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龍馬の言葉
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龍馬の言葉

発売日 : 2010年3月15日
想定ページ数 : 232ページ
ISBN : 9784887598027
全文検索 : 非対応
「日本を今一度 洗濯いたし申し候」という有名な一節をはじめ、龍馬自身が残した言葉を集めた。

龍馬が姉・乙女ほか家族、桂小五郎、陸奥宗光ほか同志にあてた手紙や、妻・お龍、岩崎弥太郎、勝海舟らの回想録から、龍馬の肉声がよみがえる。

世の中の人は何とも言わば言え 
我なすことは我のみぞ知る(和歌)

いつ死んでもよいという気にならねばならぬ(部下への言葉)

これより天下の事を知るには、会計もっとも大事なり(知人への言葉)

「維新史の奇蹟」と呼ばれる男、龍馬は、土佐の低い身分の侍の家に生まれながら、日本を変えるという大きな目標に向けて突き進み、多くの人々を結びつけて、ついに大政奉還を実現させた。

本書は、龍馬の言葉から、その人間としての魅力や世界観、変革の発想法を浮かび上がらせる一冊だ。
明治維新に次ぐ変革の時、今こそ龍馬に学べ!!

目次

まえがきにかえて 龍馬の生涯
坂本竜馬主要人物関係図
第一章 龍馬という人
りょうまのいわれがわかったか
仁王(に おう)のような怪力(かい りき)を授(さず)け下されと祈りし
水に入れば必ず潤(うるお)う、あに晴雨(せい う)の別(べつ)を問(と)わん
学は人を大にする所以(ゆえん)にあらず。人の大小は天稟(てん ぴん)にあり
ただその綱領(こう りょう)に通ずるのみ。あえて枝葉(し よう)を問わざるなり
然(しか)らば原義(げん ぎ)また条理(じょう り)を失う
モー一度
否(いな)、僕弱きがために敗れたるのみ
ふんどしが汚れるのは当たり前ぜよ
十人行けば十人の中でどこの誰やらわからぬようにしておれ
先便(せん びん)差出(さし いだ)し申(もう)し候(そうろう)菖蒲(しょう ぶ)は皆々(みな みな)あり付申(つき もうし)候(そうろうや)
よく人の心を見さだめなくてはいかん
金子(きん す)入用(いり よう)に付(つ)き借入(かり いれ)候
桜を見に行く
縁頭(つか がしら)を売り、旅費に宛てたり
浪人の囲碁、何の奇かある
将来は武のみをもって立つべからず、学問が必要なり。僕今や万国公法を読む、すこぶる面白し
今日は雨が降るから、私がひとつ、怪談話をやろう
八卦見(はっ け み)だから手を出せ。筋(すじ)を見てやる
オンチャンは斬られても泣かんぜよ
月末に算用相立(さん よう あい たて)候(そうろう)
偽造、偽造
column 1 龍馬の土佐での評判
第二章 家族への愛、女性たちへの愛
金子(きん す)お送り仰(おお)せつけられ何よりの品に御座(ご ざ)候(そうろう)。異国船処々(しょ しょ)に来(きた)り候由(そうろう よし)に候(そうら)えば、軍(いくさ)も近き内と存(ぞん)じ奉(たてまつ)り候。其節(その せつ)は異国の首を討ち取り、帰国仕(つかまつ)るべく候
今少し、母に天寿(てん じゅ)を貸し、我が天資(てん し)の本領を見てもらいたかった
人誰か父母の国を思わざらんや。しかるに忍んでこれを顧(かえりみ)ざるは、情(じょう)の為(ため)に道にもとり宿志(しゅく し)の蹉躓(さ ち)を恐るるなり
ただ気の毒なるはあにさんなり。酒がすぎれば長命はできまい
おれは若いとき親に死に別れてからは、乙女(おと め)姉さんの世話になって成長(ふ と)ったので、親の恩より姉さんの恩が大きい
真言宗(しん ごん しゅう)のよむ観音経、一向宗(いっ こう しゅう)のよむ阿弥陀(あ み だ)経、これはちと節(ふし)がありてむつかしけれど、どこの国も門徒(もん と)がはやり申し候あいだ、ぜひよまねばいかんぞよ。おもしろやおもしろや おかしやおかしや
男という男は皆逃げ出すによりて、気遣(き づか)いもなし
天下の時勢切迫(せっ ぱく)いたし候につき、一、高マチ袴(はかま)一、ぶっさき羽織一、宗十郎頭巾(そう じゅう ろう ず きん) 他に細い大小一腰おのおの一つ、御用意ありたく存じ上げ候
この龍女がおればこそ、龍馬の命は助かりたり
龍、どうだ、なかなか風景のいい海じゃろ。お前は船が好きじゃから、天下が鎮静して、王政回復の暁(あかつき)には、汽船を一隻(いっ せき)こしらえて、日本の沿岸を廻(めぐ)ってみようか
やってみよ。むつかしけりゃ手伝ってやる
心ばえ大丈夫にて男子などおよばず、それにいたりて静かなる人なり
これは学文(がく もん)ある女 もっとも人物なり
君は男振(おとこ ぶ)りがよいから女が惚(ほ)れる、僕は男振りは悪いがやっぱり惚れる
男の心には、女よりは別(べ)して女が恋しいこともある
column 2 姉・乙女を励ました言葉
第三章 師・同志との交流
君がため捨つる命は惜しまねど 心にかかる国の行末(ゆく すえ)
君は内(土佐)にいて人を作り、僕は外(土佐国外)にありて船を得るべし
この人は私同様の人
術数(じゅつ すう)有(あ)り余(あま)りて至誠(し せい)足りず、上杉氏の身を亡(ほろぼ)す所以(ゆえん)なり
真(まこと)に才物(さい ぶつ)である。我は、彼の才を利用して、吾党(わが とう)の志望を達せん
アゴは相変わらず窮屈(きゅう くつ)なことばかり言うているか
達人の見るまなこは、おそろしきものとや
乾(いぬい)ら いたずらに狂燥(きょう そう)す。迂(う)にあらずして何(なん)ぞ
なるほど西郷という奴は、わからぬ奴だ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もし馬鹿なら大きな馬鹿で、利口なら大きな利口だろう
我が隊中の者は、大小の物を取り上ぐれば皆路頭(ろ とう)に立つ奴なれど、ただ陸奥陽之助(む つ よう の すけ)一人は喰うに困る男に非(あら)ず
少々金子(きん す)払底(ふっ てい)ナリ
column 3 「中江のニイさん、タバコ買うてきてオーせ」
第四章 指導者・龍馬
役者もいれば、こじきもいるが、腸(はらわた)だけは奇麗(き れい)なぞ
おれの抱える者は皆こんな者だ
主義の異動はあえて問わず
神も仏もあるものにて御座候(ご ざ そうろう)
いずれ血を見ずばなるまいと存(ぞん)じ居(お)り候(そうろう)
船を破(や)られたその償(つぐな)いにゃ金(かね)をとらずに国(くに)をとる、国をとって蜜柑(み かん)を喰う
国を開くの道は、戦(いくさ)するものは戦い、修行するものは修行し、商法は商法でめいめいかえりみずやらねば
まことに面白きこと、たとうるにものなし
糞をくらえと鎮台(ちん だい)に攻めかけおり候
自分のなすところを見よ
語(ご)–学等(がく など)ノ如(ごと)キ ソノ志(こころざし)ニ随(したがい)テ執之(これをとり) 互(たがい)ニ相勉励(あい べん れい)
学問所を開き諸生(しょ せい)の世話致(いた)し申し候
酔う者は酔う、酔わぬ者は酔わぬ性分(しょう ぶん)だから仕方がない
column 4 龍馬の悪智恵?「俺に従え!」
第五章 革命家・龍馬
日本(に ほん)を今一度(いま いち ど)洗濯いたし申し候
世界のはなしも相成(あい な)し申すべきか
私こと、かの浮木(ふ ぼく)の亀と申すは何やら鼻の先に舞い下がりて、日の影を見ることができぬげな。このごろ、妙な岩に行きかなぐり上りしが、ふと四方を見渡たして思うに、さてさて世の中というものは牡蠣殻(か き がら)ばかりである。人間というものは世の中の牡蠣殻の中に住んでおるものであるわい
新田忠常(にっ た ただ つね)の太刀おさめて潮の引きしも、潮時を知りての事なり。天下に事をなす者は、根太(ね ぶと)もよくよく腫(は)れずては、針へは膿(うみ)をつけ申さず候
人をうつし万物(ばん ぶつ)の時を得るをよろこび、諸国浪生(しょ こく ろう せい)らを命じて是(これ)が地を開かすべし
小弟(しょう てい)は蝦夷(え ぞ)に渡らんとせしころより、新国を開き候(そうろう)は積年の思い一世(ひと よ)の思い出に候あいだ、何卒(なに とぞ)一人でなりともやりつき申すべくと存じ居り申し候
下足(げ そく)が無情(む じょう)である
表(おもて)にお記しなされ候 六条は、小、西、両氏及び老兄、龍も御同席にて談論せしところにて、すこしも相違これ無く候。後来(こう らい)といえども決して変り候ことこれ無きは、神明(しん めい)の知る所に御座候(ご ざ そうろう)
下の関はまた戦争と弟(てい)思うに、どうぞまたやじ馬はさしてくれまいかと
何かまた芝居ができるとは明言(めい げん)なり。何にてもよろしく一芝居(ひと しば い)興行(こう ぎょう)されたく、それより事(こと)始まるべし
土佐(と さ)の政(まつりごと)を都合よく致(いた)し候時(そうろう とき)は、天下に横行(おう こう)の国と申され候べく。残念にて候
天下みな、これを笑わざるなく、これ必ず近日のこと今より見ゆるべし
これより天下の事を知るには、会計もっとも大事(だい じ)なり
その儀(ぎ)は江戸の銀座を京師(きょう し)にうつし
耶蘇教(や そ きょう)をもって人心を煽動(せん どう)し、そのドサクサまぎれに幕府を倒してしまう
何かの名義(めい ぎ)の下(もと)に入獄(にゅう ごく)の身となりたし
此数策(この すう さく)ヲ断行セバ、皇運(こう うん)ヲ挽回(ばん かい)シ、国勢ヲ拡張シ、万国ト並行スルモ、マタアエテ難(かた)シトセズ
千変万化(せん ぺん ばん か)の渦中(か ちゅう)に投(とう)ずるに際(さい)しその用(よう)に適(てき)せず
あにいたずらに天地(てん ち)の間(かん)に立つべけんや
将軍家(しょう ぐん け)今日(こん にち)の御心中(ご しん ちゅう)さこそと察(さっ)し奉(たてまつ)る。よくも断(だん)じ給(たま)えるものかな、よくも断じ給えるものかな。余(よ)は誓って此公(この こう)のために一命(いち めい)を捨てん
天下のことは危共(あやうしとも)、御気の毒
修羅(しゅ ら)か極楽(ごく らく)か
運輸(うん ゆ) 射利(しゃ り) 開(かい)–柘(せき) 投(とう)–機(き) 本藩(ほん ぱん)ノ応援ヲ為(な)ス
利を求め申し候
column 5 京都・寺田屋での龍馬のうわさ「実に始末のならない男だ」
第六章 龍馬の人生観
世(よ)に生利(せい り)を得るは事(こと)を成(な)すに在(あ)り
世の中の人は何とも言わば言え我なすことは我のみぞ知る
人というものは短気(たん き)してめったに死ぬものでなし。また人を殺すものでなし
さてもさても人間の一世(ひと よ)は合点(が てん)の行かぬは元よりのこと、運の悪い者は風呂より出でんとして、金玉をつめわりて死ぬるものもあり
人間一生 実になお夢の如(ごと)しと疑う
世の中のことは月と雲、実にどうなるものやら知らず
命(めい)は天にあり。殺さるればそれまでのこと
土佐の芋掘りともなんともいわれぬ、居候(い そうろう)に生まれて、一人の力で天下動かすべきは、これまた天よりすることなり
実にお国のようなところにて、何の志もなきところにぐずくして日を送るは、実に大馬鹿ものなり
俺は自然のままにふるまいたい。陰気な狭い雪隠(せっ ちん)におられるか
一戦争済めば山中へはいって安楽に暮すつもり、役人になるのはおれはいやじゃ
左様(さ よう)さ、世界の海援隊でもやらんかな
事は十中八九まで自(みずか)らこれを行い、残り一二(いち に)を他に譲り、もって効(こう)を成(な)さしむべし
いつ死んでもよいという気にならねばならぬ
誠君(中岡慎太郎)、どうだ、俺は脳をやられたから、モウいかん
坂本竜馬年表

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