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マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか
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マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか

発売日 : 2013年12月13日
想定ページ数 : 656ページ
ISBN : 9784799314173
全文検索 : 非対応
階層型の指揮命令系統をとる組織によって構成される旧来の世界に対し、ウェブを通じた無数の人の協働(コラボレーション)によって成立する世界を示した前作『ウィキノミクス』は大きな話題となりました。ウィキやブログ、SNSなどウィキノミクスを支えるツールの活用によって、ウィキノミクスはビジネスやテクノロジーのトレンドだけでなく、社会全体に影響を及ぼしています。ミクロ経済とマクロ経済のように、ウィキノミクスは「マクロウィキノミクス」となりました。本書ではそれぞれの業種や業界で、新たなビジネスモデルを築こうとしている個人や企業の豊富な実例を紹介しながらウィキノミクスの発展を描きます。

目次

Part.1 ウィキノミクスからマクロウィキノミクスへ
第1章 世界中の厄介な問題は、再起動できる
  • 常識やぶりの人道支援サイト「ウシャヒディ」
  • 集合知が生み出す新しいビジネスモデル
  • 歴史の転換点を生き延びるには?
  • 世界中が厄介な問題を抱える
  • 修繕や修理ではなく刷新か転換を
  • 新旧のあいだで生まれる創造的な摩擦
  • マスコラボレーションという新たな力
第2章 あらゆる知がつながる時代に、守るべき五つの原則
  • 地球規模で知と人の心がつながる
  • ウィキノミクスの原則1 ― コラボレーション
  • ウィキノミクスの原則2 ― オープン
  • ウィキノミクスの原則3 ― 共有
  • ウィキノミクスの原則4 ― 倫理
  • ウィキノミクスの原則5 ― 相互依存
  • 種はもう蒔かれている
Part.2 経済の土台を見つめ直す
第3章 「だれでも銀行」になれる社会
  • 金融商品の内側を公開したらどうなるか?
  • 普通の人に問題を解決させるほうがうまくいく
  • 小規模のベンチャー投資が主流になる
  • コミュニティで小さな起業をサポート
  • ソーシャルレンディングという新業態
  • 金融界にも押し寄せるマスコラボレーションの波
第4章 イノベーションのヒントは、いつも外にある
  • インターネット上で車をデザインする
  • コラボレーションなくしてイノベーションはない
  • 埋もれた才能を世界中から活用するローカル・モーターズ
  • マニアのアイデアでカスタマイズされた「愛車」
  • ピアリングの先駆者、リナックスが世界を制覇するまで
  • 新規事業で主流になるオープンソースの活用
  • コミュニティで活動すれば一日で三〇〇ページの本が書ける
  • P&Gは外の「知」を基にイノベーションを加速
  • インフラではなくインフォストラクチャーを整備せよ
  • 世界はすべて、あなたの研究開発部門になる
Part.3 地球を救う新産業改革
第5章 コラボレーションで緑の地球を取り戻す
  • 炭素ダイエットのキラーアプリ
  • ささやかでも意欲と熱意あふれる志のネットワーク
  • 「石油のない世界」を想像する力
  • 胸襟を開いて情報を共有する
  • 環境に優しい投資と消費
  • 自然の本質―二〇年間ですべてを再産業化する
  • グリーンテクノロジーの共有が社会を変える
  • すべては自分たち次第
第6章 代替エネルギー経済は、ウィキノミクスで実現する
  • 崩壊寸前の送電網を再生せよ
  • 送電網をオープンソース化する
  • スマートインフラで個の電力への意識を高める
  • エネルギープロシューマーの台頭
  • まずは小さな実験から基準へと広げる
  • デンマークに学ぶ再生可能エネルギー改革
  • ふたつの未来のどちらを選ぶのか?
第7章 二一世紀の移動は、相乗りが基本になる
  • 自動車もオープンプラットフォームで再定義される
  • 常識はずれの考えから生まれる次世代の乗り物
  • ソーシャルコミューティングが新しい
  • 若者たちは、相乗りを選ぶ
  • 車を共有財にするというジップカーの発想
  • 交通の未来を思い描く
Part.4 知の下剋上が始まる
第8章 大学よ、さようなら
  • 大教室からコラボ学習へのモデルチェンジ
  • ツールの活用で教育のマスカスタマイズを実現
  • 大学をコラボレーションで開放する
  • 大学に再投資するべきか、それとも衰退か
  • 二一世紀の高等教育のためのインフラを整備する
第9章 ソーシャルネットワークが科学的発見を牽引する
  • コラボ科学がもたらす可能性
  • グローバル化が科学研究の資金調達を変える
  • コラボ科学で透明性や市民参加はどこまで認められるのか
  • ビッグデータに科学者はどう対処すべきか
  • オープンソースで生命科学の新たな可能性を切り開く
  • 遺伝子工学がオープン化で進化する
  • 存在意義が問われる科学出版
  • オープンアクセスからシンギュラリティへ
第10章 患者コミュニティの台頭が医療を進化させる
  • 患者は医療の単なる受け手ではなくなった
  • コラボレーションによる医療の実現
  • コラボ医療の時代を生きるための心構え
  • 新しい医療の発展を妨げる人たち
Part.5 誰でもメディアの生き残り競争
第11章 新聞なき後のジャーナリズムは、誰が担うのか
  • 参加型ニュースと誰でもメディア文化の始まり
  • 新聞は死んだ―ジャーナリズムよ、永遠に
  • ニュース報道の大衆化が権力の独占を崩す
  • 読者との対話を重視した勝ち組、ニューヨークタイムズ
  • 誰でもメディアの落とし穴と記事の質
  • 調査報道は誰が行うのか
  • 新聞がダメになると何が困るのか?
  • 新聞の新たなビジネスモデル
第12章 音楽業界がマスコラボを先取りする
  • ウィキノミクスと音楽産業
  • どこでもインターネットで音楽を楽しめる世界
  • 検証 ― ストリーミング音楽配信サービスの成否は?
  • ミュージシャンがマスコラボレーションに乗り出す
  • 音楽のプロシューマーたち
  • ネットワーク・レコードから見た明日の音楽業界
  • 著作権法の不均衡を是正
第13章 テレビと映画の明るい未来
  • 映画業界にも押し寄せるネットの波
  • ファンとコラボする映画制作
  • デジタル時代のテレビはどうなるのか?
  • テレビ番組は優れたネットアプリとなる
Part.6 公共の場を再構築する
第14章 集合知で行政に付加価値を与える
  • 旧時代のままの行政
  • 人民による人民のための政府を求めて
  • オープンソース化された政府
  • 緊急時に効くウィキスタイルのコラボレーション
  • 公共部門におけるイノベーションの旗手
  • プロシューマーが公共サービスに進出する
  • 特許技術を外部の知恵で評価
  • オープンデータが推進する公共部門のイノベーション
  • 究極の「マイ政府」を樹立する
  • ソーシャルネットワークで官僚制を一から作り直す
  • ボトムアップ方式で政府を作り替えられるか?
  • 民間部門のリーダーへの課題
第15章 市民が監察官となる日
  • 新たな規制パラダイムの必要性
  • インターネット上の監察官たち
  • 市民の直接参加が支える都市生活の姿
  • 自立した市民は喜んで協力する
  • ボトムアップ方式で世界経済の問題を解決する
  • オープンな自然資源管理の取り組み
  • 参加型規制のプラットフォーム作りに必要なもの
  • 第一歩として
第16章 グローバルな問題の解決―国境を越えて
  • グローバル・ガバナンスは無から生まれる
  • 世界をデザインし直すというプロジェクト
  • もう一度世界を根本的にデザインし直す
  • 地球的アジェンダによる提携が前進の鍵
  • ボトムアップで協力を進める世界市民
  • 活動家が集うアイデアゴラ
  • 大義によるマーケティングからソーシャル・イノベーションまで
  • 民主主義は国境を越える
  • 社会を支える四本の柱―ネットワーク上での問題解決
Part.7 ウィキノミクスは広がる
第17章 改革のための基本原則
  • あらゆる組織でウィキノミクスを実現する6つのルール
  • 時代はまったく新しいリーダーを求めている
第18章 頭脳共有時代のリーダーシップ
  • マクロウィキノミクスを喜ばない人たちへの反論
  • ネットのために雇用が失われたわけではない
  • マクロウィキノミクスの世界で人々はいかにして稼ぐか
  • オンラインコラボはプライバシーを抹殺するのか?
  • インターネットにまつわる負の側面に対処する
  • 頭脳共有と変革のためのリーダーシップ
原注
解説

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