私たちは、日常で感じるフラストレーションを「嫌なもの」として目をそむけがちだ。しかし、それ自体が悪いわけではない。フラストレーションを「欲求不満」ではなく「自分の見通しが外れた意外感」と捉え直せば、そこに現実が思いがけない「新鮮な切り口」を見せていることに気づく。すなわち、フラストレーションは今の自分のあり方の向こう側への道があることを指し示しているのだ。再評価の機運のあるアメリカ心理学の巨人W・ジェームズによる《意志心理学》に基づく、希望の書。
(本書は2007/8/18に小社より刊行された書籍を電子化したものです)
目次プレビュー
- 序章 自分のあり方は選び直すことができる
- 1章 フラストレーションには選択の余地がある
- 2章「快」が私たちにとって持つ意味
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1 フラストレーションは「欲求不満」ではない
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2 フラストレーションとは「意外感」だ
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3「意外感」は自我機構全体の計画性を損ないやすい
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1 苦痛や不快も私たちの関心を引く
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2 行動の動機にならない快もある
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3 はしゃいでいることもフラストレーションの現れ
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1 セネカの考え方──「怒りは退けられる心の悪徳」
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2 ジェームズの考え方──「泣くことが悲しみを構成する」
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3 感情を行動の動機に持ち込む現代心理学を批判する
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4 サルトルの考え方──「感情は都合のよい自己正当化だ」
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5 他人も自分も悪者にしない第三の道
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1 定義によるのではなく観察したことを記述していく ──ジェームズの方法
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2 本質を見抜くことができるような具体例を提起する ──レヴィンの方法
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3「原則的、理論的なものを逃がさぬように 」──今西錦司の考え方
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1 講演「楽になるためのメンタルヘルスセミナー」
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2 実践で気づいたことを考察する
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3 エンカウンターグループでの実践