和より競争、平等より格差、長期的視点より目先の利益、情より公正さ、規制より自由、従業員より株主……
それらのアメリカ的価値観は、はたして日本人に適したものなのだろうか?
大多数の日本人を幸福にする社会にふさわしいのだろうか?
グローバリゼーションのなか、改革という勇ましい掛け声によって、日本社会の根本がアメリカ文化で脅かされている。
その歪みが現在の金融危機によって露呈した今、精神的アメリカ離れの声も聞かれるものの、アメリカ追従の基本的な流れは変わらない。
しかし、アメリカ人とアメリカ社会にとって良い仕組みが、必ずしも日本人と日本社会にとっても良いとは限らない。
元通産官僚でもあった著者が、アメリカ人と日本人の価値観の違いを定性的定量的に示しつつ、21世紀の世界の幸福にも寄与する日本的価値観の再評価と、それに基づく社会の仕組みの再構築、そのための政策を大胆に提案する。
はたして、あなたはどう思うか? 反対意見も含めて、建設的かつ本質的な議論が本書から始まることを期待したい。
目次プレビュー
- はじめに
- もうアメリカ人になろうとするな 目次
- 第1章 動揺する日本社会
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1 日本経済の変貌
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なぜこうなってしまったのか 1海外直接投資
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なぜこうなってしまったのか 2新興勢力の台頭
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2 改革の名のもとに
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国立大学の独立行政法人化は、 改革か? 改悪か?
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病院の株式会社化と医療行為の特許化は、 患者を守るのか?
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3 改革の動因を探る
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「ゆとり教育」という教育改革が 示したもの
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だれのための改革か?
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改革のための改革
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4 アメリカの物真似が国を危うくする
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1 自由──裏を返せば勝手気まま
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自由貿易──強者の理論
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アメリカ外交の巧妙さ
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資本の自由──宿命の暴走
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自由の謳歌──クローン人間、出現か?
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2 実力主義──盛りのひとときの夢
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3 個人主義──独善へ通ず
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4 平等と公正
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1 日米社会を分ける基本軸
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自由に執着する
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和を尊ぶ
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平等を志向する
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社会のために生きる
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金持ちを目指す
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公正さを重んじる
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リスクに挑戦する
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長期的視点に立つ
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2 データに見る日米価値観の違いの大きさ
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お金に対する意識の軸の例
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和と個人主義の軸の例
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平等と競争の軸の例
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自由と秩序の軸の例
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短期的か長期的かの軸の例
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公正さと縁故の軸の例
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リスクに挑戦する軸の例
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社会のために役立とうとする軸の例
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3 ベンチャー精神にみる日米の違い
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決定的に違う日米の学生の意識
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質の低い日本のベンチャー
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4 日本人とアメリカ社会の溝
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1 「日本主義」の提案
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今の資本主義だけが資本主義ではない
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価値観の構造を分析する
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日本人としての自覚
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2 規制強化の声をあげよ
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タクシー業の規制緩和の悲劇
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生活のため規制強化へ舵は切られた
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世論はアメリカを押し切れる
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カネ暴力を糾弾しよう
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倫理が法律に優先する
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黒幕外資はほくそ笑む
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3 みなが安心できる暮らしを
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惨めな非正社員
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政府は改悪の責任をとるべし
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瀕死の正社員
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いかにして流れを変えるか?
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抜本的対策が不可欠だ
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1 プロダクトイノベーションを目指して
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2 高次に回帰しよう、日本型経営
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会社不振の原因はトップ
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人は石垣、人は城
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世論は日本的経営を支持
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3 会社は社会的存在を目指そう
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4 21世紀の日本の使命
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フロントランナーとしての条件
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最先端を担う者たちの育成
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持続的最強国への道