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核エネルギーの時代を拓いた10人の科学者たち
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核エネルギーの時代を拓いた10人の科学者たち

発売日 : 2020年6月25日
ISBN : 9784867761939
全文検索 : 非対応
核分裂の発見者であるオットー・ハーンと、その理論的基礎を与えたアインシュタインをとりまいた10人の科学者の足跡をたどり、彼らが何をしようとしたのか、何を発見したのかについて、わかりやすく解説!
核エネルギーや放射線はこれまで、エネルギー源としてだけではなく、レントゲン、CTスキャン、放射線治療などの医療分野、タンパク質、DNAなどの構造を調べる生命科学分野、先端材料の分析や構造解析などの物質科学分野などで大いに役立ってきました。さらに、新しい安全な核エネルギー利用、放射性廃棄物の無害化、制御された放射線の利用など、様々な研究開発も欠かすことはできません。しかし、あまりにも早く発見されすぎた核分裂という現象は、不幸にも戦争と急激なエネルギー開発の波に翻弄され、様々な問題も引き起こしてきました。それでも、一度発見されてしまった現象を人類は放棄することができません。

現代物理化学の「核」とも言えるこの分野に、今後も若い研究者がどんどん輩出されることを願うばかりです。
(本書は2020/6/25にプレジデント社より刊行された書籍を電子化したものです)

目次

はじめに
第1章 マックス・プランク (1858-1947) ─量子の世界を切り拓いたパイオニア─
第2章 アーネスト・ラザフォード (1871-1937) ─元素が変換することを発見した巨人─
第3章 リーゼ・マイトナー (1878-1968) ─核分裂を理論的に証明した女性科学者─
第4章 ジェームズ・フランク (1882-1964) ─戦争に翻弄された原子物理学者─
第5章 ニールス・ボーア (1885-1962) ─原子模型を提案したデンマークの偉人─
第6章 レオ・シラード (1889-1964) ─原子炉のアイディアで特許を取得したエンジニア─
第7章 アーサー・コンプトン (1892-1962) ─原爆製造に手を貸してしまった物理学者─
第8章 エンリコ・フェルミ (1901-1954) ─物理のあらゆる分野で名を残したイタリアの天才─
第9章 ヴェルナー・ハイゼルベルク (1901-1976) ─天才物理学者とナチの支援者、その不確定性なる人生─
第10章 ロバート・オッペンハイマー (1904-1967) ─「原子爆弾の父」という汚名を着せられた不運の科学者─
おわりに
参考文献

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