メニュー

ビジネスの限界はアートで超えろ!

発売日: 2018/10/19 想定ページ数: 216ページ ISBN: 9784799323717 全文検索: 非対応
★★★★★ ★★★★★ 0件
かつて、ビジネスの世界では、MBAを持つことがステータスとなり、一つの勲章とされていました。しかしながら今、アメリカではMBAよりも、MFA(美術学修士:Master of Fine Arts)を持っている人材のほうが重宝されています。給料も待遇も、MBAを持っているより、MFAを持っている人のほうが圧倒的に高くなる時代になっているのです。
 不景気になってもモノだけはあふれ続ける世の中で、魅力的な商品を生み出せるか、商品を買いたくさせられるかには、デザイン性・アート性が鍵となります。そのため、それらを大学院で徹底的に研究してきたMFAを持っている人々は、右脳と左脳を統合してバランスよくものごとを考えることが可能であり、売上に直結するスキルを持っているということで高く評価されているのです。MFAは、当然、MBA取得者より人数が断然少なく、その稀少価値も評価されていることの一因です。
 複雑で変化がとても激しく、不確実性が高い今日のビジネス環境において、従来の知識や論理的思考・分析のみに頼った発想や思考では限界があります。ビジネスにおいても、全体を直感的に捉えることのできる感性や、課題を独自の視点で発見し、創造的に解決する力の重要性が日増しに高まってきています。
 今まで我々は、左脳が主につかさどるロジカルシンキングを鍛えてきました。論理が持つ力ももちろん重要ですが、これからの二十一世紀をしなやかに生き抜いていくためには、アートが持つ感性の力も同じぐらいに重要なはずです。
 本書では、さまざまな事例の紹介を交えながら、みなさんが日々対峙しているビジネスと、日頃あまり接することのないアートの相互関係について探っていきます。
目次プレビュー
  • はじめに
  • 第1章 ビジネスとアート意外なつながり
  • 第2章 アートの位置づけ━その意味と役割
はじめに
  • アートを取り入れるリーディングカンパニー
    • フェイスブックはアートで埋め尽くされている
    • Airbnbを作ったのは美大生
    • 旗艦店にはギャラリースペースを
  • イメージをマネージする時代のCEOの右腕
    • ジョブズが最初に声をかけるのは?
    • 日本にCCOはいるか?
  • テクノロジーはアートとの融合で鋭さを増す
    • テクノロジーカンパニーが広告業界に入り込めたわけ
    • ソリューションカンパニーとしてのアイビーエムの原点とは?
  • データ可視化の基礎にデッサン力
    • データビジュアリゼーションという革命
    • デッサンで鍛えられたものの見方
    • ビジュアル化は新たな発見につながる
  • 不動産とアートの関係
    • アートが地価を上げる
    • アートは治安や景観をも改善する
    • 費用対効果としてのアート
  • 経営者はなぜアートを嗜むのか?
    • 美術館を設立した昭和の偉大な経営者たち
    • ビジネスの出発点は「アート」
    • ノブレス・オブリージュ
    • 日本画に魅了されたピーター・ドラッカー
    • 経営とアートの関係
  • アートはロジカルシンキングの限界を超える
  • アートの主な役割
    • 感性で問題提起・新たな価値の創造
  • アートの意味
    • アートは深層的な思考
    • アートは〝いつか〟発揮される
  • 相互に関連し合う4象限
    • アートとサイエンスの相互作用
    • アートとテクノロジーの関係
    • AIとアート
  • アートとデザインはどう違うのか?
    • クリエイションとソリューション
    • デザインは課題ありき
    • アートは自己表出
    • クリエイティビティとは何か?
  • デザインの思考プロセス
    • 既存の意匠や先人の知恵を再構築
    • デザインのさまざまなジャンル
  • アートの思考プロセス
    • 始まりは印象派
    • アートのさまざまなジャンル
  • ゼロからイチを生み出す思考法
    • デザイン思考は魔法の杖か?
    • アート=ゼロイチ
  • 求められるゼロイチ人材
    • クリエイティブクラスの出現
    • アート人材とデザイナー人材
  • ロジックと感性の融合で描いていた2人の巨匠
    • 岡本太郎は芸術を爆発させるためのロジックを持っていた
    • 炎の画家ゴッホは、CGのように描く
  • アートは後天的に身につけられるものなのか?
    • 東京藝大の現役合格者は数学が得意
    • デッサンはロジックである
  • 思うがままに描くのは美術教育ではない
    • 日本のエリートに多い「美術以外はオール5」
    • 海外の美術教育は、こんなにもロジカル
    • アップデートされないままの日本の美術教育
  • イノベーションとは?
    • 新たな価値を創造した印象派
    • 暗闇で描くことを「思いついた」元エンジニアの画家
    • 絵画の「連続性」を壊したピカソのキュビズム
    • 大量生産・大量消費という「ストーリー」
  • ビジネスの限界を超える思考法
    • 売れるはずがないと言われた「ウォークマン」
    • たった4人で作り上げた名車“トヨタ2000GT”
  • アートシンキングを身につけよう
    • 誰もが感性を持っている
    • センスを呼び覚ますには?
  • 絵を観て新たな知覚の扉を開く
    • 感性と論理に同時に働きかける
    • ビジュアル・シンキング・ストラテジー
    • アート・アンド・ロジック流絵画の見方
  • デッサンはアートシンキングの素振り
    • デッサンの効用
  • 美術の守破離
  • アート・アンド・ロジック
    • ワーク1 タッチを知り、思考パターンを知る
    • ワーク2 観察力を高め、認知バイアスを知る
    • ワーク3 ものごとを多角的な方向から見る力を高める
おわりに
増村岳史
アート・アンド・ロジック株式会社 代表取締役

学習院大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。マーケティング、営業を経て映画、音楽の制作および出版事業を経験。リクルート退社後、音楽配信事業に携わったのち、テレビ局や出版社とのコンテンツ事業の共同開発に従事する。
2015年、アートと人々との間の垣根を越えるべく、誰もが驚異的に短期間で絵が描けるART&LOGIC(アート・アンド・ロジック)を立ち上げ、現在に至る。
著書に『ビジネスの限界はアートで超えろ!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『東京藝大美術学部 究極の思考』(クロスメディア・バプリッシンク)がある。
ART&LOGIC ▶ https://artandlogicseminar.com/
この著者の書籍一覧

まだレビューが投稿されていません