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放射能から子どもの未来を守る
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放射能から子どもの未来を守る

発売日 : 2012年1月20日
想定ページ数 : 200ページ
ISBN : 9784799310854
全文検索 : 非対応
国会の参考人説明で、内部被曝研究の第一人者・児玉龍彦教授(東京大学)は、満身の怒りを表し、「国はいったい何をやっているのですか!」と政府を糾弾した。子どもと妊婦を守ることを最優先にすべきであると涙ながらに訴える児玉教授の姿はYouTubeで繰り返し流され、大勢の人々共感と支持を得た。
一方、不良債権問題、小泉構造改革を厳しく批判してきた金子勝教授(慶應大学)は、誰も責任をとろうとせず、失敗も総括しないところに、「失われた20年」と今回の原発事故との共通点を見いだし、3.11直後から警鐘を鳴らしてきた。
原発事故と、その後の無責任な対応により、住む家を追われ、仕事を失い、子どもたちの未来に不安を抱かなくてはならないという理不尽な現実に対して、盟友・児玉龍彦教授と金子勝教授が熱く語る、魂の対談!
感情をあらわに、理不尽な現実に怒りを表明することができる。そんな学者たちが、今この時代にいるのは、ものすごく心強い。

目次

はじめに 子どもの未来を放射能から守るために 児玉龍彦
第1章 メルトダウン なぜ、「ずっと嘘ばかりだった」のか
メルトダウンはしていないという嘘
情報封鎖 中村審議官の突然の交代
ピット水から広島原爆四個分の放射能が
情報を明かそうとしない「お父さん」型の組織
SPEEDIは誰のためのものか
放射線の高い地域に避難してしまった
食の安全を決めているのは誰?
保身のために口を閉ざす学会
もっとも怖いのはアルファ線による内部被曝
子どもと妊婦を最優先で守る理由
第2章 安全の基準はどこに?マスコミも学者も信じられない
「100ミリシーベルトでも大丈夫」という暴言
科学者の言うことがどこかおかしい!
パターナリズムはもはや時代遅れ
職をなげうって土壌を測る学者たちが現れた
原子力ムラという悪い構造
学者には楽観論も悲観論もない
東大の除染は法律違反か?
広がるお母さんたちのネットワーク
守谷市のお母さんたちの活動
第3章 浜岡原発の停止と再生可能エネルギー
菅総理がまともに見えた瞬間
地元は本当に再稼動を望んでいるのか
東海地震の確率 87パーセント
再生可能エネルギーをめぐる攻防
鼻をつまんで菅を支持する
九電のやらせメール騒動はなぜ起きた?
ストレステストは信じられるか?
第4章 セシウム牛はどうして出てきたのか
南相馬から市場に出てしまった 11頭
被害者を加害者扱いするマスコミ
満身の怒りをもって国会に向かう
世論はインターネットで力強く変わる
疫学の証明を子どもたちは待ってはいられない
ゲノム科学が劇的に変えた放射線医学
除染の「まてないみせ」
清新でベスト&ブライテストな委員会を!
放射能は隔離して保管するしかない
「仮置き」ではなく100〜300年単位の保管場を
汚染された森林を利用する発電所
第5章 子どもたちの未来を守るお母さんたち
いつの間にか入っていた 56条
水俣病が残した教訓を忘れるな
表には出てこない経済学
横浜市庁舎を埋めたお母さんと子ども
いつまでもあいまいなままの安全基準
崩れゆく電力の権益構造
コメ汚染と戦う二本松市長
再生可能エネルギーを阻むもの
総括原価制度の仕組み
推進派は本気で反対派を迎え入れるべき
「お母さん革命」が日本を変える
補足 コレステロールと放射能についての専門的な話 児玉龍彦
7対1の荒野の決闘
コレステロールと低線量被曝に共通するもの
疫学 vs 予測
ゲノム科学は低線量被曝を解き明かす「遠心器」
本当のことを解明する疫学調査の特徴
おわりに 子どもの未来は日本の未来 金子勝

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