中東特派員が見たイスラム世界と「イスラム国」の真実
発売日: 2015/6/18
想定ページ数: 352ページ
ISBN: 9784799316863
全文検索: 非対応
★★★★★
★★★★★
0件
-
-
-
-
「イスラム国」の正体は、日々テレビでの報道を追っているだけでは根底まで理解することが難しい。その背景には、イスラム教そのものに対する理解と、現地にいる人にしかわからないリアリティを把握しておくことが欠かせないからだ。
本書は、中東に長く滞在し報道に携わってきた特派員である著者が、テレビで端折らざるを得なかった部分を詳しく解説しつつ、極力専門的な話や小難しい内容を排して、「イスラム国」とは何か、彼らは何を狙い、何を求め、これから日本にどう関わってくるのか、またそもそもの根底である「イスラム教」とそれにまつわる世界とはいったい、どういうものなのかをエピソードを交えながら語った、画期的な一冊である。
「この本を書こうと思ったきっかけは、黒服面男「ジハーディ・ジョン」が映像で発した日本への警告だ・テロリストからこうもあからさまに敵と宣言されたのに、私たちは相手のことをあまりにも知らなすぎる」(本文より)
目次プレビュー
- はじめに
- 第1章 「イスラム国」を知るための「イスラム教」の世界
- 第2章 「イスラム過激派」と「イスラム原理主義」
-
宗派対立が生んだ「イスラム国」の種
-
「アッラーフ・アクバル」
-
アフガニスタンに集った過激派と「アルカイダ」
-
「ジハード」とは何か
-
広がる「イスラム復興」
-
イスラム復興と政治
-
「原理主義」から「過激派」へ
-
第2の都市の陥落と「国家樹立」宣言
-
「カリフ」制復活
-
女性への残虐な扱い
-
コバニ攻防戦
-
国境線を書き換える
-
イラク戦争後のイラク
-
ザルカウィから始まるルーツ
-
崩れはじめた警察国家シリア
-
ヨルダン第5の都市
-
入り乱れるシリア内戦
-
「アルカイダ」と「イスラム国」
-
「イスラム国」の最終戦争
-
「イスラム国」とイスラエル
-
イスラム教徒に開かれた「国家」
-
「イスラム国」の統治システム
-
「イスラム国」を支えるサプライ・チェーン
-
「イスラム国」とカネ
-
「イスラム国」へのゲートウェイ
-
「イスラム国」入りの攻防
-
戦闘員志望、その動機
-
「イスラム国」を目指す女性たち
-
チュニジアから流れるアラブ人戦闘員
-
究極の「ブラック企業」と戦闘員育成プログラム
-
技術革新とイスラム過激派の進化
-
動画技術の最先端を行く組織
-
「イスラム国」の広報戦略
-
「お抱え」ジャーナリスト
-
「殺害の現場に立ち会った」
-
「身代金要求」映像の撮影
-
キリス・国境検問所
-
繰り返し公開された殺害映像
-
ガジアンテップのガイドたち
-
最後の検問所
-
72時間
-
サジダ・リシャウィとヨルダンの事情
-
リハーサル
-
解放された人質たち
-
「私の最後のメッセージ」
-
打ち返されたボール
-
日没
-
日没後の静寂
-
日本が敵になった瞬間
-
最後の撮影現場
-
同情と本音
-
ヨルダン人パイロットの映像
-
揺れるヨルダン
-
日本政府にチャンスはあったのか
-
交渉に「サジダ」が出てきた理由
-
「イスラム国」が明かす真相
-
「日本は過ちを犯した」
-
日本政府が摑んだ「本物」の交渉チャンネル
-
乱立する「イスラム国」シンパ組織
-
テロの背景を見抜く
-
チュニス博物館襲撃の衝撃
-
イエメンの混乱
-
自衛隊の「人質救出」議論
-
日本に覚悟はあるか