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統計学再入門 科学哲学から探る統計思考の原点
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統計学再入門 科学哲学から探る統計思考の原点

発売日 : 2024年9月18日
ISBN : 9784764907072
全文検索 : 非対応
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本書では統計学の解析法を使って結論を引き出した後についてくる、「後ろめたさ」や「モヤモヤ感」が何に起因するのか、その要因を探っていく。「科学哲学」を使うことで、統計解析ソフトのブラックボックス化した中身について数式を極力使わずに詳述。統計学の背後にある思考の枠組みまで掘り下げ、より深く統計学を理解することを可能にしている。統計的な仮説検定まで学んできた読者の学び直し、そして統計を使い始めた初学者にとっても理解力の向上につながる充実の一冊。
【目次】
1 統計学を使うときに抱く後ろめたさ:帰納推論
2 帰納がもたらす後ろめたさへの対応策
3 統計思考にまつわるモヤモヤ感:誤差論的思考と集団的思考
4 帰無仮説有意性検定を使うときに抱くモヤモヤ感:有意性検定と仮説検定

目次

表紙
刊行の辞
まえがき
目次
1 統計学を使うときに抱く後ろめたさ:帰納推論
1.1 統計学的推論の中核は帰納
  • 1.1.1 演繹推論と帰納推論
  • 1.1.2 科学における演繹推論
  • 1.1.3 統計学の始まりは一般化と予測
  • 1.1.4 統計学的推論の中核は帰納
1.2 帰納の諸問題
  • 1.2.1 帰納の問題:ヒュームの懐疑
  • 1.2.2 帰納の新しい謎:グルーのパラドックス
2 帰納がもたらす後ろめたさへの対応策
2.1 ポパーの反証主義による対応策
  • 2.1.1 反証と検証の非対称性
  • 2.1.2 ポパーの反証主義
  • 2.1.3 反証可能性の基準を使ってみる
2.2 ベイズ主義による対応策
  • 2.2.1 ベイズの定理とベイズ主義
  • 2.2.2 ベイズの論文をひも解く
  • 2.2.3 ヒュームの懐疑へのベイズ主義的対応策
3 統計思考にまつわるモヤモヤ感:誤差論的思考と集団的思考
3.1 アリストテレスの自然状態モデル
3.2 誤差論的思考
  • 3.2.1 ガウスの功績
  • 3.2.2 ガウス–ラプラスの統合
  • 3.2.3 ケトレーによる誤差分布の社会現象への援用
3.3 集団的思考
  • 3.3.1 ダーウィンの変異モデル
  • 3.3.2 集団的思考
  • 3.3.3 正規分布から歪んだ分布,そして標本と母集団の区別へ
4 帰無仮説有意性検定を使うときに抱くモヤモヤ感:有意性検定と仮説検定
4.1 検定理論の繰り返される誤解と誤用
  • 4.1.1 超能力の実験結果が学会誌に掲載される
  • 4.1.2 再現性の問題
  • 4.1.3 誤解・誤用を招く犯人は誰だ
4.2 フィッシャー流の有意性検定
  • 4.2.1 p値
  • 4.2.2 帰無仮説
  • 4.2.3 設ける仮説は1つだけ
  • 4.2.4 フィッシャーが有意水準を0.05とした背景
  • 4.2.5 ランダム化
  • 4.2.6 フィッシャーの有意水準の考え方の変化
4.3 ネイマン–ピアソン流の仮説検定
  • 4.3.1 仮説の採択も認める
  • 4.3.2 保留という第三の選択肢
  • 4.3.3 対立仮説の導入
  • 4.3.4 2種類の過誤
  • 4.3.5 帰無仮説の棄却は対立仮説の採択と同じだろうか
  • 4.3.6 なぜ第I種の過誤は第II種の過誤よりも重大なのか
  • 4.3.7 ネイマン–ピアソンの補題
  • 4.3.8 ネイマン–ピアソン流の仮説検定
4.4 フィッシャー流の有意性検定とネイマン–ピアソン流の仮説検定の違い
  • 4.4.1 検定についての考え方
  • 4.4.2 仮説についての判断
  • 4.4.3 対立仮説の設定
  • 4.4.4 母集団からの抽出についての考え方
  • 4.4.5 有意水準の解釈
  • 4.4.6 フィッシャー,ネイマン,ピアソンの科学哲学の違い
  • 4.4.7 混成理論
あとがき
参考文献
索 引
著者紹介
奥付
お断り

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