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スーパーマーケット 実力店長の仕事術
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スーパーマーケット 実力店長の仕事術

発売日 : 2015年10月3日
ISBN : 9784785504946
全文検索 : 非対応
スーパーマーケットの店長がすべきことは、奇をてらったことや特別なことではありません。
「運営の基本5原則を、仕事サイクルを通して実行し、女性パートさんを戦力化していく」こと。

本書では、第1章で「スーパーマーケット店長の店舗運営5原則」を詳しく解説していきます。
店長がリーダーシップを取って実現させていくべきことは、ここに書かれている5つです。
第2章では、「スーパーマーケット店長の仕事サイクル」を解説していきます。
店長は、ここに出てくる6つの仕事を通して、「スーパーマーケット店長の店舗運営5原則」を
実現させていきます。
そして、第3章では、青果、鮮魚、精肉、惣菜、日配の各部門を舞台に、「5原則」のうちの一つ、
「食事提案」がどのように展開されていくのか、事例に触れてもらいます。
また、最後の第4章では、私が自分自身で経験したオペレーション面からの改革事例を紹介します。

実現すべきことを学び、実現の仕方を学んで、実例でイメージをつかむ。

本書を読んで、日本のスーパーマーケットに、一人でも多くの「腕利き店長」が生まれることを願っています。(「はじめに」より)

目次
第1章・スーパーマーケット店長の店舗運営5原則
第2章・スーパーマーケット店長の「仕事サイクル」
第3章・実例! スーパーマーケット店長の「部門別売場改革」
第4章・スーパーマーケット店長の「オペレーション改革」(※本書は2015年10月3日に発売し、2021年7月7日に電子化をしました)

目次

はじめに~本書の朝礼
第❶章 スーパーマーケット店長の 店舗運営5原則
「35%売上減の原因がどこにあるか調べて、数字を早く元に戻せ!」
「主婦としての感覚や思っていること、 お客さまにとって良いことを優先します」
スーパーマーケット店長の店舗運営5原則 その❶ クレンリネス(清潔な売場)
  • スーパーマーケットの店に 「新しい」とか「古い」は関係ない
  • 「光沢度70%」の理想に対して、 現実はレジ周りで8%、青果売場で10%
  • 「学校の先生は教えてくれないのに 店長は見本を見せてくれた」
  • 「生ごみ残滓処理室」でのミーティングで 利益が出るようになる
  • 「毎日清掃する」「毎週清掃する」 「毎月清掃する」場所と時間を決める
  • 「店の玄関にこだわりを持って仕事をする」 そんな視点が店長には求められる
スーパーマーケット店長の店舗運営5原則 その❷ フレンドリーサービス(明るく元気な挨拶)
  • 「あなたがいるからこの店に来たんだよ」と 言っていただける「あなた」をいっぱいつくる
  • 店長はみんなが遭難しないように 「経過はどうですか?」と常に関心を寄せる
  • 人間、「自分たちが仕掛けたこと」が 功を奏すると心理状態が全然違ってくる
  • パートさんたちを家族構成別に分けて 朝・昼・晩の食卓シーンを撮ってもらう
  • ピーク時はバックヤードの電気代節約と称して みんなを売場に出してしまう
  • 「我が家のおじいちゃん、おばあちゃんに 喜びと感動を与えられることを提案する」
  • 相手が困っているとき、何をしてあげたら ベストか考えられる店は強い
  • スーパーマーケットでは「会社が優先」に なってしまうと、なぜか駄目なんです
  • 「加藤店長を泣かしてやろう」とやって来た前の店の連中に、 見事に「やられちゃった」
スーパーマーケット店長の店舗運営5原則 その❸ 欠品防止(品切れのない売場)
  • 「特売商品」「重点商品」の発注まで任されるパートさんは やりがいを感じて会社を辞めない
  • 1日50個売る力のあるパートさんに200個の 発注をさせると、メニュー提案が出てくる
  • 鰻蒲焼きは28℃を超えたらよく売れるが それ以下の気温だと売れない
  • 各売場のピーク時間以降の品切れ状態の写真や、 極端に売れなかった商品を写真に収める
  • パートさん自身が自分で数値決定 できるようになるのがベスト
  • パートさんの一人二役三役の教育は そのまま競合店対策にもなる
スーパーマーケット店長の店舗運営5原則 その❹ 鮮度管理(鮮度と味の追求)
  • 「お客さまの目で見て、良くない商品は売らない」 という姿勢を徹底させるチェック態勢
  • 「どう切ればお客さまに買ってもらえる刺身になるのか」と考えた時、 認定制度を思いついた
  • 各部門から代表のパートさんに出てもらい 「鮮度管理委員会」をつくればうまくいく
スーパーマーケット店長の店舗運営5原則 その❺ 食事の提案(毎日の献立紹介)
  • 売場を見た女性パートさんたちは、 「すごいですね、ここまでやっていいんですか」と驚いた
  • 「途中チェック」を女性パートさんが行うと、 社員には考えられない提案が生まれてくる
  • 「試食販売」の目的は、お客さまから 「提案」「情報」のある店と評価されること
  • パートさんの知恵を借りて 果敢に挑戦していくことが業績を伸ばす
第❷章 スーパーマーケット店長の「仕事サイクル」
朝来店のお年寄り客は「老夫婦」か? 「家族代表」か? そこまでこだわる「途中修正」
スーパーマーケットの仕事サイクル❶
  • 「情報収集」では女性パートさんに自宅の 朝・昼・晩の食事を写真に撮ってきてもらう
スーパーマーケットの仕事サイクル❷
  • 「販売計画」は「特売計画だけ」では失格 利益商品を組み入れてトータルで利益を出す
  • 各部門チーフと目標を共有化し実現に導くための 「販売計画会議」7つのチェックポイント
  • 「会社の金なんだから思い切ってチャレンジして、 自分のノウハウにすればいいんだから」
スーパーマーケットの仕事サイクル❸
  • 「発注ミーティング」は 女性パートさん含めて全員参加型の方がスムーズにいく
スーパーマーケットの仕事サイクル❹
  • 「売場づくり」は、店長方針が チラシと店内で統一されて展開されているかどうかが肝
  • 母の日、花売場で800円の鉢物に華やかなラッピングをして 980円で売り込み大成功
スーパーマーケットの仕事サイクル❺❻
  • 「途中修正」で「売れた」という結果を出し、 「検証」では自チェーンの他店と比べる
  • 「自分たちには都合の悪いことでもお客さまにとっては良いこと」を、 どこまでできるか?
第❸章 実例! スーパーマーケット店長の「部門別売場改革」
青果部門 「なめこ」のマックスチャレンジ 「味噌汁が主軸はいいけど、来店頻度が高いから、 毎日同じ提案では飽きるんじゃないですか?」
  • パートさんから出てきたメニューは 「なめこやっこ」「ねばねばパスタ」他、盛りだくさん
  • 1週間で1837袋の販充実績! 全店ランキング1位! それでも「検証」の結果、「もっと売れた」
鮮魚部門「お刺身バイキング」の粘り勝ち 「この部門だけの企画ではなく、刺身を使った店全体の企画」と考えて、 他の部門からの応援を仰ぎ、計画に組み入れた
  • 休日の温泉旅行での店長の思いつき 開始3カ月で売上げ10万円超の名物企画に
  • 売上げ3%増、客数4%増―― 不振の鮮魚部門の活性化がそのまま店全体の業績に直結
精肉部門 「豚切り落とし」カテゴリーの攻防 1週間が長く感じられる「生鮮品で同じ商品カテゴリーを 1週間売り込み続ける」に果敢にトライ!の結果は467%
  • パートさんと話し合い、夕方来店客の嗜好を考え 「ポークチャップ」+「大根煮」を提案
  • 「豚切り落とし」カテゴリーの売上高合計は43万4000円、前年比252・3%に急上昇
惣菜部門 北海道産とうやポテトサラダの挑戦 午前、午後で品揃え変更、それを月曜日から日曜日まで続けることで メイン料理ではない商品でも部門売上高に大きく貢献できた
  • でんぷん質が少なく、さっぱり、すっきりした 「ポテトサラダに適したジャガ芋
  • 「途中修正」で販促物追加と売場移動、 売上げは前日1万503円に対して1万2150円と上昇
日配部門1 すいとんが見せた逆転の発想 「また〝だんごじる〟か」と母に文句を言えば、すかさず「無理して 食わなくてもいいよ」と返ってくる――。そんなメニューが・・・
  • 昔は「それしかないから」として食べていた おいしく、かつ栄養バランスの良いメニュー
  • 常に有人試食で、火にかけて熱々状態の試食を続けたところ、 販売金額・点数は全店で1位に
日配部門2 「おつまみおくら」が残したもの みんなで意見を出し合い、問題を解決しながらレベルアップしていく 姿勢は、他部門へも波及していった
  • 「パートさん主体で運営している店舗」を、 副店長、チーフ、パートさんで一緒にクリニック
  • 目標には届かなかったものの、それでも 販売数は全店1位、金額PI値は2位に
  • チーフ不在時でも自主的に次週の計画を話し合う、 試食の出し方を考えるパートさんたちに変身
日配部門3 「豆腐」大改革への長き道のり 競合相手の「上下2つのプライスポイント」に対して、 その真ん中に量目の多い自社PB商品を前面展開して対抗せよ!
  • 「情報収集」の結果分かった自店の弱点は 「競合に比べプライスポイントが明確でない」
  • 価値提案型スーパーマーケットが ディスカウント業態と競合していくためのケーススタディ
  • 店と商品部両方から感謝の言葉が出て しかも、利益になってお客さまに喜ばれて
コラム おふくろの味と食文化の違い
  • 「おいしい?」「この味噌汁まずいよ」「どこがまずいの!」
  • 「わが家の暮らし」と「チーフの計画」との間にあるギャップの発見
第❹章 実例!スーパーマーケット店長の「オペレーション改革」
チェッカー部門 昼礼中止が生んだ専用レジの発想 惣菜売場に一番近い7番レジを「弁当購入スピードレジ」にして 1時間だけ4人を配置、弁当売上高は前年比150%に
  • クレーム対応で昼礼を中止して店外に出た店長が 初めて目の当たりにしたコンビニ弁当の行列
  • 「休憩時間は1時間しかないんだ。 店長ならそのくらいのこと考えられないのか!」
配送トラック お客さまの入口を搬入口に! 大胆な発想の転換が生んだ 売場面積309坪で年商26億円、超繁盛店の「開店時品揃え100%」
  • 隣の民家との境界線はギリギリという店舗設計 「うるさい! 生活の邪魔をするな!」の叱責
  • 「解決してもらえないなら、引っ越しも考えていた」 「店長よくやったね。助かったよ」
ドラッグストア競合対策 相手の商売から学ぶ 「鮮度」という自店の強みを再確認して徹底的にお客さまに伝え 駐車場を競合相手のお客さまにも開放して「勝手にNSC」化の大胆さが奏功
  • 「主婦の目から何が目立っていたか」 「自分だったらどんな商品を買うか」
  • 「店内に入ると健康食品が目に入り、 健康に対して気を配っているのが分かる」
  • 相手は「少ない従業員で、 部門の垣根を越えたオペレーションシステムができている」
  • バッティングする「加工食品」をはじめ、 全20カテゴリーで徹底的に自店の鮮度を強調
  • 「ドラッグストアに商売を学ぶのはいいけれど ケンカしても始まらない」
ノーマライゼーション 障害者雇用が生み出す「力」 「彼のハンデを解消して仕事をしてもらうには、どうすればいいのか?」 という発想が、一緒に働くパートさんたちを刺激して部門全体を活性化する
  • 「社会に出る前に地獄を見ましたので、 今の状態が一番良いと思っています」
  • 「自ら考えて仕事をし、前向きな姿勢で取り組むようになれば、 必ず道が開けてきます」
  • 「以前からやってみたいと思っていましたので、 POSコンピュータを操作できてうれしいです」
  • 「仕事ができない」と判断されていた人の 「変わる努力」は他のメンバーに波及する
  • 「バックルームから売場までの距離が遠いなら 補充の回数を減らせないか?」
  • 「左手で速く商品を持てても、 右手では速く値付けができないならば・・・」
おわりに~本書の終礼

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