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未来の選択 僕らの将来は、政策でどう変わる?
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未来の選択 僕らの将来は、政策でどう変わる?

発売日 : 2013年7月20日
想定ページ数 : 200ページ
ISBN : 9784799313572
全文検索 : 非対応
政治のことはよくわからないから、政治家たちに任せておけばいい。選挙に行っても誰に投票すればいいかよくわからない。というか、誰が当選したって同じでしょ? どうせ何も変わらない。だから、自分には関係ない。
そんなことを思っている人もいるかもしれない。でも、そんなことはない。自分には関係ないと思い選挙に行かなければ、政策はどんどん投票率が高い人たちに向けたものになってしまい、より政治が遠くなってしまう。政治家たちは当選するために、確実に投票してくれる人々に対する政策を打ち出していくからだ。
 選挙では何も変わらないと思う前に、自分たちの手で、日本の未来を変えることについて考えてみてほしい。それはつまり日本に住む自分たちの将来を考えることでもあるからだ。
自分たちの将来のために、今、日本の政治問題をどのようにとらえて、何を考えればいいのか。政治の争点といわれるものに、いったいどんな意味が隠されているのか?そもそも自分自身はいったい、どんな考えを持っているのか。
本書は、そういった疑問を紐解くためのキーノートだ。

具体的には、日本政策学校という学び舎に集った私たちが考えた、7つの論点、「政治主導と官僚制」「税金と社会保障」「景気対策」「雇用問題」「原発とエネルギー問題」「憲法改正と徴兵制」「TPPと外交」に関して、基礎知識と問題意識を共有し、政策について解説や識者の意見をまとめた。さらに、それぞれの政策においての簡単な質問を用意し、それに答えると自分の立ち位置がわかる「政策ポジション図」を作成した。各政党や政治家、識者などのポジションもわかるようになっている。また、それぞれのポジションにおける代表的な意見も掲載してある。それぞれの問題について、持論を整理、明確化し、日本の将来の選択を進めるものになるはずだ。
そして、最後に私たちが考える、明るい日本の未来像を描くために大切な2つの「ボーダレス」を紹介している。
本書が、みなさんが政治や社会のこれからについて考え、自ら“未来の選択”をするきっかけとなれば幸いだ。

目次

はじめに 政治は自分にはあまり関係がないと思ってる人へ
寄稿 現状を変え、これからの日本をつくるために今、声をあげる
CHAPTER1 政治主導って、結局なんだったの?
ちょっとその前に、基礎知識の振り返り①
日本政治の課題を知り、自分の生活を考える
「官僚主導」による国会と内閣のねじれ
なかなか解決されない官民癒着
天下りを廃止し、「政治主導」を掲げた民主党
国民のために仕事をする行政組織に変革を
「政府中心」に対して「地方分権」という案もある
政治で使われる言葉は文字どおりの意味とは限らない
CHAPTER2 増税って本当に必要なの?
ちょっとその前に、基礎知識の振り返り②
税金と年金について知り、自分の将来を考える
富裕層から所得税を取る方向
若者世代へ早めに資産が回るようにする
法人税を引き下げて、景気浮揚をアシスト
消費税増税にともなう負担の軽減措置
日本の消費税制度は十分ではない
消費税を増税すれば、財政は立て直せるの?
財政を建て直すためには消費税30%が必要!?
市民によって税が活用されるための減税政策
現在の年金制度はすでに成り立っていない
CHAPTER3 それで日本の景気はどうなるの?
ちょっとその前に、基礎知識の振り返り③
日本経済を知り、長引く不況の突破口を考える
アベノミクス効果で景気回復の兆し?
金融緩和でデフレはインフレに転換する?
安易な金融緩和は問題を先送りするだけ
リフレ政策は、国債を暴落させる?
そもそもインフレは起こせない?
円安は国債価格の暴落を意味する
日本経済が崩壊する、最も怖いシナリオ
景気対策は抜本的な構造改革しかない
CHAPTER4 雇用は安定していくの?
ちょっとその前に、基礎知識の振り返り④
雇用について知り、これからの働き方を考える
ボーナスは増えても、給料は上がらない
就職氷河期が、就活うつまで生んでいる
一部の人気企業への集中がそもそも間違っている
非正規雇用者は正社員の代替ではない
多様な働き方を認め、セーフティネットを強化する
CHAPTER5 それでも原発は必要なの?
ちょっとその前に、基礎知識の振り返り⑤
原発とエネルギー問題を知り、安心・安全な暮らしを考える
原発を止めるとエネルギーが足りなくなる
原発は、その他の発電方法より安全?
経済と安全、どちらを優先させるのか?
脱原発は、単独では達成できない
ドイツが教えてくれる電力行政の未来絵図
電力の自由化に向けた動き
日本だけでなく、アジアで考える安定供給策
CHAPTER6 憲法は私たちにどうかかわっているの?
ちょっとその前に、基礎知識の振り返り⑥
憲法について知り、これからの日本のあり方を考える
憲法とはどのような法なのか
憲法を変えることを前提としない国民的議論を
憲法改正と憲法9条はセットで考えない
自衛隊の存在は違憲なのか?
自衛隊の立場に関する議論を深める必要がある
自民党の改憲案は国家解体へのシナリオ
改憲、護憲だけでなく、憲法を検討してみる
CHAPTER7 TPPや外交、どうなっていくの?
ちょっとその前に、基礎知識の振り返り⑦
TPPと外交について知り、グローバリズムを考える
TPPを阻む農業問題の根本はどこにあるのか
過保護な政策が米の国際競争力をなくした
市場の要望に応え、消費者に選ばれる農業へ
TPPに反対する理由とその意味は?
TPP参加は目的ではなく手段の1つ
アメリカが仕掛ける外交策とは
グローバリズムの本質は、地球視点と地域視点の融合
CHAPTER8 2つのボーダレスで語る日本の未来
アイデアをひねり、日本=自分の未来図を描く
3つのセクターをボーダレスにする
社会起業家に加え、政治起業家を輩出する
政治というリーダーシップを発揮するために
行政単位のボーダレスは、国家観の変更を意味する
共同体自治を中核とする民主主義とは
新たな時代、参加型民主主義の模索が始まった
市民による参加型民主主義実現に向けた取り組み
参加型民主主義にともなうパラダイムシフト
日本の公共セクター(立法・行政・司法)の課題
政治変革の課題
未来を選択する ~僕らの将来を、政策で変えるための5つのアクション
おわりに 民主主義の透明化・双方向化を目指して
日本政策学校プロジェクトの紹介

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