もわからないのに部署異動されてしまった
・ユーザーに文句ばかり言われて辛い
・従業員が全然使ってくれない。根付かない
・何かやろうとしても、結局何もやらないことになってしまう
・本を読んで勉強しようとしたけど、理想論ばかりでウチに合わない
・ITの管理のことばかり話されているが、これでよいのだろうか?
という声が多く聞かれます。
いかがでしょうか?
この中でひとつでも当てはまる方、もしくは同僚、上司、部下でそのような人を見つけた方、ぜひ本書を手にとってみてください。
本書では、著者3人がそれぞれの専門であるDXの考え方と、UX、テクノロジー、コーポレートファイナンスの3つの分野での考え方と、成功事例を紹介しています。他のDXについて書かれた本と差別化を図るため、実践から得た知恵と、実践的な事柄を取り扱うことを念頭に置いて執筆しました。
正しくDXを推進すると、従業員がよい体験をし、強力な競争優位性を生み出し、組織も潤う、という正の循環を生み出すことが可能になります。本書を通じて、あなたも、あなたの周りも、所属する組織も、三方良しの状態に寄与できたら、これに勝る喜びはありません。
・社内のITもうちょっとなんとかならないのかなぁと思っている方
・DX推進、人事・教育の担当者や責任者
・コーポレート・ファイナンス、経理、財務などの担当者や責任者
・情シスに所属している方
・SRE、基盤、運用担当なのに、なぜか社内ITも見ることに[なった|なっている]方
・経営者
・SaaSを提供する会社に所属する方
・企業のDXをお手伝いするベンダーに所属する方
本書に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。したがって、本書を用いた開発、製作、運用は、必ずご自身の責任と判断によって行ってください。これらの情報による開発、製作、運用の結果について、著者はいかなる責任も負いません。
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