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自分の頭で考える子に育つ学ぶ力の伸ばし方
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自分の頭で考える子に育つ学ぶ力の伸ばし方

発売日: 2025/8/29
EPUBリフロー
ISBN: 9784799331958
全文検索: 非対応
『ポケモンフレンズ』の開発の制作に関わり、
世界300万人の子どもが夢中になる知育アプリ「Think!Think!(シンクシンク)」の開発、
算数オリンピックの問題作成、
そして、1万人以上の子どもと直に関わってきたからわかる
「考えることが好き!」な子になる親のかかわり方と環境のつくり方


本書は、世界300万人の子どもが夢中になる知育アプリ「シンクシンク」の開発者であり、
2025年7月にリリースされた『ポケモンフレンズ』の開発の制作に関わり、
ベストセラー『なぞぺ~』や算数オリンピックの問題制作にも携わる算数教育の第一人者・川島慶氏による著書。

急速な勢いで社会にAIが浸透し、予測できない時代。
「いい大学を出て、いい会社に入る」という、これまで良いとされてきたことが、
わが子の人生にとって正解なのか、わからない時代になってきています。

知識をたくさん詰め込むよりも、与えられた問題を考えて解く力よりも、
自分なりの視点で疑問を持つ力や、その人ならではの感性や興味・関心、
「自分はこう思う」という独自の視点、「このほうがおもしろい」と思う力が大事になっていきます。

学校のテストで高い点数を取るような、これまでの「頭のよさ」や偏差値で表される「学力」ではない力を引き出していく必要があるのです。

その力は「学ぶ力」であり、人生を切り拓き、自分らしく輝く力です。
では、その学ぶ力とはどのように伸びていくのか。

本書では、学ぶ力が伸びていく構造を以下のように表現し、お話していきます。
学ぶ力=意欲×思考力×知識・スキル

無理に暗記をしたり、繰り返し練習したりして計算力を身につけるといったものではなく、「その子ならではの感性・興味・関心」(=意欲)と、
自分なりに試行錯誤し考えていく(=思考力)といった、「考えることが楽しい」という体験を経ることで、学ぶ力が飛躍的に伸びていく
のです。

そして、子どもの学ぶ力を伸ばしていくために持っておきたい3つ視点、
①子どもは、もともとすばらしい力を持っている
②親ができるのは、「縁づくり」のサポート
③伸ばすのではなく伸びる。うばってしまうような言動を減らす

を紹介しています。

お子さまの可能性を信じ、学ぶことを心から楽しむ子に育ってほしいと願うすべての親御さんへ。
子育ての不安が、未来への希望に変わる一冊です。

目次

はじめに 「学ぶことが楽しい!」「考えることが楽しい!」が本当に伸びる子を育てる
「学ぶ力」とは人生を切り拓き、自分らしく輝く力
「教える」から「引き出す」へ
学ぶことが好き、考えることが好きな子に育てるために親が持っておきたい3つの視点
第1章 「考えることが楽しい」が子どもの力を引き出す
「考えることが楽しい」が 学ぶ力を引き出す
  • 「問題」を少し工夫することで勉強に夢中になった子どもたち
  • カンボジアの実証実験で再確認したこと
学ぶ力が伸びていく構造
  • 学ぶ力 = 意欲 × 思考力 × 知識・スキル
  • 意欲→思考力→知識・スキルの学びのサイクルで伸びていく
  • これからの時代に必要な「学ぶ力」とは、その子らしく輝く力
  • 世界の教育トレンド
  • 人間にとって大切な「自分で学び、考える力」
「学ぶ力」を伸ばす3つの視点
  • ①子どもは、もともとすばらしい力を持っている
  • ②大人ができることは「縁づくり」のサポート
  • ③伸ばすより伸びる。うばってしまうような言動を減らす
  • 「子どもの力が自然に伸びるために必要なこと」は、 実はすでに保護者が知っている
第2章 「意欲」という名のアンテナ
意欲は「心のアンテナ」
子どもはもともと「意欲」を持っている
  • 子どもは、その子ならではの感性を持っている
  • 意欲こそがその子のオリジナリティの源泉
  • 理屈で考えるより、感性で動いていることのほうが多い
  • AI時代、その子らしさこそが価値になる
活かしたい「その子らしさ」、 伸ばしたい「心の資産」
  • 無理やり変えようとしない。 持って生まれた輝きのタネ「ビッグファイブ」
  • 後天的に伸びる余地がある、心の資産「HERO」
子どもの「意欲」を引き出す縁づくり 3つのポイント
  • ①純粋に心が動く体験をつくる
  • ②大人自身が好きなことを大いに楽しむ
  • ③わくわくのひけつ
  • 刺激の強さに注意する。内発的動機と外発的動機
意欲をうばわないための行動と言葉
  • 「よかれ」と思ってやる行動こそ要注意
  • 大人の視点で子どもの言動をジャッジしない
  • 「うちの子は○○が苦手」と言わない
  • 笑顔のリアクション
第3章 子どもの「思考力」を引き出す
思考力とは「今の手持ちで何とかする力」
  • 「知識」を増やす以外の視点
思考力を構成する 「試行錯誤する力」と「思考の器」
  • 試行錯誤する力
  • 「思考の器」4つの分類
子どもは、もともと「思考力」を 持っている
  • 9歳までの「つ」のつく歳が黄金期
  • 思考力が「引き出されている」瞬間
  • 「創造力」と「思考力」
子どもの「思考力」を引き出す縁づくり 3つのポイント
  • ①一人で遊べる環境を用意する
  • ②五感を使った外遊び
  • ③教材を遊びのような形で提供する
ふざけ、いたずら、ずる、脱線、 ぼーっとすることへの一定の許容
  • 「ふざけること」の例
  • 「いたずら」の例
  • 「ずる」の例
  • 「脱線」の例
  • 「ぼーっとすること」の例
  • 頭の回転が速い子と遅い子の注意点
思考力をうばわないための行動と言葉
  • 「よかれ」と思ってやっていることの弊害
  • 間違いこそ知的わくわくの源泉
第4章 「知識・スキル」の適切な位置づけ
学びのサイクルにおける知識・スキル
  • 知識は「次の学びの道具」になる
誤解されがちな「基礎」と 本当の「基礎」の違い
  • 誤解されがちな基礎
  • 本当の「基礎」とは何か
  • 基礎は「教える」というよりも「自然に身につく」もの
算数との縁をつくる3つのポイント
  • 「算数力」とは算数と友だちでいること
  • ①数・図形・抽象概念と友だちになる
  • ②苦手意識を持たないでいること
  • ③遊びのように楽しく取り組む
家の中で算数と友だちになる方法
  • 園芸用の吸水スポンジで安全な立体遊び
  • 測りや定規で「単位」と仲良くなる
  • 日常の中で「数えたくなる」「形を見つけたくなる」環境を用意する
  • 「必要」になる機会をつくる
  • 組み合わせを遊びながら試したくなる体験をつくる
自分なりの工夫を見守る
  • 反復練習それ自体に意味はない
「計算」との正しい付き合い方
  • 「計算ができる」の限界を理解しておく
  • 文章題が苦手は自然なこと
中学受験との向き合い方
  • 中学受験対策が膨らみ続ける「無限ループ構造」
  • 大人の管理による「間に合わせ学習」の影響
  • 健全な中学受験との付き合い方
  • 撤退は「挫折」ではない
  • 中学受験算数の美しさを楽しむ
知識・スキルの真の価値
  • 知識・スキルの適切な位置づけ
おわりに 自身の感性と子どもを信じる
どんな専門書よりも正確なこと

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