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宇宙太陽光発電所
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宇宙太陽光発電所

発売日 : 2011年6月25日
想定ページ数 : 256ページ
ISBN : 9784799310168
全文検索 : 非対応
もうこれ以上、原発に頼ることはできない!――東日本大震災により福島第一原子力発電所が起こした事故の深刻さは、これまでの原子力に依存したエネルギー政策に大転換を迫ることになった。
もはや地球レベルの問題になりつつあるエネルギー不足の問題は、宇宙に太陽光発電所(SPS)を建設することで解決できる。

SPSとは、宇宙空間に超大型の太陽電池パネルを広げ、太陽光発電によって得られる電力をマイクロ波に変換して地球に届けるもので、将来的には人類の生存に向けた道を宇宙に模索するというもの。
――そして日本は、このSPSの分野で、今こそ世界をリードすべきなのだ。
本書では、長年、国内外の多くのプロジェクトを導いてきたSPS研究の第一人者が、その可能性と希望にあふれる未来について語る。
日本が力強く立ち直り、生き残りを賭けて宇宙という新領域に大きな一歩を踏み出すために、いま必読の書!

目次

表紙
表題紙
はじめに
宇宙に問題解決の糸口を探る
宇宙には無限の可能性が残されている
宇宙基本計画に明記された「宇宙太陽光発電」
「はやぶさ」の快挙に誇りを
日本の科学技術に自信を取り戻せ
目次
第1章 どうなる? 現代文明
問題1 人口
  • 人口問題の本質は何か
  • 「地球100億人定員」説
  • 一方、日本は人口が半減する
問題2 生存物資
  • 特に深刻な食料問題
  • 埋蔵量に限りがある鉱物資源問題
  • 生存物資の不足が人類の生存を脅かす
問題3 エネルギー
  • 石油の期限は40年!
  • もはや依存できない原子力発電
  • それでも解決できない地球温暖化問題
豊かな社会と地球の破産とのジレンマ
  • 安定成長の循環型社会(持続可能社会)は実現するか
  • 「地球にやさしい」は免罪符?
病める地球の治療法とは?
  • 生活水準を落とすことは可能か
  • これまでの科学の「行き詰まり問題」
  • 「サステナビリティ」から「サバイバビリティ」
第2章 わが国の宇宙開発の現状
宇宙フロンティアの拡大までの歴史
  • 大航海の目的は何だったか
  • 宇宙探査も「未知へのあこがれ」から
世界の宇宙開発の足跡
  • 日本の宇宙開発はどう進んだか
  • お茶の間の宇宙利用も進んだ
  • 欧米に遅れをとった日本の宇宙ビジネス
私の宇宙科学研究の一端
  • 国際的に発展を図った計算機シミュレーション研究
  • 世界で初めて宇宙プラズマ中に奇妙な心電図のようなパルス波列を発見
  • 宇宙は人類生存圏のフロンティア
宇宙太陽光発電所(SPS)とマイクロ波送電技術への私の歩み
宇宙科学の目的は何か
  • 目的1 過去を探査する
  • 目的2 生命の起源を探る
  • そしていま、宇宙開拓時代の入口に
  • 日本の得意分野での宇宙開発を
地球閉鎖系文明から宇宙開放系文明へ
  • 国民が誇りを持てる宇宙開拓を
第3章 宇宙太陽光発電所(SPS)構想とは
日本よ、決断せよ
宇宙太陽光発電所(SPS)とは
  • SPSのメリット1 効率のよさと安定性
  • SPSのメリット2 原子力発電と同規模の基幹大型安定電源
  • SPSのメリット3 クリーンなエネルギー
  • SPSのメリット4 自己増殖が可能
  • SPSのコストは?
  • Column SPS検討の歴史
マイクロ波エネルギー伝送技術とは
  • 世界初の宇宙送電ロケット実験(MINIX)に成功
  • MILAXマイクロ波飛行機実験
  • 電気自動車へのマイクロ波給電
  • 災害時緊急マイクロ波無線配電システム
  • マイクロ波送電によるユビキタス電源システム「無線電力空間」
  • マイクロ波送電は可能か? また安全か?
  • マイクロ波伝送技術の効率は?
その先の宇宙立国へ舵を切れ
  • 宇宙太陽光発電所実現への第一歩を踏み出そう
  • 宇宙基本計画の宇宙太陽光発電と世界のSPS研究の動向
おわりに
アンラーニングのすすめ
幅広い教養を持つ
マクロな視点を持つ
つねに新しい芽に財源、人材を
参考文献
初出一覧
著作権

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