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細谷建治児童文学論集 II――町かどをまがるとゴジラがいる
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細谷建治児童文学論集 II――町かどをまがるとゴジラがいる

発売日 : 2019年10月21日
ISBN : 9784867763056
全文検索 : 非対応
児童文学批評を通じて「子ども」と「文学」の関係を問い続けてきた著者の、50年に渡り発表してきた論文をまとめた待望の論集全3巻。
第2巻では、宮澤賢治「雪渡り」、巌谷小波「小波お伽噺」などの近代の作品に加えて、新冬二『すてきなすてきなキー子』、小沢正『砂のあした』、砂田弘『東京のサンタクロース』、斎藤隆介「ベロ出しチョンマ」、今江祥智『山のむこうは青い海だった』、上野瞭『ちょんまげ手まり歌』、古田足日『宿題ひきうけ株式会社』、佐野美津男『にいちゃん根性』、山中恒『ぼくがぼくであること』などの1960年代の作品を詳論。また、1980年代の飯田栄彦『昔、そこに森があった』、岡田淳『扉のむこうの物語』、新冬二『今夜はパーティー』、日比茂樹『東京どまん中セピア色』、那須正幹『ぼくらは海へ』などを取り上げて評論。ほかに、岡田淳、日比茂樹、新冬二、伊沢由美子らの作家論を収載。
(本書は2019/10/21にてらいんくより刊行された書籍を電子化したものです)

目次

町かどをまがるとゴジラがいる
むかし、そこに木があった
雲は流れる、迷路はめぐる
子どもたちは都市の暗がりの中で犯罪に憧れている
ある日、ぼくらは笑いの渦の中をひた走る
なぜ遠山の金さんは桜吹雪を見せるのか
なぜ人は山のむこうに幸せを求めたがるのか
ぼくらは、どこへ
ふたたび、ぼくらは、どこへ
ぼくは、どこへ
ふたたび、ぼくは、どこへ
海のイメージ
異質のイメージ。あるいは誤読への誘い
日常の中の異形。あるいは岡田淳論
《苦》と《楽》のアイデンティティ。あるいは日比茂樹論
イメージの手品師
著者による覚書
批評の季節に

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