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真夜中の幸福論
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真夜中の幸福論

発売日 : 2012年6月25日
想定ページ数 : 212ページ
ISBN : 9784799311653
全文検索 : 非対応
著者は、幸福を次のように定義する。
「その人が自然体で生きていること。自分が愛せる自分自身として生きていること」

そして、そのための条件として、「ぶれない軸が自分の中にしっかりとあること」をあげる。つまり、自分の人生を支える確固たる軸があって、その軸と日常の思考・言動を一致させてはじめて、人は幸福に生きることができる。

けれども、ともすれば周囲に流され、自信を失い、将来に不安をいだく私たちにとって、必ずしもそれは容易なことではない。
いったい、どうしていけばいいのか? どこに向かっていったらいいのか?

著者自身の悩み多き二十代とその努力の日々をも率直に語るそのさまに、いつのまにか、心が浄化されていくような不思議な読後感の一方で、自分自身の人生の波を自分で作り出すべく、身も心も引き締められるのである。

さらに、豊富にちりばめられた著者の言葉は、まさに、魂の言葉だ。

「昨日の未熟な自分に心から感謝し、明日の成熟した自分を喜ぶために、今日の努力する自分を生きること」
「世界に招かれるのではない。我々が世界を招待するのだ」
「沈黙の世界から生まれてきて、沈黙の世界へ戻っていく我々」
「人生は他者と競争するものではない。人生を比較する基準など存在しない」
「人生の目的とは他者に勝つことではなく、より成熟した自分に向かって歩くことだ」
「結局のところ人間の不幸というのは、いま自分が息をしていることに対する感謝の気持ちを忘れたときに始まる」
「幸せというのは影のようで、追いかけると逃げていくが、太陽に向かって走り出すと、追いついてくるものである」
「我々はいちばん忘れるべきものをいちばんよく覚える。我々はいちばん覚えるべきものをいちばんよく忘れる」
「好きなことをやるということも幸せなのだが、やるべきことを好きになることも幸せである」
「我々が生きる今日という日は、亡くなられた方々が夢見ていた明日である」
……

目次

はじめに
第一夜 幸福の条件
ぼくが考える「幸福の条件」
トンネルの中にいた二十代
無数の出会いが軌跡をつくる
孤独を借りて自分を見つける
自分だけの山を見つける
今夜のジョン・キムの言葉
第二夜 比較という罠
「幸福のものさし」は自分の中に持て
執着しない心を手に入れる
恋愛における「自由意志」について
今夜のジョン・キムの言葉
第三夜 人との関係を考える
相手の合理性を理解する
「見返り」を求めない
つねに自分に行動の起点をおく
相手との関係は、「一対一」で考えよ
今夜のジョン・キムの言葉
第四夜 裸になって考える
いらない荷物を背負っていないか?
物事は、「縦」でとらえよ
絶望の中で死にたい
今夜のジョン・キムの言葉
第五夜 人生における選択
自分が決めた道は、すべて正解
意識を外側ではなく内側に向ける
今夜のジョン・キムの言葉
第六夜 時間をデザインする方法
時間のとらえ方に「深さ」を与える
「ポジティブスパイラル」を生み出すために
今夜のジョン・キムの言葉
第七夜 理想の自分
自分を固体としてとらえていないか?
自分の理想のかたちを探す
安易に「居場所」を求めない
今夜のジョン・キムの言葉
第八夜 選択の美学
自分の選択に自信が持てないとき
幸せの本質は「歩み」にある
選択したものを「正解」にしていくのが人生
今夜のジョン・キムの言葉
第九夜 潜在意識を意識する
潜在意識をコントロールする
朝を三回迎える
今夜のジョン・キムの言葉
第十夜 人生の波は自らつくる
思考は伝染する
人生の波は自らつくる
トンネルから抜け出す方法
今夜のジョン・キムの言葉
あとがき

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