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スーパープログラマーに学ぶ 最強シンプル思考術
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スーパープログラマーに学ぶ 最強シンプル思考術

発売日 : 2016年5月15日
想定ページ数 : 128ページ
ISBN : 9784799318720
全文検索 : 非対応
次のような願いはありませんか?
● ものごとを深く理解したい
● 分かりやすくものごとを伝えたい
● 新たな発想を得たい
一見するとこれらの願いはバラバラに見えます。このような願いをまとめて解決できる方法があればいいのにと思いませんか?
実はあるんです。それは「シンプルに考える」ことです。それでは、「シンプルに考える」とはどういうことでしょうか?
その答えは、今世紀活躍しているプログラマーたちの考え方にありました。そして、彼らの考え方を応用することでそれらの願いが叶うのです。

プログラマーはパソコンの画面に向かってひたすらキーボードを使ってコード(命令文)を打っているというイメージを持っているかもしれません。しかし、それだけではありません。
建築家が家を建てる前に設計図を描くように、プログラマーもプログラムを開発する前に設計図を作ります。家がドア、柱、窓など色々な部品からできているように、プログラムも色々な部品から構成されています。
 プログラマーはめんどうくさがりです。そのため、無駄な作業を嫌います。行き当たりばったりでプログラムを作ると最終的につじつまが合わなくなり、結局無駄な作業が発生してしまいます。そこで、事前にさまざまな部品をどう作り、どう配置するかを考え、無駄なく作業できるようにするのです。

 そのときに使うのがモデルです。モデルと聞くと、ファッションモデルやビジネスモデルなどが想像されるかもしれません。しかし、プログラマーたちが使うモデルはそれらとは異なります。「さまざまなルールに則った、プログラマー同士が分かり合うための共通言語」です。
プログラマーが使うモデルは複雑で、多くの人にとって扱うのが難しいものとなっています。しかし、プログラマーの考え方を知ることができれば、それだけでも多くのメリットを得ることができます。
そこで、プログラマーが使うモデルのエッセンスを抽出して、一般的に使えるようにした最強のシンプルな思考術がモデルベース思考です。
本書では、そのモデルベース思考の基本となるモデルに関する基礎知識、モデルの作り方、モデルの活用方法をご紹介していきます。そして、最終的にはみなさんの仕事や生活に応用してもらうことを目指します。(「はじめに」より)

目次

はじめに
■ プログラマーはものごとをシンプルに考える
■ モデルとは何か
■ モデルで複雑なものごとを理解する
■ モデルを使って発想する
■ この本の構成
第1章 モデルって何だろう?
プログラマーはシンプルに考える
  • ■ モデルとは?
モデルとは型である
  • ■ 序論・本論・結論
  • ■ 起承転結
  • ■ 人体模型
  • ■ 路線図
  • ■ ビジネスモデル
モデルベース思考におけるモデル
第2章 モデルの作り方
ものごとをシンプルにしていく
  • ■ モデルを作るとは考えること
  • ■ 画才がなくても大丈夫
モデルの基本構造とは?
  • ■ モデルは「要素と要素の関係」を示したもの
  • ■ なにごとも突き詰めれば四角と線
目的を明確にし、視点を定める
  • ■ 目的・視点を変えて書籍をモデル化する
要素を書き出す
  • ■ 重要なものを要素にする
  • ■ 要素は名詞で書く
  • ■ 「売上高と5つの利益」から要素を抜き出す
関係を明らかにする
  • ■ 要素と要素の関係をひとつひとつ見ていく
  • ■ 要素と要素の関係を考え続ける
配置を整える
  • ■ 同じグループの要素は揃えて配置する
  • ■ 左から右、上から下に読めるように配置する
COLUMN UMLとモデルベース思考
COLUMN 四角と線だけだと味気ない!?
第3章 モデルを使うメリット
モデルにはメリットがたくさん
  • ■ 情報のアウトプットが促される
  • ■ 対象についての理解が深まる
図解化のメリットを受けられる
全体像をつかむことができる
  • ■ モデルは要素とその関係を視覚的に示す
  • ■ モデルは時間変化する現象も表現できる
論理的に考えることができる
  • ■ 漏れなく、重なりなく考えられる
  • ■ 論理の飛躍に気付ける
発想を広げることができる
  • ■ 類推して連想する
  • ■ 構造を崩して発想を促す
第4章 よりよいモデルを作るには?
イマイチなモデルに共通する4つの特徴
よいモデルの特徴
目的・視点を定めるときのポイント
  • ■ 自分の立場を確認する
  • ■ 何のためにモデル化するのかを一言で表してみる
  • ■ 目的・視点はモデルを作りながら定まっていく
必要な要素を過不足なく網羅するテクニック
  • ■ ひとつずつ要素を削除してみる
  • ■ 不足している要素は発散思考で探し出す
モデルの抽象度を調整する方法
  • ■ 抽象化と具体化を理解する
  • ■ 抽象的・具体的になりすぎないようにする
  • ■ 他人に伝わるかで適切な抽象度か確認する
COLUMN 具体化と抽象化のトレーニング
関係を適切に表現するコツ
  • ■ チェックポイント1:関係に抜け漏れはないか
  • ■ チェックポイント2:文章として成立するか
第5章 身近なもののモデルを作る
さるも木から落ちる
  • ■ 要素を書き出して関係を明らかにする
  • ■ 本質は抽象化したときに現れる
  • ■ 目的を定めて再度挑戦
  • ■ 「さる」も「木から落ちる」
  • ■ 具体モデルと抽象モデル
  • ■ 抽象モデルに別の具体例を当てはめてみる
ついた餅より心持ち
  • ■ 字面通りのモデル
  • ■ 心持ちをモデルに組み込む
  • ■ 抽象化して広く使えるモデルを作る
  • ■ 抽象モデルを別の場面・文脈で具体化する
コンコルドの誤り
  • ■ コンコルドの誤りを抽象化する
  • ■ コンコルドの誤りを身近な例で具体化する
第6章 モデルを使い倒す方法
モデルベース思考の世界
  • ■ 視点・目的とモデルの関係
  • ■ 具体モデルと抽象モデルの関係
  • ■ 抽象化と具体化
  • ■ モデルと抽象度
COLUMN モデルと図解の関係
COLUMN 体験のモデル化によって暗黙知を形式知に変えられる!
第7章 モデルをビジネスに活かす
他の業界からアイデアを持ってくる方法
  • ■ 野菜をどのように並べるか
  • ■ 八百屋をモデル化する
  • ■ 他業界の事例に学ぶ
  • ■ 他業界の事例を抽象化する
  • ■ 他業界のモデルを具体化する
ビジネスモデルを見抜き、応用する方法
  • ■ 相席居酒屋を分析する
  • ■ モデルの要素と関係を細かくチェック
  • ■ 「相席」をモデル化する
  • ■ 別の事例に応用する
  • ■ 相席居酒屋からネットゲームビジネスを発想
あとがき
■ モデルベース思考は幅広く使える
■ 仲間とともにモデルベースで思考する
■ お読みいただいたみなさまへのお礼
■ ご協力いただいた方々へのお礼

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