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西暦536年の謎の大噴火と地球寒冷期の到来
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西暦536年の謎の大噴火と地球寒冷期の到来

発売日 : 2014年1月24日
想定ページ数 : 188ページ
ISBN : 9784799312667
全文検索 : 非対応
西暦536年、過去3000年間で最大の火山の大噴火が起こった。まきあがる噴煙は空をおおい、太陽はさえぎられ、やがて地球規模の大寒冷時代がやってきた。
はるか昔の自然災害であるにもかかわらず、研究者たちは、どのようにしてその証拠を求めたのか? 巨木の年輪を測定し、極地の氷床を分析し、25万頁にもなる古文献を調査して解明したこととは------。
天候激変による飢饉と旱魃を引き起こし、東ローマ帝国を衰退させ、ゲルマン民族の大移動、イスラム教の誕生、さらには日本の「天の岩屋伝説」にまで原因した人類史の事件に、科学の眼が迫る。

目次

はじめに
第1章 西暦536年の火山噴火
NASAの古典文献研究―宇宙研究機関が25万ページの歴史書を調べる
査読―独創的な研究ほどはねられるのはなぜか?
火山噴火―太陽光をさえぎる地球規模の気候変動
論文の引用件数―相対性理論はあまり引用されていない
アリゾナ大学の年輪研究―樹齢4000年以上の樹木からわかること
NASAの第2報―太陽は18カ月の間暗いままであった
サバティカルの研究―自由な研究ができる権利
ニールス・ボーア研究所の最近の論文―彗星か小惑星が衝突したのか?
アイスコア―グリーンランドの氷床は語る
コロンビア大の研究―536年に暗い太陽、夏霜、不作、大飢饉
研究のライフサイクル―彗星ではない、やはり火山噴火だ
第2章 気候変動の人類への影響
気候変動と民族大移動―ゲルマン民族と中央ヨーロッパの大混乱
気候変化による国家の滅亡―寒冷化変動でも日本は勝ち組か?
遺伝子組み換え農作物への影響―反対者は感情的で非論理的?
ブック・クラブ―『カタストロフ、現代世界の起源の追及』
キーズの歴史観―大噴火による東ローマ帝国の衰退、イスラム教の勃興
翻訳書と原書との違い―和書がトンデモ本になる
キーズの本の日本史にかんする記述―『日本書紀』の飢餓の記述は欧州と同じ
キーズがこの本を書いたきっかけ―ストーザーズ、ランピーノ、パン、ベイリー
535年ころの日本―仏教伝来による感染症の流行
成毛眞のブログ―仮説を立てるときは壮大なほうがいい
ケストラー―所持だけでも逮捕される発禁書『真昼の暗黒』
ではどうしたらよいか?―数多くの破局のシナリオ
第3章 天の岩屋の神話
536年の日本の内乱?―真珠が千箱あってもどうして凍えるのを救えようか
『古事記』と『日本書紀』―180年も前の飢饉の記録
天の岩屋の伝説―太陽は閉じこもり暗黒が訪れる
天の岩屋の伝説の意味―スサノヲは非情な災害をあらわす
天の岩屋伝説と535年の噴火の関係―よみがえる太古の災害の記憶
天の岩屋伝説の現代性―伝説ではなく事実に近い事件だった
第4章 恐竜絶滅と核の冬理論
彗星衝突説再び―オーストラリア近海で2個の彗星が1500年前に衝突
世界史の本当の主役―歴史を粗視化して見る
インターネット検索について―ブレーンストーミングと惜しい意見
強い頭―頭が鈍くなければ、粘り強く継続できない
核の冬の理論―わずか 10ページの論文が世界を変える可能性を持つ
恐竜絶滅のシナリオ―火山噴火や核の冬の考え方に相互に影響
太陽磁場―有翼日輪と太陽の衰弱
エアロゾル―黄砂の微粒子にふくまれる硫黄
地球温暖化―正解は「温暖化すると水が膨張するからだ」
おわりに
あとがき

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