はじめに
第1章 APIの開発環境について
第2章 バックエンドのプロジェクトの構築
第3章 Dockerによるデータベースの構築
第4章 IAMのグループとユーザーを作成する
第5章 Amazon S3環境の構築
第6章 APIの設計
第7章 OGP登録APIの実装
第8章 OGP詳細取得APIの実装
第9章 Nuxtの開発環境を構築する
第10章 フロントエンド開発用のプロジェクトを生成する
第11章 Nuxtのベースレイアウトを修正する
第12章 トップページを作成する
第13章 トップページの入力データを画像データにするコンポーネントの作成
第14章 トップページからデータを渡すためのstoreを作成しよう
第15章 OGPの詳細ページを作成する
第16章 NuxtGenerateボタンをトップページに入れ、通信の確認をする
第17章 詳細ページの情報を取得するストアを作成する
第18章 詳細ページを作成する
第19章 アプリケーションの動作確認
本書はOGPを活用したSNSシェアアプリを、Nuxt.jsとLaravelで開発する方法について解説します。本書でお伝えする内容が、これからNuxt.jsとLaravelを使ってWebアプリケーションを開発したいとお考えの方にとってお役に立てば幸いです。
作成したWebアプリケーションの公開方法については、本書では扱いません。
・Nuxt.jsとLaravelを触ったことのある方
・AWSアカウントをお持ちの方(S3を画像の保存先として利用します)
上記の方を対象読者として想定しています。
本書に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。したがって、本書を用いた開発、製作、運用は、必ずご自身の責任と判断によって行ってください。これらの情報による開発、製作、運用の結果について、著者はいかなる責任も負いません。
OGPはOpen Graph Protocolの略称です。本書ではOGPを、TwitterやFacebookなどで、Webページのタイトルや画像、説明文などを表示するためのプロトコルと考えます。OGPに沿った設定をすることで、TwitterやFacebookに対象のWebページが投稿されたとき、そのサービスのしくみに従って情報が表示されます。
このOGPをどのように活用するかについて、例を用いて説明します。次の画像は、筆者たちが開発したCALcalo(https://calcalo.com/)1 というWebアプリケーションで作成したページのURLを、Twitterに投稿したツイートの一部キャプチャです。
OGPを設定可能なSNSであれば、OGPアプリケーションで作成した画像などの情報を、コンテンツとして扱えます。たとえばOGPにのっとって画像を設定したWebページのURLをTwitterに投稿すると、前図のように表示されます。そのため、文字だけの情報と比較して、目にとどまりやすくなります。また、ユーザーは投稿時にURLをツイートするだけで良いため、別途画像を添付する必要がありません。