セール中 カテゴリ一覧 著者一覧
悪文・乱文から卒業する 正しい日本語の書き方
0件
1,650円(税込)
獲得ポイント: 17pt
通常:
17pt

悪文・乱文から卒業する 正しい日本語の書き方

発売日 : 2018年10月19日
想定ページ数 : 240ページ
ISBN : 9784799323731
全文検索 : 非対応

累計20万部のベストセラーが』増補改訂で待望の復刊!


本書の対象と特色
①まず、本書では、主にビジネス・パーソンを対象にした。報告書、会議録、業務日報や社内試験など、ビジネス・パーソンは、常に基礎的な文章力を必要とされる。それなのに、多くの場合、自己流で適当に書いてしまっている。また、ウェブ上で使われている文章にも、乱れが多い。
この本では、仕事を進めるにあたって求められる、最低限の文章力が得られるように工夫した。そのため、表記法、避けるべき表現や文法の知識など、文章についての項目を細かく分解して説明した。
②したがって、中学生、高校生をはじめ、大学生、大学院生や国家試験の受験生などに対しても、入学試験や就職試験、また、レポートや論文の作成などで、本書のルールは十分に役立つものである。
③また、私的なハガキや手紙などを書くときにも、大いに参考にできる内容にした。
つまり、この本は、小説・詩歌以外のすべての文書に共通するルールを網羅したものである。よい文章を書くための一般的なルールについては、第Ⅰ章の記述に譲るが、いちばん大切なポイントを示しておこう。
それは、「よい文章とは、分かりやすく、簡潔な文章」ということである。文書で細かく説明したことは、すべてこの一点につながるといってもよい。
「分かりやすく、簡潔な文章」の内容は、(ⅰ)主題が明確であること(ⅱ)間違いがなく正しいこと(ⅲ)言いたいことがズバリと端的に表現されていることである。
「そのような文章は、自分には書けない」と思われるかもしれない。しかし、普段、仕事上の文書、また、レポート・論文や手紙などを書くにあたって、本書のルールを参考にしてもらえば、必ず「分かりやすく、簡潔な文章」が書けるようになる。
「文章はセンスだ」と言う人がいる。その意見にも、一理ある。しかし、小説や詩歌の類ではなく、ビジネス文書やレポート・論文・手紙などでは、とにかく毎日書いて量をこなすことが大切だ。たくさん書くうちに、よい文章の法則が自分なりにつかめてくる。「センス」も、その過程で自然に磨かれてくる。

目次

まえがき
第1章 まずはここから! 文章上達のための心構え
1-1 よい文章とは
  • 1-1-1 「パッ」とひらめいたことが、文章になる
  • 1-1-2 「清潔で」「面白く」「やさしく」「有意義」が、ポイント
  • 1-1-3 6割の人生観と、4割の情報とテクニックで文章はうまくなる
  • 1-1-4 「サーッと読めて、心に残る文章」が最良である
1-2 文章上達のコツ
  • 1-2-5 「書く心構え」を持つ
  • 1-2-6 メモ魔になる
  • 1-2-7 ピントを、合わせる
  • 1-2-8 表で、考える
  • 1-2-9 具体例を頭に描きながら、書く
  • 1-2-10 読みながら、書く
  • 1-2-11 自分が分からないことは、書かない
  • 1-2-12 推敲(すいこう)は、声に出しながら行う
  • 1-2-13 ぎこちない文章は、間をおいてから書き直す
  • 1-2-14 文章は、たくさん書くことで上達する
  • 1-2-15 新聞・本を、丁寧に読む
  • 1-2-16 コピーを付ける練習をする
  • 1-2-17 人の話は、メモを取りながら聞く
  • 1-2-18 相手が複数の例を挙げだしたら、表にして理解する
第II章 覚えておきたい! 日本語の文章作法
2-1 文章の基本構成
  • 2-1-1 「起・承・転・結」の形で、しっかり書けるようにする
  • 2-1-2 正しい形式の文を、書く
  • 2-1-3 主語と述語は、なるべく近くに置く
  • 2-1-4 見出しで、本文の内容を適切かつ簡潔に表現する
  • 2-1-5 見出しと同じ言葉を、本文中にも使う
  • 2-1-6 「である調」と「です・ます調」を区別する
  • 2-1-7 文章は、断定して書く
  • 2-1-8 書き出しは、短文にする
  • 2-1-9 文の書き出しは、なるべく“かな”か「 」に入れた漢字にする
  • 2-1-10 文章は、初めの2、3行で勝負する
  • 2-1-11 まず結論を書いてから、説明に移る
  • 2-1-12 説明文では、最初に、全体を1文で説明する
  • 2-1-13 書く項目のポイントを先に述べる
  • 2-1-14 主張(結論)と理由を、セットにする
  • 2-1-15 関連性の強い内容は、まとめて前に置く
  • 2-1-16 重要度の高いものから、先に書く
  • 2-1-17 修飾語は、修飾される語の近くに置く
  • 2-1-18 主語を省いても、よいときがある
  • 2-1-19 「文頭」と「文末」が文法上、矛盾しないようにする
  • 2-1-20 文末に、変化をつける
  • 2-1-21 語順を変えることで、強調する部分を変えられる
  • 2-1-22 終わりの部分を、大切にする
2-2 簡潔な文とは
  • 2-2-23 主張を、一言で表す
  • 2-2-24 文は、できるだけ短くする
  • 2-2-25 「1センテンス・1メッセージ」
  • 2-2-26 重複表現は、しない
  • 2-2-27 2、3行の間に、同じ言葉を続けて使わない
  • 2-2-28 同じ意味の文を、繰り返さない
  • 2-2-29 不要な修飾語は、使わない
2-3 句読点と改行の原則
  • 2-3-30 句点(くてん)「。」は、文の終わりに打つ
  • 2-3-31 カギカッコでくくった文章には、句点「。」を打たない
  • 2-3-32 読点(とうてん)「、」は、「読みやすさ」「分かりやすさ」のために打つ
  • 2-3-33 読点「、」で、語句の係りをはっきりさせる
  • 2-3-34 複数の述語が並列する場合、主語に読点「、」は打たない
  • 2-3-35 通し番号やカッコが続く場合は、読点「、」を打たない
  • 2-3-36 接続詞は、できるだけ省く
  • 2-3-37 内容の異なる文は、改行して書く
2-4 分かりやすい文とは
  • 2-4-38 1つの解釈しか、できない文にする
  • 2-4-39 列挙したいものの表現は、統一する
  • 2-4-40 単位や範囲を、統一して使う
  • 2-4-41 種類や要件などの列挙は、箇条書きがよい
  • 2-4-42 肯定部分を先に、否定部分を後に書く
  • 2-4-43 肯定文と否定文を、混在させない
  • 2-4-44 事実は、数字を使って具体的に書く
  • 2-4-45 日時は、原則として具体的に書く
  • 2-4-46 定義は、50字前後で書く
  • 2-4-47 定義は、抽象から具体に向けて書く
  • 2-4-48 定義の文章の形を、整える
  • 2-4-49 「たとえ話」を入れると、理解しやすい
  • 2-4-50 「故事」や「ことわざ」で、分かりやすく表現する
  • 2-4-51 「会話文」を使うと、分かりやすくなる
  • 2-4-52 時には、「独自の言い回し」を工夫する
  • 2-4-53 「訓読みの表現」を、なるべく使う
  • 2-4-54 引用文には、カギカッコなどを付ける
  • 2-4-55 熟語動詞を、和語の動詞に置き換える
第III章 やってはいけない! 日本語の使い方
3-1 避けるべき表現
  • 3-1-1 決まり文句を、使い過ぎない
  • 3-1-2 直訳調の表現は、できるだけ使わない
  • 3-1-3 回りくどい表現を、しない
  • 3-1-4 漢語調の表現は、できるだけ使わない
  • 3-1-5 文語調の表現は、できるだけ使わない
  • 3-1-6 お役所言葉は、使わない
  • 3-1-7 専門用語や業界用語は、できるだけ使わない
  • 3-1-8 指示語を、むやみに使わない
  • 3-1-9 外国語は、むやみに使わない
  • 3-1-10 副詞句の係りを、明確にする
  • 3-1-11 カッコは、文中ではなるべく使わない
  • 3-1-12 責任逃れの表現を、しない
  • 3-1-13 二重否定の表現は、しない
  • 3-1-14 漢字は、6字以上続けて使わない
3-2 使い過ぎてはいけない言葉
  • 3-2-15 「必ず~」は、必要以上に使わない
  • 3-2-16 「~を行う」という表現は、なるべく使わない
  • 3-2-17 「~化」「~性」「~的」という表現は、なるべく使わない
  • 3-2-18 「~は~は」は、使わない
  • 3-2-19 「~が~が」は、使わない
  • 3-2-20 「の」を3回以上、続けて使わない
  • 3-2-21 「~だ」という表現を、3回以上繰り返さない
  • 3-2-22 「~こと」を、必要以上に繰り返さない
  • 3-2-23 「私は~」の表現を、使い過ぎない
  • 3-2-24 「~という」と「~と言う」を、区別する
  • 3-2-25 話し言葉を、使わない
  • 3-2-26 文中の「~である~」という表現は、省略する
第IV章 もう迷わない! 日本語表記の原則
4-1 漢字とかな
  • 4-1-1 常用漢字を、使う
  • 4-1-2 難しい漢字は、「ひらがな」で書く
  • 4-1-3 意味によって、漢字とかなを使い分けたほうがよい語句もある
  • 4-1-4 接続詞・副詞・連体詞・助詞・助動詞などは、かな書きにする
  • 4-1-5 漢字やかなは、文章中で統一する
4-2 用語・カタカナ・欧文
  • 4-2-6 初めての用語は、直後に説明する
  • 4-2-7 略語を使う場合、初めに正式名称を明記する
  • 4-2-8 カタカナの複合語は、間に中黒「・」を入れて表記する
  • 4-2-9 一般的でないカタカナ表記を使う場合、カタカナと欧文の両方を書く
  • 4-2-10 カタカナ表記を、アクセントとして使う
  • 4-2-11 欧文表記の略語には、日本語の意味を付ける
  • 4-2-12 英字の大文字・小文字の使い分けに、注意する
  • 4-2-13 略語やカタカナ語などは、文中で統一する
4-3 固有名詞の書き方
  • 4-3-14 固有名詞は、絶対に間違えない
  • 4-3-15 人名は、必ずフルネームで書く
  • 4-3-16 社名は、正式名称で表記する
  • 4-3-17 登録商標は使わず、普通名詞で表記する
  • 4-3-18 肩書は、その人名が初めて出るところに付ける
4-4 あいさつの書き方
  • 4-4-19 「拝啓」と「敬具」の書き方を統一する
  • 4-4-20 礼状は、「1件1礼」にする
  • 4-4-21 あいさつ文で、季語・決まり文句は、使わない
4-5 数字の使い分け
  • 4-5-22 数字は算用数字を使い、単位数字は「万、億、兆……」を使う
  • 4-5-23 数字表記は、単位によって使い分ける
  • 4-5-24 数字は、3ケタごとにカンマ「,」を付けて位取りをする
  • 4-5-25 概数は、「数」「何」「約」「前後」「余り(足らず)」などで表す
  • 4-5-26 数値の範囲を示すときは、数字を省略しない
  • 4-5-27 縦書きの場合は、漢数字を使う
  • 4-5-28 「以上」「以下」は、基準値を含む
  • 4-5-29 「~前」「~後」は、基準値を含まない
  • 4-5-30 「ぶり」「目」「足かけ」「周年」を、正しく使う
  • 4-5-31 文章が公表される年、月や日などを、考えて書く
  • 4-5-32 前の出来事は、「先日」「最近」「このほど」として書く
  • 4-5-33 年号表示と西暦表示を、併記する
4-6 各種符号の使い方
  • 4-6-34 文中の符号は、慣用に従って正しく使う
  • 4-6-35 中黒「・」は、同格の言葉を並べたり、判読しやすくするために使う
  • 4-6-36 3点リーダ「…」は、言葉の省略や無言を表すときに使う
  • 4-6-37 ダーシ「─」は、まとめや問題を提起するときに使う
  • 4-6-38 文中で項目を羅列して説明する場合、最後の項目の終わりにダーシ「─」を打つ
  • 4-6-39 ダーシや3点リーダは、2文字分使う
  • 4-6-40 カギカッコ「」の中は、二重カギカッコ『』を使う
  • 4-6-41 丸カッコ( )の中の細項目には、〈 〉を使う
  • 4-6-42 強調したい語句には、カギカッコや傍点ルビなどを付ける
  • 4-6-43 項目別に書く場合、見出し符号は「1、(1)、①」を主に使う
4-7 図の使い方
  • 4-7-44 図を用いて、文章を分かりやすく、簡潔にする
  • 4-7-45 図表には、タイトルと説明文を付ける
  • 4-7-46 グラフの変化は、時間などの流れに沿って具体的に説明する
第V章 いまさら聞けない! 日本語文法
5-1 助詞の使い方
  • 5-1-1 「は」と「が」を、使い分ける
  • 5-1-2 「に」と「へ」を、使い分ける
  • 5-1-3 「より」と「から」を、使い分ける
  • 5-1-4 「の」を、あいまいに使わない
  • 5-1-5 「で」を、あいまいに使わない
  • 5-1-6 接続助詞の「が」を、使いすぎない
  • 5-1-7 「~など」を使う場合は、2つ以上の例を挙げる
  • 5-1-8 性質に関する1例を挙げる場合に、「など」は使わない
  • 5-1-9 「~など」「~ほか」「~ら」は、人と物とで、それぞれ使い分ける
5-2 接続の表し方
  • 5-2-10 選択の接続詞は、「または」を使う
  • 5-2-11 並列につなぐ場合は、「と」または「および」を使う
  • 5-2-12 「と」「や」「および」などは、最後の語句の前に置く
5-3 送りがな・かなづかい
  • 5-3-13 送り仮名は、7つの法則(通則)に従って付ける
  • 5-3-14 活用のある語は、活用語尾を送る(通則1)
  • 5-3-15 活用語尾以外の部分に他の語を含む語は、含まれている語の送りがなの付け方によって送る(通則2)
  • 5-3-16 名詞には、原則として送りがなを付けない(通則3)
  • 5-3-17 活用のある語から転じた名詞には、元の語の送りがなの付け方によって送る(通則4)
  • 5-3-18 副詞・連体詞・接続詞は、最後の音節を送る(通則5)
  • 5-3-19 複合の語の送りがなは、その複合の語を書き表す漢字の、単独の語の送りがなの付け方による(通則6)
  • 5-3-20 複合の語のうち、慣用的に送りがなを付けないものがある(通則7)
  • 5-3-21 「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」を正しく使い分ける
5-4 間違えやすい表現
  • 5-4-22 「ら抜き言葉」は、使わない
  • 5-4-23 尊敬語と謙譲語を、正しく使い分ける
  • 5-4-24 二重敬語は、使わない
  • 5-4-25 敬称を、重複して付けない
  • 5-4-26 副詞を、正しく受ける
  • 5-4-27 よく似た語句、語彙の中で、最もピントの合ったものを使う
  • 5-4-28 紛らわしい用語は、なるべく他の表現に置き換える
  • 5-4-29 自分が誤りやすい表記を、知っておく
  • 5-4-30 同音異義語・同訓異字の間違いに、注意する
  • 5-4-31 略字、俗字や当て字は使わない
  • 5-4-32 誤字を訂正するときは、前後の文章中に同じ誤りがないかを読み返してチェックする
付録

ユーザーレビュー

レビューがありません
書籍をシェアする