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情報力は、避難力!ー気象情報を理解して、避難行動をスムーズに
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情報力は、避難力!ー気象情報を理解して、避難行動をスムーズに

発売日 : 2021年11月8日
ISBN : 9784867760666
全文検索 : 非対応
日本全国で台風や豪雨による災害が毎年のように起こっています。水害や土砂災害がまさに人ごとではなくなってきた今、改めて個人や家庭、地域や職場などでの防災対策が必要とされています。

しかし、いざ豪雨や台風の脅威が自分の身に迫ってきた時、気象情報や防災情報の分かりにくさが避難などのボトルネックになっていませんか?

水害や土砂災害の危険性が高まると、気象台や自治体などは警報や特別警報、避難指示など様々な情報を発表します。こうした情報を利用した早期の避難などが期待されているのですが、情報を受け取る側からすると、「種類が多すぎる」「違いがよく理解できない」「何がどう危険か判断しづらい」といった難しさを感じられている方も多いと思います。

本書では、誰もが気象情報や防災情報を使いこなすことができるように、情報の見方に関するコツや避難の判断などへの応用方法が分かりやすく説明されています。避難の検討に役立つワークシートも盛り込まれており、実際に情報を利用することができるような工夫も凝らされています。

本書は気象情報の使い方についてゼロから学びたい方や、職場などで災害時に陣頭指揮をとる必要がある方まで広く役立つ内容となっています。家庭レベルの防災対策はもちろん、地域レベルや企業などでの情報利用のハンドブックがわりにお使いください。

【本書でできるようになること】
・情報を利用して早めの避難や対応が取れるようになる。
・災害が起こりそうな状態が情報から読み取れるようになる。
・インターネットなどで入手できる気象情報や雨の降り方、水位のデータなども利用して危険性を判断していくことができるようになる。
(※本書は2021/11/8に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです)

目次

はじめに
避難行動のA案・B案検討シート
目 次
第1部 避難すべき災害とはどんな災害か?
1. 第1部の目的と構成
第1部で取り組む3つのこと
2. 内水氾濫のリスクの調べ方
内水氾濫の2つのタイプ
氾濫型の内水氾濫
湛水型の内水氾濫
排水ポンプの運転停止と内水氾濫
【チェックポイント】
3. 中小河川の外水氾濫リスクの調べ方
2つの外水氾濫
中小河川のハザードマップ
中小河川の氾濫が発生しやすい地形
中小河川が大河川に流れ込む場所にも注意
【チェックポイント】
4. 大河川の外水氾濫リスクの調べ方
洪水浸水想定区域図の2つの前提条件
離れた場所で氾濫した時の影響は?
内水氾濫と外水氾濫のどちらに備えるか?
【チェックポイント】
5. 土砂災害のリスクの調べ方
土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域
深層崩壊のリスクがある場所の調べ方
【チェックポイント】
6. 災害が起こりそうな怖い雨量の調べ方
地域によって異なる「多すぎる雨」
観測史上1位から10位までの雨
災害が起こった時の雨量も見ておこう
排水設備の限界を超える雨
ハザードマップの想定雨量も覚えておこう
【チェックポイント】
7. 災害は影響で考えること
自分の身に何が起こりうるのか
床下浸水レベルの影響
床上浸水レベルの影響
上層階が水没する深さ
木造住宅が水で流される時
非木造の住宅も危険になる場合
長期間浸水するケースに注意
【チェックポイント】
ワーク1 A案・B案シートの①に記入してみよう
第2部 A案とB案で考える避難行動
1. 第2部の目的と構成
第2部で取り組むこと
2. 理想的な避難行動としてのA案とその阻害要因
避難とは何か?
A案に必要なリードタイム
何があなたのA案を妨げるか
雨が強く降る時と避難
風が強く吹く時と避難
道路冠水の中での避難?
【チェックポイント】
3. 代替措置としてのB案
B案で考えておくべきこと
【チェックポイント】
ワーク2 A案・B案シートの②・③・④に記入してみよう
第3部 避難に情報をあてはめる
1. 第3部の目的と構成
第3部で取り組むこと
2. 災害発生のきな臭さを伝える第一報
この段階の情報の特徴と使い方
ソーシャルメディアや記事に見られる第一報
気象庁や気象台が発表する第一報
より地域に特化した第一報
「多いところ」を調べるための情報
警報レベルの現象が起こる可能性を示す情報
注意報や警報の情報を使う時の3つのポイント
3. 情報に現れる内水氾濫の手がかり
内水氾濫の情報の使い方
内水氾濫等が発生しやすい気象条件を伝える情報
内水氾濫に関する注警報とその基準
注意報・警報だけでは分からないこと
大雨特別警報(浸水害)の使い方
浸水キキクルと洪水キキクルの使い方
記録的短時間大雨情報はどう扱うか?
4. 情報に現れる中小河川の外水氾濫の手がかり
河川の情報を使う時のポイント
中小河川の外水氾濫の可能性を示す注意報・警報とその基準
洪水キキクルの使い方
実際の水位の確認方法
水位周知河川とは
5. 情報に現れる大きな河川の氾濫の手がかり
指定河川洪水予報による4つの情報
指定河川洪水予報と受け持ち区間
指定河川洪水予報の発表文を見よう
流域平均雨量の情報も利用しよう
水位のデータも判断に取り入れよう
堤防のどこが危険か分かる情報
氾濫が発生したと知った時には?
6. 情報に現れる土砂災害の手がかり
土砂災害に関する情報
過去の土砂災害と土砂災害警戒情報の基準
土砂災害警戒情報基準を超える前の情報
土砂災害警戒情報基準を超えた後の情報
土砂災害の前兆現象にも注意
7. 風が強くなる前の避難を可能とする情報
風の見込みを詳しく把握する方法
風に関する注意報と警報
台風の強さや大きさ
台風の中心気圧と台風に起因する特別警報
用心すべき台風とはどのような台風か?
台風の予報円の意味
暴風域に入る確率の判定法
8. 気象レーダーと雨量で分かる危険な雨
雨の降り方を手がかりにするメリット
危険な雨のパターン①:線状降水帯の例
危険な雨のパターン②:台風の例
危険な雨のパターン③:ゲリラ豪雨
10分間雨量で雨量を推計しよう
長時間の間に降った雨量の調べ方
この先の雨量の調べ方
9. 避難指示などの防災情報の意味と使い方
自治体が発令する避難指示等の意味
自治体が発令する情報の問題点
ワーク3 A案・B案シートの⑤・⑥に記入してみよう
A案実施の手がかりとする情報の例
A案からB案への切り替えに適した情報の例
終わりに
災害の進展に気づけないままの被災をゼロに
奥付

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