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もう終わっている会社
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もう終わっている会社

発売日 : 2012年12月25日
想定ページ数 : 280ページ
ISBN : 9784799312551
全文検索 : 非対応
50社以上の起業や事業開発、投資育成の現場に直接参画してきたマッキンゼー出身のキャピタリストが、日本の会社とビジネスマンに満を持して説く、本気の会社改革のすすめ。ここ二十年を超えて日本国家と日本の優秀な会社と会社人たちが見失った「ホンモノの三種の神器」を、本気で取り戻して会社改革をしようという挑戦でもあります。ここで言う「ニセモノの三種の神器」とは、「選択と集中の戦略」、「中期経営計画の信奉」、「顧客第一主義」。この二十年以上、経営戦略の基本中の基本とされてきた三つの柱です。えっ? それってどういうこと?本書では、それら「ニセモノの三種の神器」のニセモノたるゆえんを暴き、ホンモノへの道を示します。ただ、本書は、著者がプロローグで言っているように、経営陣や経営コンサルタントたちだけのための本ではありません。むしろ、そうではない人たちのためのものです。なぜなら、会社を変えるのはやはり一人ひとりの「個人」だからです。著者曰く、「その個人がフォーマルな(つまりカチッとできあがった)会社の枠組みを(気持ちの上で)ぶっ壊して、ナナメヨコにつながるインフォーマルな(つまり原始的な好き嫌いのお付き合いの)組織(のような集まり)で、根こそぎ会社を変えていくのである」。これまで、多くのビジネス書をお読みになってきた方々には、ある意味、爽快&痛快な、目からウロコの、まったく新しい視点を示してくれる、大きな分岐点の本となることでしょう。

目次

ちょっと戦闘的な? プロローグ ようこそ、へそ曲がりの「会社改革」の世界へ
序章 終わらない会社にあなたが変える
結論から言おう。会社も本能に目覚めることだ!
パラダイムは必ず転換する。
未来への構想を描かなきゃ!
幸いなことに!? NY流金融資本主義は終わる!
日本はアングロサクソン化をやめる!
経営学なんて、生まれてたかだか百年の、タコ壺の仮説だ!
個人と会社の大航海時代の幕開けだ!
第1章 選択と集中の戦略と決別せよ
ひとつ目は、選択と集中の方針を捨てること。
ジャック・ウェルチが手本を見せたリストラ。
PPMとアンゾフの美しきモデル。
日本人と日本の会社の大きく決定的なふたつの思い違い。
日米の「選択と集中」の進み方はこんなにも違った!
産業の新陳代謝が人材も社会も成長させる!
選択と集中は、勝手わがままがいい。
世の中は不連続。サプライズが大きな変革を起こす。
集中すべきは、商品ではなく、それを生んだ会社の能力。
不連続な変化の中での特異点に手を打て。
いかがわしきものに賭ける。
辺境と周辺に宝は眠る。
理解ある組織がイノベーションの種をつぶす。
がんばる個人を増やす環境を会社が用意する。
イノベーションは、カイゼンの延長上にはない。
経営者は、経営視野の地平線を広げろ。
経営者自身の創造的破壊。
第2章 中期経営計画などやめちまえ
ふたつ目は、中期経営計画の策定をやめること。
新社長の経営マニュアル「中計」は何のためにある?
今の日本の会社の中計の多くは、現状肯定の楽観的予測の砂上の楼閣。
会社を骨無しにする優秀な参謀もどきたち。
組織の変化を阻止する、官僚主義の三種の神器。
参謀は秀逸なひとりで十分。
黄金の国ジパングを目指せ!
強い会社は、現状とゴールに断層をつくる。
リスクは不確実なべき分布で考える。
ウェブのその先にある世界は?
経営戦略は、未来からやってくる。
完成予想図ではなく、現場力が船を動かす。
会社の経営理念が、現場の実践を支える。
廃中計・置魂胆。中計を廃し、未来への魂胆を持て。
第3章 顧客至上主義を捨てよ
三つ目は、顧客の言うことを聞かないこと。
世の会社の一〇〇パーセントが顧客至上主義なのに……?
「顧客を囲い込む」という幻想。
CRMの理想郷、不思議なピザ屋さん。
しょせん、顧客は浮気者。
CRM教会の宗教改革。生身のお客さまを見よ。
古くからの顧客を捨て、新しい顧客にアタックせよ。
自己チューな会社が顧客志向で成功する!?
原点の顧客満足が再現できるか?
好きなようにシナリオを描いて、顧客を巻き込め。
非の打ちどころのない商品は開発するな。
顧客至上主義あらため、自己チュー主義でいこう!
顧客に迎合しないで、顧客を導く信念を持て!
エピローグ 最後の遠吠え

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