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機嫌のいいチームをつくる
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機嫌のいいチームをつくる

発売日 : 2024年7月19日
ISBN : 9784799330739
全文検索 : 非対応
心理的安全性が一人ひとりの可能性を引き出す

WBCで投手コーチとして侍ジャパンと共闘し、

千葉ロッテマリーンズで監督として就任初年度で前年5位のチームを2位にまで引き上げた

吉井理人監督による「自ら伸びる強い組織🟰機嫌のいいチーム」の秘訣とは?


「本書では、選手が主体的に「勝手に」成長していくための環境を整え、すべての関係者がチームの勝利に貢献できる心理的安全性の高い「機嫌のいいチーム」をつくることの重要性を説く。そうしたチームこそが「強い」のであり、リーダーにはそのための力量が求められるのである。
就任1年目だった2023年に、監督とは何かを考え、実践し、失敗し、学び、さらに考えるという果てしないループから体得した監督としてのあり方を、とくにビジネスパーソンに向けて伝えたい。プロ野球の世界とビジネスの世界。一見すると違いが大きいようで、組織をまとめるリーダーのあり方については、実は多くの共通点がある。
采配という「意思決定」、コミュニケーションを通じて「心理的安全性」を担保すること、データを駆使しつつ時には「経験と勘」で決断すること......。本書で論じる内容は、きっとマネジメント層やリーダーの指南書としても参考になるはずだ。」(「プロローグ」より)


▼偶然のコミュニケーションを創出する

▼恐怖心より、適度な緊張感

▼理想の監督像は「目立たない」

こんな方におすすめ!
・責任感があり、リーダーとして役目を果たしたいビジネスパーソン
・野球が好きで、強いチームづくりに興味がある人
・教師やコーチなど誰かを教える、教育する立場にある人

著者
吉井理人(よしい・まさと)
千葉ロッテマリーンズ 監督。1965年生まれ。和歌山県立箕島高等学校卒業。84年、近鉄バファローズに入団し、翌85年に一軍投手デビュー。88年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。95年、ヤクルトスワローズに移籍、先発陣の一角として活躍し、チームの日本一に貢献。 97年オフにFA権を行使して、メジャーリーグのニューヨーク・ メッツに移籍。98年、日本人メジャーリーガーとして史上2人目の完投勝利を達成。99年には、日本人初のポストシーズン開幕投手を担った。2000年はコロラド・ロッキーズ、01年からはモントリオール・エクスポズに在籍。03年、オリックス・ブルーウェーブに移籍し、日本球界に復帰。07年、現役引退。 08年~12年、北海道日本ハムファイターズの投手コーチに就き、09年と12年にリーグ優勝を果たす。15年、福岡ソフトバンクホークスの投手コーチに就任して日本一に、16年は北海道日本ハムファイターズの投手コーチとして日本一に輝く。 19年より千葉ロッテマリーンズ投手コーチ、22年よりピッチングコーディネーターを務め、23年より現職。また、2023WBC日本代表投手コーチも務める。一方、14年4月に筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻に入学。16年3月、博士前期課程を修了し、修士(体育学)の学位を取得。現在も研究活動を続ける。


<目次>

プロローグ まさかの監督就任

第1章 監督としての「心得」を定める

第2章 チームの「土台」をつくる

第3章 勝利を狙いつつ「育成」を推進する

第4章 「心理的安全性」を確立しチーム力を高める

第5章 チームを「勝利」に導く

エピローグ 機嫌のいいチームをつくる

目次

プロローグ まさかの監督就任
第1章 監督としての「心得」を定める
選手に主体性を持たせる
恐怖心より適度な緊張感
キャプテン不在のリーダーシップ
すべての責任を引き受ける
勝つことにどん欲になる
あらゆる情報をオープンにする
勝利へのプロセスを考え抜く
栗山英樹監督から得た「軸」の置き方
臆さずに意見を言える環境を整える
第2章 チームの「土台」をつくる
コミュニケーションをチームの土台にする
全体ミーティングという名の化学反応
偶然のコミュニケーションを創出する
話す内容を吟味する
相手の個性に響くコミュニケーションとは
  • ① ベテランとのコミュニケーション
  • ② 若手や協調性が低い選手とのコミュニケーション
  • ③ 専門スタッフとのコミュニケーション
  • ④ コーチとのコミュニケーション
  • ⑤ 不満を抱えている選手とのコミュニケーション
勝つために必要な「演技」
  • ① 表情をつくる
  • ② 怒る
  • ③ 演じる
  • ④ 伝える
  • ⑤ 通達する
第3章 勝利を狙いつつ「育成」を推進する
勝利と育成は車の両輪
現場のコーチを生かす
的確な目標を引き出す「質問」「観察」「代行」
監督の顔色を見て行動するコーチはいらない
選手を自立させるコーチであれ
期待値と実績のギャップを埋める
コーチを分業制にして能力を際立たせる
「ひとりで考える時間」を確保する
第4章 「心理的安全性」を確立しチーム力を高める
勝てる組織に欠かせない「チーム力」とは
変えるべき文化、残すべき文化
安心して戦えるチームをつくる
チーム力を飛躍させる「打ち手」
チーム力を高めるコミュニケーション術
  • ① 個別に呼んで話をする
  • ② 雑談
  • ③ 振り返り
  • ④ 選手を鼓舞するミーティング
  • ⑤ 全体ミーティング
第5章 チームを「勝利」に導く
チームが目指す究極のゴールとは
緻密な戦略・戦術が勝負を分ける
データと勘を融合させる
データを読み解き勝利を掴む
準備に優先順位をつける
選手の心に火をつける言葉
監督の意思決定とコミュニケーション戦略
エピローグ 機嫌のいいチームをつくる

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