セール中 カテゴリ一覧 著者一覧
研究者、経営者になる。 がん新薬にかけるベンチャーの挑戦
0件
1,760円(税込)
獲得ポイント: 18pt
通常:
18pt

研究者、経営者になる。 がん新薬にかけるベンチャーの挑戦

発売日 : 2025年6月20日
ISBN : 9784910286525
全文検索 : 非対応
世界を変えるのは、
研究者たちの勇気ある一歩だ。

研究者のキャリアパスに、起業という選択肢を。


本書は、日本の創薬ベンチャー界に新風を吹き込んだ一人の研究者の軌跡を綴ったビジネスドキュメントです。国内大手製薬企業でのキャリアから一転、組織再編を機に自らの創薬ベンチャーを立ち上げるまでの決断と、その後の挑戦の日々を描いています。

・研究者から経営者への転身
・理想と現実の狭間での葛藤
・資金調達から人材確保
・上場への挑戦とその挫折
・そして、再起から現在まで

それらをリアルに伝えると同時に、
日本におけるバイオベンチャーの将来性や可能性についても伝えています。

製薬業界に身を置く人にとって、
現在業界内で起こっている世界的な構造的変化は
自身のキャリアを考えるターニングポイントになっています。
その選択肢のひとつとして、
ぜひ起業を考えてみてほしいという願いがこもった1冊です。

【目次】
第1章 権威嫌いが東大のドクターコースへ 転機となった結婚
第2章 研究者としてのキャリア
第3章 起業という選択
第4章 最初のゴールは上場 ヨチヨチ歩きからはじまった今

目次

はじめに
第1章 「権威嫌い」が東大のドクターコースへ 転機となった結婚
「権威が嫌い」「考えるのが好き」 そんな性格が導いた大阪大学進学
触れたかったのは最先端 後に役立った有機合成
「霞を食って生きろ」 ――東京大学の院で出会ったカリスマ教授
博士課程の最中に結婚 武田薬品に就職
コラム1 世界の製薬会社と創薬ベンチャー
第2章 研究者としてのキャリア
大学での学びを活かして HIV(エイズ)治療薬の研究部門に
一度だけ考えた転職
「三宅を降ろせ!」 武田薬品復帰後の経験
「ご褒美」でサンフランシスコに1年
高速道路で車が大破 トラブルは自己責任の国
帰国直後に再び渡米 サンディエゴでプロジェクトリーダーに
研究からマネジメントへ 見いだした新たな喜び
サンディエゴで学んだ「シンプル&スピーディー」
この国ではトップになれない ひと区切りついたところで帰国を決断
身につけた和魂洋才 アメリカ流の主張と日本の職人技
ミレニアム社は「黒船」だった 急変した武田薬品で国内がん研究のトップに
「なんでできない?」 焦燥に駆られた日々
日本の研究所閉鎖はおかしい! アメリカ人上司との大喧嘩
喧嘩上等! 「主張」がもたらした記憶と絆
「60名の部下を守れなかった」 今も残る慚愧の念
コラム2 日本の製薬会社と創薬ベンチャー
第3章 起業という選択
もうここにはいられない ――押されて飛んだペンギン
ダメならアメリカ グローバルに考えると不安は減った
反対に遭い合流できなかった研究員も ――家族と起業
来る者は拒まず 専門家は一本釣りで人集め
超多忙 不安を感じる暇もない日々
まずは事業計画 頼りになったアメリカ人アドバイザー
資金計画のリアル
コラム3 日本の創薬ベンチャーのこれまでの歩み
第4章 最初のゴールは上場 ヨチヨチ歩きから始まった今
初出社! 場所は同じ、入館カードは別
起業から8年 まだまだ中学2年生
会社の名前を決める 投票で決まった社名の意味
人、お金、場所 ――必要な資源の推移
パイプラインは4つ持ち出し
ホワイトスペースの抗がん薬で勝負
研究員の「持っていきたい!」で 持ち出した2号パイプライン
「できる!」は経験値から マウス全滅でも「犬はどうだ?」
「そんなアグレッシブな計画無理!」で感じた 生き残りの可能性
2回目で30億円 ようやく軌道に乗った矢先に社内で問題発生
経営戦略における「魅せること」の大切さ
人と組織の変遷を実感 ベンチャーはあっという間に育つ
上場に向けて「蓋然性」を整える
「社長が実務」はダメ 上場に向けて体制を整える
「まさか!」 市況の急変で上場を延期
捲土重来 二度目のチャレンジで上場成功
大切なのは研究者ではなく 経営者としての情報発信だった
意識し始めた自身の特性と成長
人を育てるのは苦手 必要なのは育成が得意な人
カーブアウトから7年大事にしている自分の時間
目指すは薬事承認 5年後・10年後の展望
後に続く人たちへ ~危ぶむなかれ行けばわかるさ
コラム4 抗がん剤の成功確率
おわりに

ユーザーレビュー

レビューがありません
書籍をシェアする