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思考のレシピ
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思考のレシピ

発売日 : 2014年6月20日
想定ページ数 : 224ページ
ISBN : 9784799314920
全文検索 : 非対応
コンサルの思考術は数あれど、哲学に学ぶ
思考のフレームワークの本はない。
日常の仕事や学術上の問題解決から、
自分について、対人関係について、
人生についてまで、幅広く思考を
深めることができる一冊です。

目次

はじめに
レシピ1 考えることと疑うこと 疑う余地のない 存在としての「我」(デカルト) 証明できないものに 向かう「理性」(カント)
「疑う」という思考法
疑う思考法 その1 デカルト
疑う思考法 その2 カント
「考える」ことは「疑う」ことであり、「問う」こと
レシピ2 思考の三つの方法 感性・悟性・理性という 認識の形式(カント)
「脳死は人の死か?」がなぜ論争となるのか?
「愛は永遠だ」という命題は正しいか?
私たちは、どのようにして、モノの存在を認識するのか?
議論がかみ合わない理由
レシピ3 相対化して考える 見方によって見え方が 異なる(ライプニッツ) 普遍的な正しさを求める(カント) 相対化することなく 自己を肯定する(ニーチェ)
見方も見え方も無数にある
善と悪も相対的なものなのか?
無制限の善意志を想定する
他者と比べることなく、自己を肯定できるか?
レシピ4 対立・分析を 超えて考える 対立を超える 思考法(ヘーゲル) 分析とそれを超える 思考法(デカルト)
反発や対立は、思考の展開に必要か?
分析し統合する思考法で、対立を超える
レシピ5 対話を通して 考える 対話によって思考回路を 広げる(ソクラテスの対話)
対話による思考法
対話を通して、思考回路を増設する
レシピ6 共に考える 自己と出会う コミュニケーション (ヤスパース)
ブレイン・ストーミングを通して、共に考える
実存のコミュニケーション
互いに自分自身と出会うコミュニケーション
一度限りのかけがえのない出会い
レシピ7 個別化して考える 一般化して考える 普遍を重視する 考え方(プラトン) 特殊な個を重視する考え方 (アリストテレス)
帰納法と演繹法、二つの推論
「普遍」が先か、「個」が先か?
「人格」をどう定義するか?
「一般化」して考えることの罠
レシピ8 時間を生きる 出来事を自分のものとして 引き受ける(ニーチェ) 時間の中で 歴史を創る(ヤスパース)
時間はどう理解されてきたか?
自分の歴史を紡ぐ
レシピ9 存在を問う思考 形を変えても存在する ものがある(デカルト) 存在とは知覚される ものである(バークリー) 存在するもの、しうるものを 問い続ける(ヤスパース)
そもそも「存在」って何?
「存在」に関する二つの見方
では、一人ひとりの「存在」は?
感覚ではとらえられないものについて考える
レシピ10 自分を創る 「自分」とは、探し求めるものではなく、 「自分とは何か」を問いながら、 創り出してゆくもの
「自分」というもの
「変わらないもの」はあるのか?
「変わらない自己」があるのか?
あとがき
本書に登場した哲学者たち
引用文献

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