社会や家族のあり方が変わればお墓のあり方も変わる。核家族化、都市化、出生率の低下や未婚率の上昇、高齢化等により、日本では現在、さまざまなお墓の問題が起こっている。一人っ子の長男・長女が「実家のお墓をどうするか」という問題、独身で家族がいない高齢者が自分のお墓をどうするかという問題、転勤が多い人がお墓をどこに作るかという問題、離婚した親の墓をどうするかという問題等々……。本書は家族とお墓の変遷を振り返り、お墓をめぐる意識の調査・分析を通して、家族をどう弔うか、ひいては家族とどう向き合うか考えるヒントを提供するものだ。
目次プレビュー
- はじめに
- 第1章 日本の家族はこんなに変わってきた
- 第2章 家族が変わればお墓も変わる
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江戸時代以前、「家族」という意識は薄かった
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江戸時代に生まれた、現在につながる家族の形
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明治時代に家族が「制度化」された
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大正時代に「核家族」が登場
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戦後の改革でなくなった「イエ制度」
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高度経済成長期、4人家族が「標準世帯」となる
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高度成長期を過ぎて揺れ動く家族像
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そして現在:出生率の低下と未婚率の上昇
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高齢者だけの世帯が増えている
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親との近居を望む人たち
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増える一人世帯
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変わる女性の役割
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家族のあり方はいろいろあっていい
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外国のお墓はどうなっているのか
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お墓にあまりこだわらない欧米
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欧米同様お墓にこだわらないインドとイスラム圏
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先祖を崇拝する儒教の影響が強い中国のお墓事情
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中国と共通する韓国のお墓事情
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日本のお墓も時代によってずいぶん違う
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土葬中心だった縄文から飛鳥・奈良時代
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上の階層に火葬が広まった平安から鎌倉時代
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寺檀関係ができ、庶民がお墓を持つようになった江戸時代
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大きく変わった近代以降のお墓
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明治時代以降、お墓もイエ制度に組み込まれる
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戦後、イエ制度はなくなったが人々の意識は?
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復興期~高度経済成長期「墓地の都市化」の時代
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バブル期~1990年代 お墓の大転換期
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「共同墓」「樹木墓」「自宅供養」「寺院内霊園」……お墓が多様化する
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お墓はどうしても必要なのか?お墓は誰のものか?
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アンケート調査(量的調査)に見る意識
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因子分析でわかったこと―「先祖重視」と負担感
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t検定でわかったこと―性別や年代による意識の差
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重回帰分析でわかったこと―「親の死」と「自分の死」の違い
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インタビュー(質的調査)に見る意識
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CASE1 「墓については考えたくない」
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CASE2 「両親の離婚や再婚が墓の問題を複雑にしています」
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CASE3 「4歳の息子を義母の養子にして家を継がせました」
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CASE4 「弔いたいし、弔われたいです」
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CASE5 「将来は盆暮れを大事にしようって気持ちになると思う」
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CASE6 「実家の墓は墓じまいすることになるだろう」
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CASE7 「墓なんかつくっちゃうと身動き取れないなって思うね」
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CASE8 「私は共同墓でいい」
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CASE9 「実家の墓に両親と一緒に入りたい」
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CASE10 「みんなで協力して墓を守ってもらえるのが一番」
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CASE11 「夫の実家の墓でいい」
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CASE12 「自分が死んだら、甥に頼むかもしれない」
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インタビューのまとめ
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誰を家族だと思うか
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「住む場所」という問題も
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多様な意識