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シモーヌ・ヴェイユ まっすぐに生きる勇気
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シモーヌ・ヴェイユ まっすぐに生きる勇気

発売日: 2025/8/22
EPUBリフロー
ISBN: 9784799332016
全文検索: 非対応
信念に従い、行動し続けた哲学者に学ぶ 困難を乗り越える力

20世紀で最も偉大な思想家の一人、シモーヌ・ヴェイユ。
その言葉が、今あなたの生きる力になる。


自ら工場で働き、スペイン内戦に兵士として参加するなど、その思想を実践と行動で貫いた女性、シモーヌ・ヴェイユ。
本書は、彼女の強さと純粋さ、そして現代にも通じる普遍的な言葉を、気鋭の研究者・鈴木順子氏が紹介する一冊です 。


「エッセンシャルシリーズ」に、待望の思想家が登場。

「自分の気持ちに正直に生きたいけれど、できていない…」と感じている人へ。
「ヴェイユの思想に興味はあるが、著作が難しそうで敬遠していた」という人へ 。

本書は、そんなあなたのために、ヴェイユの言葉を生き方の指針として読み解きます。

不確実な時代だからこそ、彼女の言葉は、私たちが本当に大切にすべきものは何かを教えてくれるでしょう。

【目次】
I人生について
II愛について
III不幸と苦しみについて
IV権利と義務について
V力と自由について
VI国家と歴史について
VII革命と戦争について
VIII社会と政治について
IX教育について
X知について
XI美について
XII宗教について
XIII神について
XIV歓びについて
XV人間について
XVI死について

目次

はじめに
I 人生について
001 真理の王国に近づくことができるか
002 どのような人間でも真理に到達できる
003 純粋さという考え
004 反抗する者は孤立している
005 強く、純粋で、勇敢、かつ寛大
006 自分の人生を生き切る
007 自分に嘘をつかず注意をそそぐこと
008 純金の預かり物
009 たった一つの人生
010 お母さんのような人が自分の母親でよかった
II 愛について
011 隣人愛とは
012 注意力と愛の精神を目覚めさせる
013 愛とは
014 美とは、変えたいと望むことができないもの
015 愛は、支配か隷従、もしくはそれら両方
016 愛には危険がある
017 負い目をゆるす
018 他者が存在することを受け入れる
019 限界を越えると愛は憎しみに変わる
020 私たちは人を食べ物として愛している 1
021 私たちは人を食べ物として愛している 2
022 愛の矛盾
III 不幸と苦しみについて
023 社会的人格を失う不幸
024 労働者の身も心も傷つけるもの
025 疲労は思考をうばう
026 奴隷の精神状態
027 社会的失墜という不幸
028 不幸な人間が言葉を用いる能力を失う
029 雇用主は不幸な人々を好む
030 労働者は交換可能な部品
031 奴隷のしるし
032 不幸を言葉にすることの困難
033 労働者の境遇は賃金だけでは表せない
IV 権利と義務について
034 権利より義務が先に立つ
035 一個人としての人間には義務しかない
036 権利の成就は他者による
037 人間に対する永遠の義務
038 ひとつの必要にひとつの義務
039 権利の主張の背後にある力
040 権利とは、人を使用する権利だった
V 力と自由について
041 力は人を「もの」にする
042 終わりなき権力への競争
043 ローマは物質主義的巨獣、イスラエルは宗教的巨獣
044 巨獣は神の代用品
045 イスラエルという巨獣
046 集団は意見を強制する
047 私たちは全体主義を渇望しながら嫌悪する
VI 国家と歴史について
048 どの国家も唯一無二の存在
049 歴史におけるわずかな純粋さ
050 消え失せた過去の部分への愛
051 根をもつこと
052 人間の魂は自然な環境に根づく
053 労働者が根を失うこと 1
054 労働者が根を失うこと 2
055 国家は博愛の対象になりえない
056 根をもつことと社会的なものは別
057 祖国愛とは
058 霊的なものにふれてはじめて社会的なものを超える
VII 革命と戦争について
059 社会主義は到来するか
060 革命という言葉
061 力によって汚される
062 共産主義はアヘン
063 社会主義唯一の希望
064 ロシア革命の歴史の教訓
VIII 社会と政治について
065 さげすまれた人々への共感
066 工場内の冷酷さを反映する関係
067 抑圧によって生じるのは反抗ではなく服従
068 議会制民主主義の虚しさ
069 だれにも嘘をつかない政治
070 個人の改革を通じて社会の改革をすることはできない 1
071 個人の改革を通じて社会の改革をすることはできない 2
072 嘘をつかない義務 1
073 嘘をつかない義務 2
074 言葉をあやつる者が物をあつかう者を支配する
075 人間の悲惨に気づくことはむずかしい
076 すべての人を自分と平等な存在とみなす
077 他者は自分が読み取るものとは違う
078 正義と愛を同一視する
079 正義の転倒
080 真の社会的均衡
IX 教育について
081 教育とは原動力を育てること
082 大衆教育の正体
083 労働者には言葉をあやつる能力を
084 一年間で期待できるのは文章力
085 平等は具体的なものとなる
086 学業は注意をきたえる鍛錬
087 学校の目的は注意力の養成
088 注意をひとつの問題に貼りつけない
089 注意は意志ではなく願望に結びつく
090 実在をとらえるのは注意
091 知性は歓びの中でしか育たない
092 直観の能力を鍛える
093 注意深く見続ける 1
094 注意深く見続ける 2
095 注意の充実という高い境地
096 注意は祈りに等しい
X 知について
097 知性ほど真の謙虚さに近いものはない
098 哲学は進歩をうけつけない
099 現代科学の目的
100 幾何と代数
101 「幾何学者でなければ、ここに入ってはならない」
102 科学、芸術、宗教は一つ
103 数学は魂を浄化する
104 ギリシア科学の目的は宇宙をひとつの芸術作品とみなすこと
105 古代ギリシアの希望
106 狂気とは歓びの完全な喪失のこと
107 古代ギリシア人たちに苦悩はなかった
XI 美について
108 見つめて待つのが美にふさわしい姿勢
109 芸術の目的
110 美とは
111 美とは観照に耐えうるもの
112 世界の美は神の証明
113 二流の制作は自己主張、一流の創造は自己放棄
114 自然の美とは
115 美には瞬間と永遠の一致が含まれている
116 美は肉体を誘惑する
117 動きのない演劇のみが美しい
118 本当に美しい詩に理由はない
119 民衆は詩を必要とする
120 宗教だけが詩の源泉
121 労働者の生を満たす
XII 宗教について
122 キリスト教は奴隷の宗教
123 十字架だけで私には十分
124 宗教は内側からでなければ理解できない
125 あれは公案だった
126 念仏から悟りへ
127 魂の論理的に思考する部分を破壊する
128 意義のない苦しみを愛する
129 禅仏教の目指すもの
130 仏教の中心にある思想
131 『ギーター』の心地よさ
132 純粋な気持ちで祈る
133 さまざまな宗教は同一の真理の反映
134 神秘家たちは互いに似ている
135 宗教的・哲学的諸伝統の一致点
136 諸宗教に見出される同一の思想こそが真理
XIII 神について
137 神を理解するためには
138 神の完全さ
139 敬虔な人々の大部分は偶像崇拝者
140 創造は神が身を隠したから
141 神の自己放棄による創造
142 犠牲となる神
143 犠牲が生む聖性
144 パンを食べることは、宇宙、創造主と深く結ばれること
145 神を愛さなければならない
146 愛する友人の握手なら痛くても歓ぶ
147 神への愛ゆえに見せかけの力を放棄する
148 神はエメラルドが緑色であるように愛する
149 本当の味のパン
150 死刑囚イエスを神と受け入れることこそ信仰
151 生命エネルギーを神にささげる
152 自我を放棄する
153 宇宙は神的な諸真理の隠喩
154 謙虚さとは待つこと
155 愛は神を経由して清められる
156 性愛の能力をもって神を愛する
XIV 歓びについて
157 神の不在はひそやかな現存
158 キリストの叫びと神の沈黙
159 純粋ゆえに痛みを与える歓び
160 すべての出来事の中に神がいる
161 この愛が完全に燃え尽きる炎となりますように
162 無であることの歓び
163 歓びとは現実を感じ取ること
164 神の沈黙という真珠を見出す
165 歓びは魂が基本的に必要とするもの
XV 人間について
166 人間の中の聖なるもの
167 人間の中の人格以外が聖なるもの
168 他人は自分に良いことをしてくれるという期待こそ聖なるもの
169 人格とは悲惨な状態の何か
170 人格の開花は社会的特権
171 人間には外に表れ出たしるしが必要
172 人格とは無関係な抗議
173 ありとあらゆる人間は同一
XVI 死について
174 全生涯を死の瞬間への準備とみなす
175 他者の死の苦しみ
176 苦しみと歓びが人を浄化する
177 世界との接触は歓び
178 完全な歓び
179 純粋な歓びの炸裂
180 死の瞬間
181 虚無への消滅
参考文献

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