韓国ドラマ全史 なぜ世界的ヒットを連発できるのか?
発売日: 2025/3/21
ISBN: 9784799331323
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なぜ世界的ヒットを連発できるのか?
日本のコンテンツビジネスは何を学ぶべきか?
「冬のソナタ」から「イカゲーム」まで
25年間の挑戦と試行錯誤の軌跡!
韓国のコンテンツ発展の大きな転換点となったのは、1997年の通貨危機とIMF救済である。この危機を受けて就任した金大中大統領は、文化産業を21世紀の基幹産業と位置付け、知識情報社会への移行とIT産業の育成を推進した。
この時期、韓国ドラマは従来の華やかなトレンディドラマから、家族愛や絆を描くIMF型ドラマへと変化した。これが後の「韓国ドラマらしさ」を形成する要因となった。同時に、海外展開も本格化し、中国やベトナム、台湾などアジア市場で高い文化的近接性を活かして人気を獲得していった。
韓国のコンテンツ産業は、IMF危機を契機に大きな構造改革を迫られた。制作会社は権利ビジネスの重要性に目覚め、IPの確保や海外展開に注力するようになった。特に『冬のソナタ』を手掛けたPANエンターテインメントは、海外権利の保有にこだわり、大きな収益を上げることに成功した。
近年では、Netflixなどのグローバルプラットフォームの台頭により、制作会社の立場が強化されている。従来の放送局主導の制作から、制作会社が企画・開発から権利管理まで一貫して手掛ける「スタジオシステム」への移行が進んでいる。また、若手クリエイターの育成や共同執筆システムの導入など、新たな試みも活発化している。
韓国コンテンツの成功は単なる「国策」によるものではなく、IMF危機という苦境から生まれた構造改革と、それを支えた人材育成の成果といえるのだ。
【目次】
第1章 韓流の原動力と国際通貨基金(IMF)
第2章 危機をチャンスへーー韓国ドラマの躍進
第3章 テレビ局とドラマ制作会社の住み分け
第4章 オリジナルストーリーを描く、脚本家の奮闘
第5章 韓国型スタジオシステムとドラマビジネス
第6章 韓国ドラマの未来像と人材育成
第7章 次に来る韓流は何か?
第8章 インタビュー 日韓協業の可能性
目次プレビュー
- はじめに
- 第1章 韓流の原動力と国際通貨基金(IMF)
- 第2章 危機をチャンスへ――韓国ドラマの躍進
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2002FIFAワールドカップへの感謝――日韓合作『friends』
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完璧な設計図は成功しない――『冬のソナタ』とNHK
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現実感覚とファンタジーの調和――ヨン様の涙
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アジア市場の壁を越えて――『宮廷女官チャングムの誓い』
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元祖韓流ファンにとって韓国ドラマとは
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【コラム】『冬のソナタ』制作会社、PANエンターテインメント
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高騰する制作費の助け舟は海外にある
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ジャパンマネーが与えた「チャンス」と「チャレンジ」
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PPLという収益モデルの登場
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ドラマが生み出す地域経済――痕跡マーケティングと制作支援
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セリフの代わりにOST――ドラマ人気の立役者
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放送映像の制作主体の多元化を求めて
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【コラム】『ミセン-未生-』、『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』 美術監督イ・ハン氏に聞く!
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ドラマ制作会社の在り方とは
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『浪漫ドクター キム・サブ』、『Missナイト&Missデイ』 サムファネットワークス
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『愛の不時着』、『となりのMr.パーフェクト』 スタジオドラゴン
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『梨泰院クラス』、『私の解放日誌』 SLL
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『キングダム』、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 A Story
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【コラム】『コッソンビ 二花院の秘密』 アポロピクチャーズ 代表イ・ミジ氏に聞く!
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人材育成政策の最強の実行組織「韓国コンテンツ振興院」
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歴史と伝統の登竜門「韓国放送作家協会教育院」
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企画・制作・マーケティングまで「放送映像人材教育院」
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CJ ENMのクリエイター発掘プロジェクト「O'PEN」
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【コラム】『海街チャチャチャ』、『となりのMr.パーフェクト』脚本家 シン・ハウン氏に聞く!
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『グッド・ドクター』、『ヴィンチェンツォ』、『熱血司祭』 脚本家 パク・ジェボム氏
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『パッチギ!』、『フラガール』、『トリリオンゲーム』 脚本家 羽原大介氏
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『GO』、『世界の中心で、愛をさけぶ』、韓国ドラマ『完璧な家族』 監督 行定勲氏
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『六本木クラス』、『ナックルガール』 総括プロデューサー キム・ヒョヌ氏