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不合理だらけの日本スポーツ界
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不合理だらけの日本スポーツ界

発売日 : 2018年4月12日
想定ページ数 : 224ページ
ISBN : 9784799322512
全文検索 : 非対応
スポーツ×社会学!根性や美談で成果は上がるのか?
スタンフォード大のアメフトコーチが提言
パワハラやブラック部活など「不合理」な指導が話題になる日本のスポーツ界。
一方アメリカでは、大きな産業として合理的にスポーツ界を発展させている。
どうすれば日本の文化的な価値観の中に「合理性」をうまく取り入れることができるか日米の違いを目の当たりにした著者が提言する。

目次

はじめに
地球の裏側の違う競技
アメリカで受けた衝撃(ショック)
忘れることのできないできごと
Good in, good out
合理性の下に
第1章 日米スポーツ事情
ヘッドスライディングに見る日本のスポーツの不合理
「声出し」は有効か?
  • 勝利には直結しない声を出す日本 そのパワーを他に使うアメリカ
  • 下級生が声を出すことを強く求める日本 下級生でも競技力の向上に努められるアメリカ
  • 自分の将来を犠牲にしてまでもチームのためにがんばる日本 それを止めるのがチームメイトであり指導者であるアメリカ
  • 練習量にも投手の投球回数や球数にも制限がない日本 ルールを明確に決めているか、指導者が規制をしているアメリカ
  • 休みがなく1年中練習している日本 休みは休みとしてオンとオフの切り替えをしっかりとするアメリカ
  • 1年中同じスポーツをしている日本 シーズン制で、いろいろなスポーツをしている(=マルチスポーツ)アメリカ
  • 体を大きくしようと一生懸命「米を中心とした炭水化物」を食べている日本 その数倍の「プロテイン」を摂取するアメリカ
  • 道具を大切にする日本 道具を大事にするという考え方が著しく乏しいアメリカ
アメリカのスポーツに見られる合理性
日本のスポーツ界に警鐘を
第2章 アメリカのスポーツにあり、日本のスポーツにないもの
カレッジスポーツ
  • 奇妙奇天烈奇想天外なNCAAルール
  • 現場でのルール監視と運用
  • 厳しすぎるルールは非合理?
  • NCAAの役割
  • 罰金66億円
指導者
  • コーチに対する破格の報酬
  • リクルーティング力に優れた優秀な指導者
  • 充実した指導者育成システム
  • 女性指導者
  • 体罰問題
スポーツ医療
  • スタンフォードの先進的なスポーツメディカルチーム
  • 十年来の膝の痛みが1週間で
  • 分業による完全かつ完璧なケア
  • スポーツメディカルチームのスピード感
  • 日本のスポーツ医療の課題
  • 脳震盪問題
メディア
  • アメリカのメディア環境
  • 日本のメディア環境
マルチスポーツ
  • マルチスポーツが困難な日本
  • アメリカ代表に敗れた日本のリトルリーガー
  • マルチスポーツでマイナースポーツのファンが増える
セカンドキャリア
  • 引退後のキャリア支援体制
  • 学校側の努力
エージェント
  • セカンドキャリアの成否はエージェント次第!?
  • 伝説のエージェント「スコット・ボラス」
  • 成熟したスポーツ社会に向けて
教育制度と教育方針
  • 日本の教育制度は、セカンドキャリア構築に有効だろうか
  • 日米の教育方針の違い
TEAMとチーム
  • 個人の能力が集まって一つの集団になったもの
  • このピッチャー、日本人みたいな投げ方するなぁ
  • 個性の強さとチームワーク
日本とアメリカの根本的な違い
  • 戦略的に休めない日本
  • あたり前に合理性を求めるアメリカ
第3章 2020年へ、そして、日本スポーツの未来へ向けての提案
もしも、アメリカに相撲があったら
  • 三つのおかしなできごと
  • アメリカに相撲があったら、どういう人が働くだろうか
  • 特に問題となる二つのこと
  • 改革案
2040年に向けて
  • マルチスポーツの普及
  • メディアリレーションの強化
  • 窓口を減らして、リーダーシップを発揮
  • リサーチ
  • 個人尊重へのシフト
おわりに

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