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つながりあういのち
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つながりあういのち

発売日 : 2012年4月10日
想定ページ数 : 224ページ
ISBN : 9784799311516
全文検索 : 非対応
「わくわく動物ランド」「どうぶつ奇想天外!」など、テレビ番組で動物たちの生き生きとした姿を紹介してきた千石正一。自らがガンにかかったことを知り、間近に迫った死期と真っ正面から向き合うことで、あらためて、生きとし生けるものの愛おしさを語る。
「俺は、自分がガンで死ぬのは、個体としての死だから『しょうがねぇなぁ』と思っている」しかし、「他の生き物が意味もなく絶滅してしまったり、人間のエゴで地球そのものが死んでしまうような事態には、がまんがならないんだ」と話す千石先生。
起き上がることも難しい闘病中のベッドのなかから、「生命があることの奇跡」を、その生命を育む「かけがえのない地球の大切さ」を、次世代に伝えたいという、執念にも似た思いが伝わる。2012年2月、逝去、遺作となった1冊。

目次

はじめに
第一章 爬虫類研究者・千石正一が出来るまで
子どもの頃から「生き物オタク」
ジムグリとの運命の出会い
密かな恩人 コジマくんのお父さん
「体育」の時間は「生物」の時間
舌が覚えてる家族とのつながり
「昆虫は、かなわねぇ!」
爬虫類よ、俺が味方になってやる!
大発見? 爬虫類は変温動物ではなかった!?
「研究」とは、こういうことか!
クモか? 両生類か? いや、爬虫類をやろう!
専門書は高い! バイトの日々は続く
ヨコハマ中華街で「味覚 磨き」
高田爬虫類飼育芸術研究所
『爬虫類展』が『奇ッ怪動物展』に?
第二章 「千石センセイ」の誕生
爬虫類、アイドルになる!
カエルがハエを食べてくれない!
カメレオンの眼は魔法の眼
まさか自分がテレビに出るとは……
お茶の間の動物意識が変わってきた
第三章 「食べ物」とは「生き物」のことだ
食といのちはつながっている「ダイドコロジー」のススメ
動物に学ぶ「正しい食べ方」の作法
ウサギとカメでは、カメの勝ち?
食は「アート」なのだ!
虫とはなんとうまい物か
第四章 千石式 地球とつながる生き方
生き物はみんな一緒、先入観なんか捨てちまえ
面白がる気持ちは伝染する
続けているうちに、何かが生まれるものさ
見えない物だって見えてくる
先人に学び、次世代に伝えてゆくべきこと
とにかく、現場。行ってみなけりゃ始まらない
「役に立つ」ってなんだってんだ?
文化を伝える「ミーム」
死骸ひとつから生き物の世界が見えてくる
第五章 「いのち」、そして「死」について思う
「死」との対面
病気との上手なつき合い方
生き物は、みんな美しく生きている
もう一度、「ミーム」の話をしよう
動物が教えてくれる、地球の異変
生き物は本来あるべき場所で生きるべき
付録:千葉県立船橋高等学校創立九十周年記念講演より
食べて、歌って、恋をして
さいごに

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