「問題」「結論」「理由」の備わった論理的な文章のことを、私は「クイズ文」と呼んでいます。私が編み出した形式ではなく、論理的な文章では普遍的に使われる形式です。優れたクイズ文を読んだ読者は、納得し、書き手を支持し、場合によっては書き手の望む行動を取ってくれます。
私が大学で担当している文章指導の授業では、クイズ文の型を習得することを最終目標にしています。私は受講者たちに対し、「クイズ文が書けるようになれば、大学の課程を終えたも同然です」と言うことがあります。決して言いすぎではありません。学問とは結局、今まで明らかでなかったことを、クイズ文の形式で明らかにすることだからです。
ことさら学問的な文章でなくても、何かを筋道立てて述べようとすれば、クイズ文の形式が必要になります。慣れた書き手であれば、これを少し変形させても差し支えありませんが、まずは、型どおりのクイズ文を書く練習をしましょう。
目次プレビュー
- はじめに
- 第1章 伝えたい考えは「クイズ文」で書く
- 第2章 クイズ文の型を理解しよう
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LESSON1 言いたいことは伝わっているか
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考えを伝え、理解してもらうためには?
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よく見るエッセー、言いたいことは何?
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汲み取ってくれるだろう、では伝わらない
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伝える姿勢がとぼしい新聞のコラム
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LESSON2 クイズ文とはどういうものか
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伝えるための文章はクイズにそっくり
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「問題・結論・理由」の役割
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数学の証明問題はクイズ形式だ
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理科でも習うクイズ形式
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昔の日本人もクイズ形式を使っていた
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練習1 「問題・結論・理由」を備えた自己紹介をしてみる
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LESSON3 クイズ文の反対は「日記文」
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ふつうに目にする文章は「日記文」
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日記はどういう形式で書かれるか
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報道記事も小説も日記文
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「事実・感想」を定義すると
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歌詞や和歌、俳句も日記文
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事実と感想を分けると、発見がある
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日記文とクイズ文、どちらが上でもない
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練習2 新聞記事を日記文とクイズ文にしてみる
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論理的に反論できるか、できないか
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LESSON1 「問題・結論・理由」を用意する
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クイズ文を書く前に知っておくべきこと
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「問題」をどうつくるか
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不適切な問題設定4パターン
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当座の「結論」「理由」を用意する
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LESSON2 「問題」の述べ方、ここに注意
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問題を文章の流れの中で提示する
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問題が書かれていない─「問題」のよくない述べ方①
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問題が複数ある─「問題」のよくない述べ方②
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問題の範囲が不明確─「問題」のよくない述べ方③
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問題を唐突に提示─「問題」のよくない述べ方④
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問題提示までに回り道─「問題」のよくない述べ方⑤
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LESSON3 「結論」の述べ方、ここに注意
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結論は問題のすぐ後に示す
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結論が書かれていない─「結論」のよくない述べ方①
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結論が弱い─「結論」のよくない述べ方②
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問題と結論がかみ合わない─「結論」のよくない述べ方③
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LESSON4 「理由」の述べ方、ここに注意
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不適切な点のある理由を用意しない
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結論へ論理的につながらない─「理由」のよくない述べ方①
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理由の範囲が不明確─「理由」のよくない述べ方②
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理由が感想または推測─「理由」のよくない述べ方③
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理由を整理せずに列挙─「理由」のよくない述べ方④
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「理由を支える証拠」だけでも一章になる
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反論を想定して書こう
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LESSON5 文章完成に向けてすべきこと
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足りないところは何だろう
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資料的な裏づけを取ろう
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反論に備えよう
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これが完成作品だ
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優秀作品の紹介