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部下の発達特性を活かすマネジメント
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部下の発達特性を活かすマネジメント

発売日: 2025/7/25
EPUBリフロー
ISBN: 9784799331514
全文検索: 非対応
上司も当事者も無理なく働ける!
新しい時代のマネジメントの教科書。


「部下のあの行動、どうすれば理解できる?」
「どうすればもっと能力を発揮してもらえるだろう?」

本書は、ベストセラー『もし部下が発達障害だったら』を全面的に改訂し、事例を多数追加したものです。発達特性を「課題」ではなく「可能性」として捉え、個々の力を最大限に引き出すための具体的なマネジメント術を提案しています。

著者は、精神保健福祉士、公認心理師など複数の専門資格を持ち、長年職場のメンタルヘルス問題に携わってきた佐藤恵美氏 。
本書では、「相手を変えなければ」という従来の視点から脱却し、周囲の関わり方や環境を調整することで、部下が持つ特性を組織の力に変えていくヒントを豊富に提供します。

発達特性への深い理解に基づき、「なぜそうなるのか?」という疑問に答えつつ、職場でのコミュニケーション、業務遂行における具体的な場面で「どうすれば働きやすいのか?」という問いに、著者が実際に現場で培ってきた実践的なTIPSを交えて解説。
部下一人ひとりが持つ輝きを見つけ、それを組織の生産性向上やよりよい職場環境づくりに繋げるための、理論と実践が詰まっています。

この一冊で、部下の働きづらさが解消されるだけでなく、多様な個性が響き合う、活気あるチームを実現するための第一歩を踏み出しましょう。

【目次】
序章 部下に発達特性があると思ったら
特性の可能性について考える
上司としてどうすればいいのか

第1章 「発達特性がある」とは
第2章 発達特性を理解する
第3章 業務を円滑にする具体的な工夫
第4章 事例から学ぶ 職場における発達特性への理解と対応
第5章 職場としてどう向き合うか

目次

はじめに
序章 部下に発達特性があると思ったら
特性の可能性について考える
上司としてどうすればいいのか
第1章 「発達特性がある」とは
「発達特性がある」とは
  • 脳機能の発達のアンバランスから生まれる特徴
  • いわゆる「大人の発達障害」とは
  • スペクトラムという捉え方
発達特性のある人を理解する9つの視点
  • ①「氷山モデル」で捉える
  • ②診断がつけば解決というわけではない
  • ③環境によって特性の現れ方が変わることを理解する
  • ④代償的機能が特性をわかりにくくすることもある
  • ⑤社会における生きにくさの根本
  • ⑥職場での困難さの相互作用(三要素モデル)
  • ⑦心理的安全性が能力発揮の土台になる
  • ⑧攻撃的と誤解されてしまう混乱状態
  • ⑨発達特性のある人のキャリアパス
第2章 発達特性を理解する
自閉スペクトラム症(ASD)の特性
  • ①注意のコントロールの困難さ
  • ②潜在的了解の困難(イマジネーションの障害)
  • ③ワーキングメモリの働きにくさ
  • ④感情のコントロールの困難
  • ⑤実行機能の困難
  • ⑥記憶に関する特性
  • ⑦感覚の過敏/低反応
  • ⑧協調運動機能の困難
注意欠如多動症(AD/HD)の特性
  • ①不注意の特性
  • ②多動―衝動性の特性
第3章 業務を円滑にする具体的な工夫
1 集中して作業に取り組むための工夫
  • ①刺激が少ない環境を整える
  • ②作業を中断されないための工夫
  • ③仕事の進め方を「見える化」する
  • ④時間の使い方の工夫
  • ⑤集中を継続する工夫
2 作業スピードを上げるための工夫
  • ①作業の手順を「見える化」して迷いを減らす
  • ②細部へのこだわりによる遅滞を防ぐ
  • ③視覚情報の扱いやすさを向上させる(パソコン作業の場合)
  • ④集中しやすい環境を整える
3 マルチタスクが苦手な人のための「タスク切り替え」の工夫
  • ①「同時にやる」ではなく「切り替えを工夫する」
  • ②「見える化」でタスクを整理し、混乱を防ぐ
4 指示を理解しやすくするための工夫
  • ①指示・依頼のルートを一本化する
  • ②指示は「抽象的・あいまい」ではなく「具体的・明確」に
  • ③「今、何をすればいいか」がわかるようにする
  • ④業務の全体像や見通しを共有する
  • ⑤迷ったときに安心して相談できる体制をつくる
5 勤怠が安定しにくいときの工夫
  • ①勤怠ルールをあらためて確認しておく
  • ②睡眠リズムを整える
  • ③朝の準備をスムーズにする
  • ④通勤の負担を軽くする
  • ⑤メンタルの変化に気づき、対処する
6 抜け漏れやミスを防ぐための工夫
  • ①予定を「記憶に頼らず管理」する
  • ②リマインドを「他者にもお願い」する
  • ③誤字脱字や記載ミスを防ぐ
  • ④忘れ物対策の仕組みをつくる
  • ⑤頭の中の「抜け」や「思い違い」を整理する
7 報告・連絡・相談をしやすくする工夫
  • ①状況判断をサポートする工夫
  • ②本人がアラートを出しやすくする工夫
  • ③安心して相談できる関係性を築く
8 対人関係をスムーズにする工夫
  • ①会話がスムーズになる「マイルール」を持つ
  • ②一貫した友好的な態度を実践してみる
  • ③話しにくいとき・うまく言えなかったときの「つなぎ言葉」を準備する
  • ④言葉づかいや態度のパターンを持っておく
  • ⑤周囲の人に配慮してもらえると助かること
9 特性に合った業務の組み立て方
  • 自閉スペクトラム症(ASD)の傾向がある人の場合
  • ①業務の組み立て方の工夫
  • ②発揮されやすい力
  • ③向いている業務の例
  • ④苦手になりやすい業務や環境の特徴
  • 注意欠如多動症(AD/HD)の傾向がある人の場合
  • ①業務の組み立て方の工夫
  • ②発揮されやすい力
  • ③向いている業務の例
  • ④注意が必要な業務や環境の例
10 学習スタイルを踏まえた伝え方・支援の大切さ
  • ①学習スタイルの種類(例)
  • ②学習スタイルを理解した指導の視点
  • ③実務で活かすために
第4章 事例から学ぶ 職場における発達特性への理解と対応
1 基本的な勤務態度に関する問題
  • ①「プチ遅刻」が頻繁になってしまう
  • ②業務中や会議中に居眠りをしてしまう
  • ③昼休みや休憩を取らない/離席が多い
  • ④整理整頓が苦手
  • ⑤暗黙のルールがわかりにくい
2 コミュニケーションに関する困りごと
  • ⑥挨拶が苦手
  • ⑦意図せず相手を怒らせてしまう
  • ⑧自分の意見を変えられない/一方的な主張になってしまう
  • ⑨場にそぐわない発言をしてしまうことがある
  • ⑩他者を攻撃しているように見える言動がある
  • ⑪報告・連絡・相談が苦手
  • ⑫説明がわかりにくくなってしまうことがある
  • ⑬冗談や軽口、社交辞令をそのまま受け取ってしまう
  • ⑭注意や助言が伝わりにくいことがある
3 業務を進める上でのつまずき
  • ⑮指示とズレが生じることがある
  • ⑯「好きな仕事しかやらない」ように見えてしまう
  • ⑰作業が遅くなり、納期に間に合わないことがある
  • ⑱急な予定の変更や突発業務に対応しにくい
  • ⑲優先順位をつけにくい/ 複数の業務を並行して進めるのが苦手
  • ⑳調整業務に苦手さを感じやすい
  • ㉑計画的に物事を進めることが難しい
  • ㉒メモや議事録を取るのが苦手
  • ㉓電話対応が難しい
  • ㉔一通り教わっても、自立して動けないことがある
  • ㉕その場で即断・即答したり、臨機応変に動くことが苦手
第5章 職場としてどう向き合うか
知っておきたい「合理的配慮」とは
うつ病などの二次障害にも留意する
受診・診断は必要か?
特性について本人とどのように話をしていくか
本人の自己理解と他者への説明が大切
カギは継続的なマネジメント
一律管理型マネジメントからパーソナライズド・マネジメントへ
おわりに
参考文献

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