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現代語訳 好色一代男
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現代語訳 好色一代男

発売日 : 2015年8月18日
ISBN : 9784006022693
全文検索 : 非対応
異常なまでに好色な男の自由奔放な人生を活写するこの小説は、日本文学史における人間性賛歌の代表作である。愛欲の追求に一代の生涯を賭けた男・世之介。「世之介」という語は、西鶴の作品の一主人公の名を離れて、一つの男性像を象徴する日本語として広く定着している。近世文学の大古典を、文豪の名訳で味わう。
(※本書は2015/8/18に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)

目次

巻 一
一 消した所が恋はじめ
二 恥しながら文言葉
三 人には見せぬところ
四 袖の時雨はかかるが幸
五 尋ねて聞く程契り
六 煩悩の垢掻
七 別れは当座払
巻 二
一 埴生の寝道具
二 髪切りても捨てられぬ世
三 女は思わくの外
四 誓紙のうるし判
五 旅の出来心
六 出家にならねばならず
七 うら屋も住所
巻 三
一 恋の捨銀
二 袖の海の肴売
三 是非もらい着物
四 一夜の枕物ぐるい
五 集礼は五匁の外
六 木綿布子もかりの世
七 ロ舌の事ふれ
巻 四
一 因果の関守
二 形見の水櫛
三 夢の太刀風
四 変ったものは男傾城
五 昼の釣狐
六 目に三月
七 火神鳴の雲がくれ
巻 五
一 後は様附けて呼ぶ
二 ねがいの掻餅
三 慾の世の中に是は又
四 命捨てての光物
五 一日貸して何程が物ぞ
六 当流の男を見知らぬ
七 今ここへ尻は出物
巻 六
一 喰いさして袖の橘
二 身は火にくばるとも
三 心中箱
四 寝覚の菜ごのみ
五 眺めは初姿
六 匂いはかずけ物
七 全盛歌書羽織
巻 七
一 その姿は初昔
二 末社楽あそび
三 人の知らぬわたくし銀
四 差す盃は百二十里
五 諸分の日帳
六 口添えて酒軽籠
七 新町の夕暮島原の曙
巻 八
一 らく寝の車
二 情の賭禄
三 一盃足らいで恋里
四 都の姿人形
五 床の責め道具

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