はじめに
はじめまして、kaiba と申します。
「プログラミングスクールに行って IT エンジニア目指します!」 最近よく聞くようになりました。 私も聞かれたら答えるのですが、いろんな思いが生まれ、うまく答えられずにいました。
本書ではこの質問を整理し、「IT エンジニアになる方法」を考え、幸せに IT エンジニアとして生きる方法を考えます。
本書で示す選択肢の一つとして「諦める」ことも挙げています。 「IT エンジニアになる方法」と言いつつ諦めることを勧めるのは、 この仕事は何かしら好きになれるものが見つからないと辛く、精神を病んでしまうことも多いからです。 タイトルと異なる結論ではありますが、不幸を減らしたいために挙げています。
当然、人によってアドバイスが違います。 本書は「もし私が現在、未経験から IT エンジニアになるとしてどうするか」を書いています。 これは私にあった方法で、あなたに合うとは限りませんから、本書を手にとったからと言って無理に本書に従う必要はありません。 あなたが信頼できるアドバイスをくれる人に従うのがよいでしょう。
本書の構成
上記を踏まえ、「大事なこと」を章の始めに記載しました。 知ってる内容だったり、興味ない内容だったりした場合、読み飛ばしてください。
対象読者
- IT エンジニアになりたい人
- どこのプログラミングスクールに行くべきか悩んでいる人
- 「IT エンジニアになりたいんですけどどうしたらいいですか?」と聞かれて困った人
注意事項
- 私は直近だと Web の仕事が多いので Web の知見に寄っているところがあります
- 100 人規模の会社が多いためこの規模の知見に寄っています
筆者の紹介
挑戦することに躊躇がなく、バックエンド、インフラ、スマホと広くやってきたのですが、尖った技術はありません。 困っている人を助けたり、多くの人に喜んでもらうことにモチベーションがあります。 「とりあえず kaiba にやらせてみるか」と振られることがよくあります。
私はどちらかというとクリエイター気質で、プログラミングは道具の一つと考えています。 なのでプログラミング言語を極めることよりは、物を作り上げることに興味があります。
ヘトヘトになって帰ってきて、息抜きに趣味のプログラムを書くような技術好きです。 もう管理職になったほうが良い歳なのですが、まだまだ技術習得に励んでいます。
面接官やスカウトマンの経験もあり、採用にも興味を持っています。
経歴は以下のような感じです。
- 電子系のエンジニアの息子として生まれる
- 中学生時代は RPG ツクールやデザエモンでゲームづくりに熱中する
- 高校時代は普通科。C 言語の難しさで心が折れたり、HTML と CGI でウェブサイト作ったり
- 大学時代は情報科に落ちて機械科。ゲーム作りサークルで C++を学んだり、情報科の授業に一人混ざって Java を学んだりする。
- 100 人規模の受託開発で C 言語からウェブ、スマホまで広く身につける。
- 100 人規模の IT ベンチャー。Rails や AWS でモダンな技術をみにつける。
- より小さい IT ベンチャー数社
- メガベンチャー