OS自作技術 ステップアップ問題集
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この本はOSを自作している方にOSのデバッグ技術を紹介する目的で書かれました。OSを作っていく過程で遭遇しがちな問題を取りあげ,筆者が実践しているデバッグ技術を説明します。バイナリファイルの調べ方,QEMUとGDBの連携のさせ方,OSが再起動してしまうときのバグの調べ方などが主な話題となります。
主な対象読者は「30日でできる!OS自作入門」や類書を参考にして,x86やx86-64向けのOSを作っている方です。シンボルアドレスの調べ方を知りたい,GDBを使ったデバッグ方法を知りたい,EIPの値を手がかりにして調査してみたいなどの要望に答えます。各種のデバッグツールを使いこなしている方であれば既知の話題ばかりかもしれませんが,ご自身と筆者のデバッグ手法の違いを眺めて楽しむことはできるかもしれません。そして,より良い方法がありましたら筆者に教えていただけませんでしょうか?