「今、世界は戦争に向かいつつあります。
私は本書のはじめに、あえてそうはっきりお伝えしようと思います。」
(「はじめに」より)
戦争に対する立場には、大きく分けて2種類の立場が存在します。
一つは、「国家は互いに協調すべき」と考える〈リベラリズム〉。
もう一つは、「国際社会はパワーゲームだ」と考える〈リアリズム〉。
この対立する2つの立場のいずれもが、戦争それ自体を望まないにもかかわらず、
残念ながら戦争を止めることはできないと、著者は指摘します。
では、何が戦争を止めるのか。
現場(海上自衛隊部隊指揮官)と研究(東京財団研究員・制作プロデューサー)の
両方を知り尽くした著者の提言「日本だからこそできること」には、
戦争のない世界を実現するために、これから日本が向かうべき方向が示されています。
●目次
第1章 世界中で「理想の崩壊」が起こっている
第2章 リベラリズムとその限界
第3章 リアリズムとその限界
第4章 柔らかいリアリズムへ
第5章 理想論抜きで戦争を止める方法
目次プレビュー
- はじめに
- 第1章 世界中で「理想の崩壊」が起こっている
- 第2章 リベラリズムとその限界
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1 リベラリズムとは何か?
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「国家は協力し合うことが可能」と信じるのがリベラリズム
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相互依存で戦争は避けられるのか?
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不満を生む経済相互依存
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「囚人」の学習で戦争は避けられるのか?
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国際関係で「未来の影」が難しい理由
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制度をつくれば戦争は避けられるか?
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「共同体の体系」はなぜ難しいか
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2 リベラリズムは必然的に「悪者」をつくり出す
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正義とは本当に自明なのか?
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国に善悪はあるのか?
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「反則」の常習犯だった日本史のヒーロー
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1 必然だった「米中対峙」
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なぜリアリズムが必要なのか?
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「緊張の高まり」が必然である理由
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潜在覇権国のオフェンシブ・リアリズム
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「自国に有利な秩序をつくりたい」という誘惑
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既存のルールを書き換えたいという欲求
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それでも、米中は軍事衝突を回避したい
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恐怖心が生み出す「誰も望まない戦争」
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2 「構造的緊張」と「戦争」の間
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日本のすぐ近くに軍艦を出したロシアと中国
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「遅れてきた客」である中国が抱く不満
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かつての「遅れてきた客」が起こした軍事衝突
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覇権の「引き継ぎ」が軍事衝突を回避
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リアリズムでは説明できない戦後日本のふるまい
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1 伝統的リアリズムの限界
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際限なき現状追認
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軍事力以外の「パワー」
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リアリズムには主観が含まれている
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2 リアリズムを本当に使えるものにするために
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「認識」という主観を取り入れる
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経済的不満が国を戦争に向かわせる
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国内に経済的不満を抱える国々
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「不満」は時間軸で考える
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1 戦争はオプションのひとつにすぎない
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戦争とは何か?
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戦争は政治的手段として適切か?
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議論だけでは戦争が避けられない理由
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2 「欲望の体系」で戦争を止める
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「戦争したら損」では根本的な解決にならない
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「戦争をしてはならない」ではなく「戦争しない方が得だ」へ
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国家の「認識」をどう理論化するか
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戦争をタブー視することは日本のためにならない
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日本だからこそできること