Amazon Web Servicesコスト最適化入門 マルチアカウント編
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本書は、前著「Amazon Web Servicesコスト最適化入門」の続編として、マルチアカウントにおけるコスト最適化や可視化・分析について紹介した書籍です。
2016年にAWS Organizationsが発表されてからここ数年で、目的に特化したAWSアカウントに分けるマルチアカウント戦略が主流になってきました。請求関連に関しては昔と今で大きく変わっていませんが、今後のマルチアカウント化においてコストや予算管理の重要性が高まってきています。
AWS Cost Explorer、AWS Cost and Usage Report、AWS Budgetsは、個々のAWSアカウントにおいても十分な機能を果たしますが、マルチアカウント構成ではより強力に機能します。また本書では、前著の出版後に発表されたコスト異常検出、AWS Budgets Actionsについても紹介しています。これらの機能を使いこなすことでコストの無駄な出費を押さえることができるでしょう。また、AWS請求書やビリングサービスに出てくる「ブレンド」「ブレンドレート」という謎キーワードについてもしっかり解説しています。
■ 本の構成
第1章 AWS Organizations
・ 一括請求のメリット
・ ブレンドコスト、非ブレンドコスト
第2章 AWS Cost Explorer
・ AWS Cost Anomaly Detection(コスト異常検出)
第3章 AWS Cost and Usage Report
・ メンバーアカウントへの共有方法
第4章 AWS Budgets
・ AWS Budgets Actions
・ 新料金体系
第5章 NAT Gateway
・ VPCフローログを使用したコスト分析方法
・ NAT Gatewayのコスト最適化ポイント
■ 対象読者
・マルチアカウントにおけるコスト最適化のノウハウを知りたい方
・個々のアカウントでコスト最適化はやっている方だけど、組織全体ではよくわからない方
・最近発表されたコスト関連の機能について知りたい方
・請求書に記載されている「ブレンド」「ブレンドレート」を説明できない方