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中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
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中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

発売日 : 2007年12月15日
想定ページ数 : 288ページ
ISBN : 9784887596030
全文検索 : 非対応
『菜根譚』はおよそ四百年ほど前に、中国・明代の学者、洪自誠によって書かれた処世訓です。
日本には江戸時代末期に伝わり、これまで非常に多くの人から愛読されてきました。

『菜根譚』は、人生にとって重要な原則を的確にあらわしていると高く評価されていますが、それには、十分な理由があります。
著者の洪自誠は、儒教・仏教・道教という、中国はじめ東洋全体に影響を与えた三大思想について学び、それぞれの足りない部分を他から補うようにして、この本を書いたのでした。

あるページでは苦しみに耐えて努力すべきであると言い、あるページでは心にゆとりを持ち楽に生きることを勧め、あるページでは現実は幻でありすべてを超越して生きるのがよいと語るこの本は、さまざまな状況や心理の間を揺れ動く私たち人間に対して、常に何らかの答えを示してくれる非常に融通が利く書であるとともに、極端に走らずバランスをとって生きることの大切さを教えてもくれているのです。

目次

はじめに
一 生き方について
〇〇一 まっとうに生きる
〇〇二 愚直に生きる
〇〇三 策略を知っていても使わない
〇〇四 苦言や逆境を進んで受け入れる
〇〇五 質素な生活をする
〇〇六 激務についても悠々と生きる
〇〇七 時代と相手に合わせて生きる
〇〇八 人徳を磨く
〇〇九 無欲に生きる
〇一〇 自分で運命を切り開く
〇一一 後半生こそきちんと生きる
〇一二 飾らずに生きる
〇一三 人目につかない場所で徳を積む
〇一四 さわやかに生きる
〇一五 声高に主張せず穏やかに生きる
〇一六 平凡に生きる
〇一七 苦境に耐える
〇一八 晩年こそ気力をふるい立たせる
〇一九 焦らずに晩成を待つ
〇二〇 一生の短さを悟る
〇二一 どこにいても心を自由にする
〇二二 権力に取り入らない
〇二三 病気と死について思いをめぐらせる
〇二四 素朴な生活をする
〇二五 お金や地位を求めず安心して暮らす
〇二六 野にあって自由に生きる
〇二七 穏やかな生活を楽しむ
〇二八 死を思って現在の日々を充実させる
〇二九 主体的に生きる
〇三〇 粘り強く努力を続ける
〇三一 苦労もし、ゆとりも持つ
〇三二 世間とのかかわりを減らす
二 心の持ち方について
〇三三 穏やかな気持ちでいる
〇三四 広い心を持つ
〇三五 利益のためではなく 自分を磨くために努力する
〇三六 あたたかい心を持つ
〇三七 どうにもならないことを悩まない
〇三八 祖先の苦労に感謝し、 子孫のために努力する
〇三九 才能だけでなく人徳を備える
〇四〇 度量を大きくする
〇四一 志を最優先する
〇四二 思いやりに満ちた清らかな心を持つ
〇四三 包容力を持つ
〇四四 叱られることを喜ぶ
〇四五 物事にとらわれない
〇四六 思い通りにならなくても悩まない
〇四七 困難に直面しても平然としている
〇四八 心にゆとりを持つ
〇四九 心を落ち着ける
〇五〇 とらわれない心を確立する
〇五一 ときには俗世間から離れて 心を洗い流す
三 自分を律することについて
〇五二 才能をひけらかさない
〇五三 無事なときには心を引き締め、 有事の際にはゆとりを持つ
〇五四 成功しても気を抜かない、 失敗してもあきらめない
〇五五 名声欲を捨てる
〇五六 功績を自慢しない
〇五七 おごり高ぶる心を捨てる
〇五八 求めない
〇五九 財産や才能を自慢しない
〇六〇 我を張らない
〇六一 自分の心に勝つ
〇六二 繊細すぎない、大らかすぎない
〇六三 富や名誉の誘惑に負けない
〇六四 与えた恩は忘れ、受けた恩は忘れない
〇六五 エリートとしての自覚を持つ
〇六六 自分に厳しくしすぎない
〇六七 極端に走らない
〇六八 悪い状況にあっても品格を保つ
〇六九 ちよっとした迷いを見過ごさない
〇七〇 自分の心を観察する
〇七一 他人の才能をねたまない
〇七二 怒りを表さない
〇七三 考え深くなり、疑り深くならない
〇七四 すべてを自分の責任と考える
〇七五 無理に心を変えようとしない
〇七六 「勤勉」と「倹約」の真の意味を知る
〇七七 よく考えて判断する
〇七八 非凡や高潔を気取らない
〇七九 他人からの評価に一喜一憂しない
〇八〇 思いやりを持つ
〇八一 功績や知識を誇らない
〇八二 物欲におぼれない
〇八三 他人からの迎合に気をつける
〇八四 度を超さない
〇八五 使命を自覚して正しく行動する
〇八六 口に出す前によく考える
〇八七 いざというときのために ふだんから精神を鍛える
〇八八 夢中になりすぎない
〇八九 忙しいときは冷静になり、 暇なときは情熱を持つ
〇九〇 自分に何があっても動揺しない
〇九一 バカにされても怒らない
〇九二 騒がしさも静かさも超越する
〇九三 欲望をコントロールする
〇九四 清らかで正しい心を守り続ける
四 人とのかかわりについて
〇九五 人に譲る
〇九六 友人とは三割の義侠心を 持ってつき合う
〇九七 一歩譲ることで一歩進む
〇九八 名誉を独り占めしない
〇九九 あたたかい家庭を築く
一〇〇 相手の受容量を考えて指導する
一〇一 つまらない人物を憎まず、 立派な人物に媚びない
一〇二 感謝を求めない
一〇三 周囲の人の元気を失わせない
一〇四 家族に対して感情的にならない
一〇五 信念を人に押しつけない
一〇六 人を責めない
一〇七 感謝を期待しない
一〇八 新しい友人をつくるより 古い友人を大切にする
一〇九 友人の過ちを見過ごさず忠告する
一一〇 相手の気持ちを考える
一一一 人の弱点を責めない
一一二 相手をよく見て心を許す
一一三 むやみにほめたり 悪口を言ったりしない
一一四 家族の間で恩を着せない
一一五 非難を招くような自慢をしない
一一六 常に穏やかに人に接する
一一七 部下の評価をあいまいにしない
一一八 逃げ道を残してやる
一一九 言葉で人を救う
一二〇 誠実・円満に人と接する
一二一 ゆったりと構えて 相手が変わるのを待つ
一二二 人を信じる
一二三 昔からの友人と 新鮮な気持ちでつき合う
一二四 人の苦しみを見過ごさない
一二五 最初に厳しくし、しだいに緩める
一二六 リーダーになったら言動に注意する
一二七 悪い者たちと戦わず、 穏やかに正しい道へ導く
一二八 公平さを保つ
一二九 恵まれているときこそ、 思いやりを忘れない
一三〇 嫌われることを恐れない
一三一 人に寛大にし、自分に厳しくする
五 ものの見方について
一三二 自分の心と向き合う
一三三 他人と自分を比べて判断する
一三四 現実は幻だと知る
一三五 自分の心を見つめる
一三六 利己的にならず大局的に判断する
一三七 世の中は思いのままにならないと知る
一三八 世間の評判を鵜呑みにせず、 自分で確認する
一三九 中途半端な知識に縛られない
一四〇 本質を理解する
一四一 すべては幻と心得る
一四二 立場を変えて物事を見てみる
一四三 気持ちをゆったりとさせる
一四四 社会生活の中で悟る
一四五 視点を変えて物事を見る
一四六 成功があれば失敗、 生があれば死があると理解する
一四七 世俗に身を置きながら、 世俗を超越する
一四八 俗世間を生きる中に真理を発見する
一四九 万物の本質は同じであると悟る
一五〇 執着心を捨てて真理を会得する
一五一 無心の境地を楽しむ
一五二 客観的に物事を見る
六 日々の行動について
一五三 控えめにする
一五四 動きすぎず、静かすぎない
一五五 後悔しないかどうか考えて 行動を決める
一五六 バランスのとれた働き方をする
一五七 初心に帰る、行く末を見極める
一五八 正しい行いから逃げない
一五九 人の言いなりにならない
一六〇 高い目標を持つ
一六一 目標に集中する
一六二 人目につかない所でこそ 過ちを犯さない
一六三 本来の目的を見失わない
一六四 自己顕示をしない
一六五 沈黙を守る
一六六 暇なときでもぼんやり過ごさない
一六七 社会のために尽くす
一六八 偽善を働かない
一六九 楽しいことはほどほどにしておく
一七〇 軽すぎず、重すぎずを心がける
一七一 時間をむだにしない
一七二 正義に逆らわない
一七三 信念を貫く
一七四 小さなことにも手を抜かない
一七五 まわりをよく見る
一七六 人格を磨きつつ事業を行う
一七七 常に学び続ける
一七八 成果が見えなくても続ける
一七九 個人的な利害は忘れて物事に取り組む
一八〇 時間をかけて慎重に行う
一八一 本質に迫るまで深く学ぶ
一八二 多くのことをしようとしない
一八三 やめるべきことはすぐやめる
一八四 やることを減らす
一八五 心にゆとりを持つための環境を整える
一八六 うまくいかないときは力を蓄える
一八七 目の前のことを淡々と片づける
一八八 酒は潔く切り上げる
一八九 ただ趣味を楽しむだけでなく、そこから何か学ぶ
七 人間について
一九〇 真にすぐれた人を見抜く
一九一 立場を変えて人を観察する
一九二 教育環境に気を配る
一九三 欲望に惑わされない
一九四 人に知られずに善行をする
一九五 清濁合わせ飲む
一九六 やる気を持つ
一九七 硬軟両面を持つ
一九八 逆境にあって自分を磨く
一九九 人は薄情だと知る
二〇〇 理屈っぽい人間を 無理に変えようとしない
二〇一 名声を求める人間に気をつける
二〇二 心の冷たい人間にならない
二〇三 若者をしっかりと教育する
二〇四 話す内容にとらわれず人を判断する
二〇五 人の心は満ち足りることはないと知る
二〇六 世間の悪習に染まらない
八 幸福について
二〇七 平穏無事に暮らす幸せを知る
二〇八 苦労の中に喜びを見いだす
二〇九 常に無心でいる
二一〇 満たされた生活の中に 不幸があることを知る
二一一 楽しい気持ちで暮らす
二一二 真の幸福をめざす
二一三 無欲に徹する
二一四 満ち足りることを知る
二一五 幸は不幸、生は死に つながることをわきまえる
二一六 心の持ち方を変えて幸福になる
二一七 喜びも悲しみも忘れ去る
二一八 分不相応の幸運に気をつける
二一九 ほどほどで満足する
二二〇 自然の美しさに目を向ける

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