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論語と算盤
ディスカヴァー・トゥエンティワン
渋沢栄一 (著)
発売日 : 1992年4月1日
ISBN : 9784804750217
全文検索 : 非対応
渋沢栄一の基本理念「道徳経済合一説」、すなわち"片手に論語、片手に算盤"とする理念は、多くの経済人、経営者の指針となってきた。経済大国となり、各国から日本の思いあがりを指摘される今、原点に還り、〈日本と日本人〉を再考するための必読の名著。
(※本書は1992/4/1に発売し、2022/6/9に電子化をいたしました)
目次
1階層
2階層
全展開
処世と信条
論語と算盤とは、はなはだ遠くしてはなはだ近いもの
士魂商才
天は人を罰せず
人物の観察法
論語は万人共通の実用的教訓
時期を待つの要あり
人は平等なるべし
争いの可否
大丈夫の試金石
蟹穴主義が肝要
得意時代と失意時代
立志と学問
精神老衰の予防法
現在に働け
大正維新の覚悟
秀吉の長所と短所
自ら箸を取れ
大立志と小立志との調和
君子の争いたれ
社会と学問との関係
勇猛心の養成法
一生涯に歩むべき道
常識と習慣
常識とはいかなるものか
口は禍福の門なり
悪にくんでその美を知れ
習慣の感染性と伝播力
偉き人と完まったき人
親切らしき不親切
何をか真才真智という
動機と結果
人生は努力にあり
正につき邪に遠ざかるの道
仁義と富貴
真正の利殖法
効力の有無はその人にあり
孔夫子の貨殖富貴観
防貧の第一要義
罪は金銭にあらず
金力悪用の実例
義理合一の信念を確立せよ
富豪と徳義上の義務
よく集めよく散ぜよ
理想と迷信
道理ある希望を持て
この熱誠を要す
道徳は進化すべきか
かくの如き矛盾を根絶すべし
人生観の両面
これは果して絶望か
日新なるを要す
修験者の失敗
真正なる文明
発展の一大要素
廓清かくせいの急務なる所以
人格と修養
楽翁公の幼時
人格の標準はいかん
誤解され易き元気
二宮尊徳と西郷隆盛
修養は理論ではない
平生の心がけが大切
すべからくその原因を究むべし
東照公の修養
誤解されたる修養説を駁ばくす
権威ある人格養成法
商業に国境なし
算盤と権利
仁にあたっては師に譲らず
金門公園の掛札
ただ王道あるのみ
競争の善意と悪意
合理的の経営
実業と士道
武士道は即ち実業道なり
文明人の貪戻どんれい
相愛忠恕ちゅうじょの道を以て交わるべし
天然の抵抗を征服せよ
模倣時代に別れよ
ここにも能率増進法あり
果して誰の責任ぞ
功利学の弊を芟除すべし
かくの如き誤解あり
教育と情誼
孝は強しうべきものに非ず
現代教育の得失
偉人とその母
その罪果していずれにありや
理論より実際
孝らしからぬ孝
人物過剰の一大原因
成敗と運命
それただ忠恕のみ
失敗らしき成功
人事を尽して天命を待て
湖畔の感慨
順逆の二境はいずれより来たるか
細心にして大胆なれ
成敗は身に残る糟粕そうはく
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