セール中 カテゴリ一覧 著者一覧
フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門
0件
1,430円(税込)
獲得ポイント: 14pt
通常:
14pt

フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門

発売日 : 2024年12月25日
ISBN : 9784799330845
全文検索 : 非対応
ベストセラー連発のサイエンス作家による
混沌とした情報社会を生き抜くための科学リテラシー超入門!

現代社会は、科学技術社会になりつつあります。
AIに関するニュースは日々流れ続けていて、いよいよ、AIの進化が私たちの仕事や生活に影響を及ぼし始めています。
また、2020年ごろから世界中を騒がせた新型コロナウイルスのパンデミックでは、
情報が錯綜する中でいったいどう判断すればいいのか、かなり迷った人が多かったのではないでしょうか。

この社会がどんなふうに動いていて、これからどうなっていくのかを知るためには、科学リテラシーが必須のスキルになります。
科学リテラシーがないと、ともすればフェイクニュースや陰謀論、ニセ専門家が流す間違った情報に惑わされてしまうんです。
もはや、科学リテラシーなしに、この玉石混交の情報があふれる、混沌とした社会を生き抜くことはできません。

自分で自分の身を守るためにも、
そして世の中のしくみを理解し、自分で正しいと思える判断を選んでいくためにも、科学リテラシーを養っていきましょう。

【目次】
はじめに
第1章 科学にまつわる「思い込み」の罠――「科学的」って何?
第2章 あなたのまわりにひそむ「非科学的」思考――この情報、もしかして怪しい?
第3章 科学リテラシーを鍛える習慣――科学とどう付き合っていく?
おわりに

目次

はじめに
「科学的に正しい」は、必殺技ではない
「反証可能性」が、科学とそうでないものを区別する
科学リテラシーで、この混沌とした情報社会を生き抜く
第1章
科学は哲学から生まれた
科学的思考が日本ではおろそかにされてしまうワケ
私たちは科学について「思い込み」をしている
思い込み1 科学的に正しいことは、100%正しい
  • 科学はつねに仮説である
  • 仮説がないと、高額な実験なんてできない
  • 仮説にもグラデーションがある
  • 白い仮説になったiPS細胞、黒い仮説になったSTAP細胞
  • 「100%安全です」はあり得ない
  • センセーショナルさを優先するマスコミ
思い込み2 科学の力は万能である
  • 科学でも、わかっていないことだらけ
  • 宇宙には「何かわからないけど、何かがある」
  • 万能と思われた理論にさえ、生じた限界
  • 発想の転換が必要な仮説は、なかなか受け入れられない
  • 100年近くも続く「ピッチドロップ実験」
  • 全身麻酔のメカニズムは、長年解明されていなかった
  • メカニズムを解明するのが科学、うまくいくなら使ってみるのが医学
  • 医学こそ「100%」から遠い世界にある
  • 「0か100か」の思考は人間社会を崩壊させる
  • ドイツの「脱原発」はリスクのバランスをうまくとっている
  • データにすぐに飛びつかない
思い込み3 専門家が言うなら正しい
  • 「宇宙物理学者」は「宇宙開発」を語れるのか?
  • 医者だからといって、本当に専門家とは限らない
  • 本当の専門家を見分ける方法
  • 国によって感染症への対応が異なるのはなぜ?
  • 科学の成果がいつも合理的に生まれるとは限らない
  • 科学者だってバイアスに陥る
  • たびたび起こる科学論文の捏造事件
  • 科学政策の失敗が、日本の研究の質を落としている
  • 第1章のまとめ
第2章
健康・美容の商品はトンデモ科学だらけ
  • コラーゲンでお肌すべすべ?
  • 健康食品で使われる「波動」はすべてインチキ
  • 水素水は典型的なグレーゾーン
  • プラシーボ効果は否定できない
非科学的思考が入り込みやすい「水」の話
  • 水なしでは生きられないからこそ、怪しい情報に惑わされる
  • 水に声をかけるとおいしくなる!?
  • 「植物への声かけ」の効果はグレーゾーン
  • 原発の「処理水」は怖がりすぎなくていい
  • 科学を学べば、どこまでが「科学」の話か判断できる
理解の範囲を超えた科学技術との付き合い方
  • 「遺伝子組換え食品」「ゲノム編集技術応用食品」は怖い?
  • 自然につくられたものが良いと思ってしまうワケ
  • 科学が進歩すると、科学叩きが始まる
  • しくみがイメージできれば、漠然とした不安はなくなる
情報の受け取り方にも、科学リテラシーがあらわれる
  • テレビ報道は、圧倒的に時間が足りない
  • 子どもの甲状腺がんが増えた?
  • 一部の専門家が、陰謀論を加速させる
  • 「批判」的思考力で、陰謀論にたどり着くという罠
  • ちょっとでも怪しい情報は、疑うくせをつける
  • 地球温暖化は人間のせいじゃない?
  • 気づかぬうちに情報収集が偏っていく
データを正しく見る技術を身につける
  • 隠れた因果関係を探せ
  • 複雑で見破りにくい因果関係――モンティ・ホール問題
  • 統計にだまされない頭を鍛える
  • グラフ表記は簡単に「詐欺」が横行する
  • 第2章のまとめ
第3章
そもそも、なぜ「科学リテラシー」が必要?
  • 科学を知れば、現代社会のしくみがわかる
  • 第四次産業革命の流れは止められない
  • 子どものために大人も学ぶ
  • 必要なのは中学レベルの知識と、科学的思考力
  • 現代社会は安全すぎて、判断力が身につかない
科学リテラシーが加速する「科学の基礎知識」
  • いま学ぶといいテーマ① AI
  • いま学ぶといいテーマ② 量子技術
  • 理系と文系の分断が起きている
  • 科学の知識を増やせば、科学の考え方も学べる
「科学的思考力」は日常の中で鍛えられる
  • 私たちは無意識に仮説検証をくりかえしている
  • 科学的思考力のある人は、間違いを認められる
  • 科学はつねにグレーゾーンにある
  • 結論ありきの情報収集をしてはいけない
  • けんかではなく「議論」をしよう
  • SNSこそじっくり判断を
  • 感情的な発信は信じないほうがいい
  • 非専門家同士で情報交換するのは危険
科学リテラシーを鍛える読書術
  • まずは1冊、本を読む
  • 誰かのおすすめよりも、自分にフィットするものを選ぶ
  • 本以外にも方法はある
  • 書店をぶらぶらし、本との出会いを探す
  • 自分の学生時代の勉強法を参考にして学ぶ
  • 専門論文の世界の歩き方
  • 自分にあうスタイルを見つけよう
科学リテラシーはクリエイティビティの土台にもなる
  • 仮説検証をして新しい発見をするプロセスは、人間にしかできない
  • 科学リテラシーを鍛えることは、自分で考える力を育てること
  • 第3章のまとめ
おわりに
参考文献

ユーザーレビュー

レビューがありません
書籍をシェアする