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脳の中の経済学
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脳の中の経済学

発売日 : 2012年12月25日
想定ページ数 : 220ページ
ISBN : 9784799312698
全文検索 : 非対応
私たちが経済的な意思決定をする際に、脳の中で何が起こっているのかを明らかにする「神経経済学」。本書は、この神経経済学によってわかってきたことを、最新の研究結果を交えて紹介する。まず第1部では、「A:100万円が11%ではずれ89%、B:500万円が10%ではずれが90%、どちらのくじを引きたい?」「A:今もらえる1万円、B:1年後にもらえる1万500円、どちらを選ぶ?」などのアンケート結果を交えながら、経済行動を生む脳のしくみについて、経済学者、脳神経科学者、科学技術社会論研究者が解き明かす。第2部では、このような意思決定の際に脳内物質レベルでは何が起こっているのか、また「信頼」や「共感」「同情」「嫉妬」という感情は意思決定にどのような影響を及ぼすのか、そしてその際に、どのような脳活動が起こっているのか、について紹介する。

目次

はじめに
神経経済学とはどういうものか
本書の構成
第1部 「経済学×脳神経科学」質問から読み解く「あなたの好み」
あなたは、宝くじを買いますか?
2つのくじ、どちらを選びますか?─確率認識の歪み
アレのパラドックスとは
人は、確率を正しく認識していない!?
ふたたび、どちらのくじを選びますか?――リスク回避とリスク選好
人は、失うことを大きく感じる
夏休みの宿題、いつやってました?
将来の利得は割り引かれる
双曲割引でない人は賢い?
時間割引では、脳はどのような活動をしているのか
「線条体」が時間割引に関係していた!
セロトニンが減少すると、我慢ができなくなる
経済学と脳神経科学の出会い
統計上、最も太りやすい人の性格は?
質疑応答(会場からの質問)
経済学と脳神経科学のコラボレーションを経て
第2部 そのとき、脳の中では何が起こっているのか ─感情と神経経済学
1──脳内物質はどのような影響をもたらすのか
  • 時間割引に関わっている脳内物質「セロトニン」
  • セロトニンが足りないと、せっかちになる!?
  • そのとき、脳の中では何が起こっているのか
  • ほかの研究結果との整合性は?
  • お笑いを見ると、せっかちでなくなる!?
2──感情と神経経済学
  • 経済学では、人間は「利己」的だと考えている?
  • 「他者への感情」の4つのタイプ
  • 信頼を裏切られたとき、どんな行動を起こしますか?
  • 裏切られたとき、脳の中では何が起こっているのか
  • 「人を信頼する」ことに関わるホルモン・オキシトシン
  • オキシトシンは悪用厳禁!?
  • 不公平なヤツは腹が立つ!─最後通牒ゲーム
  • 不公平な提案をされたとき、脳の中では何が起こっているのか
  • 「あなたの痛みは私の痛み」って本当!?
  • 相手に対する好き嫌いは「共感」に影響するのか
  • 男性は、嫌いな相手の痛みに鈍感!?
  • 「ざまあみろ!」と感じたとき、脳の中では何が起こっているのか
  • 「人の不幸は蜜の味」─そのとき、脳の中では何が起こっているのか
  • 「みんなと同じがうれしい」という気持ちもある
  • 神経経済学から経済学へのフィードバック
  • 神経経済学の大きな流れ
  • 神経経済学の将来
参考文献
著者プロフィール

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