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ニュースがよくわかる生命科学超入門
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ニュースがよくわかる生命科学超入門

発売日 : 2014年5月21日
想定ページ数 : 224ページ
ISBN : 9784799314906
全文検索 : 非対応
STAP細胞騒動は、私たちには科学リテラシーが足りないという事実を浮き彫りにした。生命科学の本質をしっかり知っていれば、何が問題となっていて、何を議論すべきなのか、明確に理解できたはずなのだ。
わからないからこそ、知りたい! この一連のニュースによって、夢の技術といわれる「万能細胞」とはいったいどういうモノなのか、あらためて興味・関心が高まりつつあるといえるだろう。
再生医療や創薬の鍵をにぎるといわれるiPS細胞やES細胞とはなんなのか? 万能細胞について理解を深めるとともに、「クローンとは何か?」「DNAのはたらきとは?」といった、生命科学のキホンの「キ」がまるごとわかる「超」入門書。

目次

夢の「万能細胞」をキホンから理解するために
第1部 細胞と幹細胞の超キホン
第1章 細胞はいかにして幹細胞となるか
  • 1 生命とは何だろうか?
  • 2 生命体と非生命体を分かつもの
  • 3 生殖細胞と体細胞を区分しておこう
  • 4 DNA情報は膨大な図書館の蔵書整理と同じ
  • コラム 「タマゴが先か、ニワトリが先か」論争に終止符?
  • 5 体細胞分裂──母細胞から娘細胞へ
  • 6 幹細胞、誕生す!
  • 7 細胞の運命とエピジェネティクス
  • 8 分化の道は一方通行、後戻りはできない!
  • 9 細胞を世襲化する「禁断の書」
  • 10 ニッチに居続ける幹細胞
第2章 ES細胞、そしてiPS細胞へ
  • 1 人の手による「万能細胞づくり」は可能か?
  • 2「ES細胞」という名の万能細胞
  • 3 ES細胞のつくり方は?
  • 4 ES細胞に立ちはだかる壁
  • 5 あえて「万能」を名乗らないiPS細胞
  • 6 細胞を初期化させる「因子」を探せ!
  • 7 ガン細胞も幹細胞だった
  • 8 iPS細胞づくりの秒進分歩
  • 9 iPS細胞が狙う3つのターゲット
  • コラム 山中教授が医学を志した2つのきっかけ
第2章補 「STAP細胞」というアプローチ
  • 10 植物はカケラからでも生長することに着目
  • 11 雨よりも弱い酸性でSTAP細胞はできる
  • 12 ギュッと刺激するとSTAP細胞になる?
  • 13 STAPはミューズ細胞の見誤りではないのか?
  • 14「STAP細胞」「STAP幹細胞」との違いは何か
第3章 再生医療はどう行われているのか
  • 1 臓器移植では避けられない拒絶反応
  • 2 機械式臓器には免疫反応はないが
  • 3 自分の臓器を移植するクローン臓器
  • 4 自分の臓器を自分でつくる再生医療
  • 5 すでに成功している再生医療とは?
  • 6 結果が得られているiPSの再生医療
  • 7 患者個人に合わせたテーラーメード薬剤開発
第4章 遺伝子工学と人工幹細胞
  • 1 遺伝子工学とは何か?
  • 2「クローン」の2種類のつくり方
  • 3「クローン」技術は何が問題か
  • コラム 「ドリー」というネーミング
  • 4「細胞融合」は自然界でも起きる現象
  • 5「交配」は遺伝子組み換えの元祖
  • 6 遺伝子組み換えの安全性
  • 7 遺伝子治療はどのように行われるか
  • 8 人工幹細胞による「完璧なクローン」とは
  • 9 それは神の領域か?
第2部 細胞と遺伝・DNAの超キホン
第5章 すべてのキホンは「細胞」から始まる
  • 1 生物の「細胞」は2種類に分けられる
  • 2 進化した細胞
  • 3 細胞の構造を見ておこう
  • 4 染色体とDNAの関係を知っていますか?
  • 5 細胞膜は「防御壁+化学反応」の場
  • 6 分子膜を医療に使う
第6章 DNAとRNAのふしぎな関係
  • 1 生殖細胞のDNAが体細胞の半分なわけ
  • 2 細胞分裂──DNAとRNAは何をしている?
  • 3 タンパク質こそ生命の元締め
  • 4 DNAの二重らせん構造は2メートル!
  • 5 DNAの分裂とコピーづくり
  • 6 DNAの「遺伝子部分」をRNAに転写
  • コラム 「二重らせん発見!」の裏側
第7章 生物はいかにして発生し、老化するのか
  • 1 「胚」が生まれ、生体が「発生」する
  • 2 ジャンクDNAが分化を指示していた
  • 3 「細胞周期」という予定表
  • コラム 体内時計が体の中にある?
  • 4 細胞は分裂回数を記憶している
  • 5 周囲を巻き込む細胞死、迷惑をかけない細胞死
第8章 研究論文の評価とモラル
  • 1 なぜ、科学者は研究をするのか
  • 2 研究の価値は「第三者」が判断
  • 3 いざ、論文を「ジャーナル」に投稿する
  • 4 審査は「科学者性善説」で行われる
  • 5 「掲載許可」と「掲載却下」の天国と地獄
  • 6 研究費の工面に苦労
  • 7 成果が出れば「特許」獲得へ
  • 8 データ捏造はなぜ起きるのか
  • 9「再現不可能」なとき、それは「事実はなかった」となるか
  • 10 科学の世界での「捏造(ねつぞう)」、法律での「捏造」
  • 11 誤謬があっても誰も責めはしない

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