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明日のメディア
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明日のメディア

発売日 : 2011年10月15日
想定ページ数 : 256ページ
ISBN : 9784799310694
全文検索 : 非対応
既存メディア(新聞、テレビ、雑誌など)の外側に、今、広大なビジネスチャンスが姿を現しはじめた。たとえばネット利用者の行動データから、「BMWを購入している人の約半数が、1週間以内に花を買っている」というデータが得られる。つまり生花店は、クルマの購入者にアプローチすれば、今までにない効率的な広告活動が可能になるのだ。

新たな世界ではじまっている新しいルール。それに気付けるかどうかが、次世代の生き残り戦略になる。2014年のメディアビジネスの姿はどのような変貌を遂げるのか?
アメリカでは今後4年間に、スマートフォン、タブレット、スマートテレビを含めて、4億台のデジタル機器が普及する。これを誰がどのようにビジネス化するのか。その熾烈な戦いが繰り広げられている。最先端の海外メディア事情をもとに、メディアビジネスの未来を予測する。

メディアからコンテンツビジネス、表現論までも含めて、この先数年間の変化を描ききった意欲作。

目次

はじめに
第1章 4億台のメディア消費を、誰がビジネス化するのか?
メディアビジネスの源流は郵送される雑誌
データに変換されるコンテンツ
アメリカでは今後4年間で4億台のデジタル機器が広がる
既存メディアの外側に拡大するメディアイノベーション
コンテンツを囲い込む家電メーカーやケーブルテレビ
未来は現在の延長線上にはない
電子書籍リーダーもダイナミックに動いている
デジタル化されたコンテンツとコミュニケーション市場のビッグピクチャー
地デジ移行後のメディアの未来3段階
第2章 コンテンツのプラットフォーム
同時視聴だけど放送時間が違うアメリカのテレビ
デジタル版でもやっていけるイギリスの高級紙
夜10時まで明るい社会でメディアは発達するのか
高度に発達している日本のテレビ演出
インターネット空間で成立するコンテンツのビジネスモデル
アメリカのローカルテレビ局が展開する広告のアイデア
アメリカの地デジ移行完了後の動きに学べること
インターネットが定額制でなくなったら
FLOTVの最後
アメリカのベンチャー起業家が感じる映像ビジネスの今後
映像発見に必要なメタデータ
オーバー・ザ・トップからスマートテレビへ至る変遷
インターネットの映像配信サービス オーバー・ザ・トップ
ケーブルテレビの対抗軸 TV EverywhereとXfinity
有料化するフールー
ネットフリックスの海外進出
アマゾンオンデマンドとアップルTV
イギリスの地デジプラットフォーム、フリービュー
イギリスのインターネット配信といえば、iPlayer
ガラポンTV
第3章 コミュニケーションを担うソーシャルメディアの競争
本場アメリカには街にフェイスブックが溢れている
今までライバルじゃなかった企業同士が競合している
インターネットの情報はコンテンツとコミュニケーションに分けられる
コミュニケーションは無料化され、広告モデルで運営される
コンテンツは有料化される
コミュニケーションとコンテンツを巡るビジネス構造の変化
初めてマイページが持てたマイスペース
オープンとクローズ、マイスペースがフェイスブックに抜かれた理由
コンテンツが鍵だったグーグルとフェイスブックの戦い
メーカーとしてのアップルとそれを無料化するグーグル
グーグルTVとスマートテレビ、スマートフォンの競争がテレビの世界に
アップルを真似た家電メーカー、サムスンのプラットフォーム「バーダ(bada)」
スマートフォンに出現したモバイルゲームプラットフォームとアップルの対応
第4章 アドテクノロジーがメディアビジネスを変える
データ イズ キング?
広告枠を株式のように取引するアドエクスチェンジ
1日1回しか見られないページも広告メディアになる
コンテンツ制作から解放されたメディアビジネス
広告にサイエンスを
広告のクリエイティブも機械化される
パソコンを閉じても、広告が追いかけてくる
広告ビジネスで取引されるのは、メディア枠から行動データへ
メディアを持たなくても広告ビジネスに参入できる?
第三者からデータを買って、分析、提供する企業
アドテクノロジーを買収、スマートテレビ時代に備えるグーグル
デジタルでも置き換わらない広告会社の価値
第5章 ソーシャル化は、コンテンツの直接販売モデルに行き着く
コンテンツのソーシャル化で落ちたメディアパワー
映像がシェアされるなら、シェアされるCMを作るべき
ハリウッド究極のクラウド配信戦略
日本の外側で、コンテンツの市場競争が始まっている
第6章 スマートテレビと表現論、そして自律した個の誕生
実物とリアルの価値 ─空間編─
実物とリアルの価値 ─時間編─
テレビ表現と時間性
現代アートが鳴らす警鐘
カメラの視点、ペンの論点
メディアの信用は、何が保証するのか?
想像力と透明性、そして正しさへの希求
震災後の生放送とソーシャルメディア
自律性のない個がソーシャルメディアで吠える
ソーシャルメディア空間に影響を受けたマスメディア
メトカフの法則とネットワーク表現の価値
第7章 非連続なメディアの未来と脱工業化社会
デジタル化された機器とアンドロイドOSの意味
国内に特化する強みが失われる通信キャリア
ブラウザとアプリの競争
通信会社からコミュニケーションを引き継ぐソーシャルメディア
マスメディアが担ってきた無料のコンテンツはソーシャルメディアが配信する
そのとき、テレビ局は? 新聞社、出版社は?
ソーシャルメディアと民主主義、そして非連続な未来
おわりに
追伸
電子版あとがき

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