繰り返される暴力・モラハラ… 女性の4人に1人がDV被害者!? 被害者も加害者も、あなたの近くにいる!
加害者の心理や脱DVプログラム、子どもへの影響、アメリカの予防教育まで、これ一冊でわかる
「一日中、家に居るくせに、こんな手抜きをするとは、何をしてるんや!」
夫が機嫌を損ねた原因は、夕食のカレーライスだった。妻の身体は軽々と持ち上げられ、まるでカエルでもぶつけるように、板の間に叩き付けられた。無抵抗に転がる妻を殴り、腕が疲れてくると足で蹴り、包丁の背で頭をゴンゴン叩いた。
暴力を収めるための妻の努力は裏目に出て、夫の怒りはエスカレートしていく。逆らわずに、ひたすらあやまるしか手だてはなかった。
「結婚してから、心から幸せだと思った瞬間なんてなかった。ポトンと真っ暗な井戸に落とされたみたいで……。出口がまるで見えなくて、いつもビクビクして。毎日、家に帰るのが怖かった」
―巧みなマインドコントロールにはまり、妻は夫から逃げられない。「わたしが悪いのだ。夫はかわいそうな人だから、わたしがそばにいてあげなきゃいけない」。学歴や収入、年齢も関係なく、あらゆる家庭に潜むDV。やさしかった夫はなぜ豹変し、悲劇が繰り返されるのか。子どものために耐えるのは正しいのか。
これは小説でも映画でもなく、この日本で起こった現実の話なのだ。
そして、あなたのまわりでも、きっと似たような悲劇が繰り返されているに違いない。そばにいるあなたも気づかないうちに。
目次プレビュー
- はじめに
- 序章
- 第1章 なぜ逃げられない 知られざるDVの真実
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親友の告白
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OJ・シンプソン事件が変えたアメリカ
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「離婚はしない」
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ドメスティック・バイオレンスとは何か
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幸せなはずだった結婚
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2ヶ月で暴力が顕在化
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裸足で逃げ出した夜
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「子どもはいらない」と言った夫
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死さえ覚悟した夜
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真実を知った母の嘆き
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駅のホームを監視する夫
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離婚調停
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「息子を殺して、オレも死ぬ」
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孝江さんの見た地獄
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「今度こそ死ぬ」と観念した日
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「世間の思い込み」が被害者を苦しめる
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被害者は、なぜ逃げられない
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圧倒的な無力感
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「愛情」「希望」「恐怖」で繰り返す家出と和解
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古い価値観に縛られる日本の妻たち
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自分のなかにある〝世間〟を乗り越えて
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「殴ったことなどない」
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DV加害者の特徴
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「男らしさ」と暴力
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古い価値観は若い世代にも
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「パパのこと好きでいたいのに」
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DVと子どもの虐待
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複雑に絡み合う家庭内の暴力
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両親に翻弄される子どもたち
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暴力の連鎖という悲劇
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「父親はいたほうがいい」という誤解
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わたしが我慢すればいい
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「3人にひとりは被害者」という衝撃
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DV防止法をめぐる動き
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変わったこと、変わらないこと
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生真面目な人を追い込むDV
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自分の意志で生き方を選び取る
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まるで〝お給仕さん〟
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DVではなくモラハラ?
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有名芸能人の「モラハラ離婚」も
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嫁いびりもりっぱなモラハラ
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モラハラのサイトにアクセスが殺到
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消えない心の傷
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加害者プログラムの草分け「エマージ」のカリキュラム
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「急場しのぎ」が事態を悪化させると知る
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「あぁ、オレはアイツを殴ったよ」
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終わりのない葛藤
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日本の「脱DVカウンセリング」の草分け
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男性運動から生まれた「メンズ・リソース・センター」
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怒りを抑えることを学んでも、暴力はやまない
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「男性は変わることができる」。そう信じることから出発する
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日本にも強力な男性リーダーが必要
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国の財政を直撃する家庭内の暴力
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「ウィメンズ・センター」の子ども向けプログラム
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小学生向けのドメスティック・バイオレンス教育
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あなたの手は誰かを傷つけるためのものじゃない
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「誘拐ではない」と突き放され
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壊れてしまった息子の心
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「法律や社会はわたしを守ってくれない」
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「幸せな結末」を探して