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乳と蜜の流るゝ郷
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乳と蜜の流るゝ郷

発売日 : 2009年9月1日
ISBN : 9784259521646
全文検索 : 非対応
『乳と蜜の流るゝ郷』は昭和9年から10年にかけて農村雑誌『家の光』に連載され、多くの読者の共感と涙を呼んだ名作です。協同組合の育成とその活動をつうじて社会的課題の解決をはかり、相互扶助にもとづく協同組合社会をめざした自伝的フィクション。
社会の安定・安心が大きく揺らいでいる現在、賀川豊彦がめざした社会とはどのようなものであったのか。協同組合の相互扶助精神を中心にドラマ仕立で展開する本書は、これからの社会のあり方を考える大きな道標となる。
(※本書は2009/9/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)

目次

乳と蜜の流るゝ郷
ナス畑
ほだをくべつつ
弦歌に埋もる人々
午前一時過ぎ
日の出前
ほうき持つ手
さかなの行商
土地利用組合
乱れギク
反産運動と組合芸者
価格の迷信
黄金の魅力
兄 と 弟
ゴム靴をはいた男
長火鉢の前
青年は立ち上がる
寄 生 虫
鬼ごっこ
素はだし
内 輪 話
ヘビとハト
深川富川町
鳥打ち帽の男
都会の重圧
もの言わぬ書記
桧葉の垣根
紫の半襟
謄写版刷りの恋文
哲学者と店舗
午前二時
組合を守るもの
復活の曙光
みぞれ降る夜
医療組合病院
質物を抱えて
彼女はだれ?
池の上のスイレン
六百万頭のヤギ
地下室食堂
闇夜の吹雪
寂しき炉辺
柴 拾 い
疲弊のどん底
雪夜の月
長 靴
そ り
馭者台の二人
ナラの林
コイとヒツジとウサギ
飢餓線の蹂躙
な だ れ
小さな恐慌
ヒエ料理
請願運動
装飾なき応接室
彼の腕と彼女の腕
彼女の襟筋
飢饉を救うヤギ
磐梯山のふもと
建設への途上
八字髯の先生
半鐘が鳴る
上 棟 式
それとも
付 箋
村 の 曙
兄の転向
錠と鍵の世界
閉ざされた鉄扉
その結果
人生の染色
クワ畑とそろばん
一枚のはがき
組合結婚
三々九度の杯
霊か? 肉か?
クワ畑の畦道
フクロウの鳴く夜
愛の経済
村のゆううつ
山 津 浪
被害地と地割制度
色ざんげ
明鏡のごとく
蛇ノ目傘
聖浄への道
乳と蜜の流るゝ郷
吸 血 虫
裏面の策動
農村産業組合学校
狂風怒濤
闇! 闇! 闇!
ドングリの秋
男一匹
闇 の 力
霜枯れ時
薄氷を踏むもの
霊魂の領域
微笑の引力
光明への歓喜
天国に続く地上
逆 風
約束手形
傷めるアシ
悪による悪の制止
さらに一歩前へ
収 穫
敵を愛する心
競 売
ロックフォートとカシミヤ
桧原湖畔の楽土
サクラ咲く国

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