はじめに
第1章 ARCoreをAndroid Studioではじめよう!
第2章 Sceneform
第3章 Augmented Images
第4章 Cloud Anchors
おわりに
著者紹介
本書は普段はAndroidアプリの開発をしている筆者がAndroidでARCoreを導入して開発してみたいという初心者の方向けに、その導入手順の紹介とARCoreでどういったことができるのかなどを解説します。
・AR初心者でARを始めてみたいという方に導入から紹介します
・Unityでの開発方法ではなく、Android Studioでの開発方法を書いています
・Androidアプリ開発を多少経験したことがある人を想定しています
本書に掲載したサンプルのソースコードは次のリポジトリから入手することができます。
本書の内容についてのお問い合わせは次のURLにお願いします。
・https://github.com/eureka-twelve/techbookfest5/issues
本書に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。したがって、本書を用いた開発、製作、運用は、必ずご自身の責任と判断によって行ってください。これらの情報による開発、製作、運用の結果について、著者はいかなる責任も負いません。
本書に記載されている会社名、製品名などは、一般に各社の登録商標または商標、商品名です。会社名、製品名については、本文中では©、®、™マークなどは表示していません。
本書籍は、技術系同人誌即売会「技術書典5」で頒布されたものを底本としています。
ARCoreとは、Googleが提供しているSDKです。AR機能に必須のモーショントラッキングや環境、光の加減など全てサポートしています。このSDKを利用することで、既存のアプリケーションにAR機能を搭載したり、新しいARアプリケーションを構築することができます。
また、Sceneform1ライブラリーを併用することで、Open GL2などの専門的な知識が無くても、比較的手軽に試すことができる点も特徴です。
概要は次の公式ページを参照してください。
ARCoreは、ARCore対応端末一覧3に掲載されている端末のみで動作がが可能です(2018年12月現在)。
ARCore対応端末一覧に記載されていない場合について確認するため、サポートされていない端末でサンプルを動かしてみます。Google公式のCloudAnchorSample4をビルドすると、次のように表示されます。
また、ARCoreがインストールされていない端末の場合、Google PlayからARCoreのインストールを促すダイアログが表示されます。確認を押して、Google Playに遷移すると次のように表示されます。
Googleが発表している動作保証端末以外ではARCoreは動作しません。ARCoreに対応している端末が手元にある前提で、実際に開発の準備を進めます。