「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。
本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。
目次プレビュー
- はじめに
- 第1章 他人の〝成功体験〟はわが子にも活かせるのか? データは個人の経験に勝る
- 第2章 子どもを〝ご褒美〟で釣ってはいけないのか? 科学的根拠に基づく子育て
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データが覆す教育の「定石」
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「試験」と「祖母の急死」の不思議な関係
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「目の前ににんじん」作戦を経済学的にひもとく
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「テストでよい点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」―どちらが効果的?
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まず「勉強のしかた」を勉強することが重要
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ご褒美は子どもの「勉強する楽しさ」を失わせてしまうのか
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「お金」はよいご褒美なのか
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教育経済学的に正しい「ご褒美」の設計
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子どもはほめて育てるべきなのか
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自尊心は「結果」にすぎない
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「頭がいいのね」と「よく頑張ったわね」―どちらが効果的?
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テレビやゲームは子どもに悪影響を及ぼすのか
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テレビやゲームをやめさせても学習時間はほとんど増えない
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「勉強しなさい」はエネルギーの無駄遣い
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「友だち」が与える影響
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「悪友は貧乏神」からどう逃れるか
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教育にはいつ投資すべきか
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幼児教育の重要性
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幼児教育プログラムは子どもの何を変えたのか
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「非認知能力」とは
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重要な非認知能力:「自制心」
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重要な非認知能力:「やり抜く力」
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非認知能力を鍛える方法
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しつけを受けた人は年収が高い
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非認知能力を過小評価してはいけない
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35人か、40人か?
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少人数学級は費用対効果が低い
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情報は「金」
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「少人数学級」と「子どもの生涯収入」の関係
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日本のデータを用いた検証
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15年間で20%以上減少した日本の教育支出
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「学力テスト」に一喜一憂してはいけない
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学力テストの順位が表すものとは
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学校別順位は公表すべきか
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行き過ぎた「平等主義」が格差を拡大させる
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子どもの貧困を解決するためには
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世代「内」の平等、世代「間」の不平等
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日本の教育経済学者が求めているもの
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第三者機関による政策評価を
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「いい先生」に出会うと人生が変わる
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教員を「ご褒美」で釣ることに効果はあるのか
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教員研修に効果はあるのか
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教員免許は「参入障壁」なのか
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なぜ日本で研究が進まないのか
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リンゴとオレンジ:比較できない2つのもの
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「反実仮想」を再現する
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ランダム化比較試験以外の「実験」
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求められる教育政策のグランドデザイン
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ランダム化比較試験の問題点
中室牧子
1998年慶應義塾大学卒業。米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得(Ph.D)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任し、現在に至る。専門は教育を経済学的な手法で分析する「教育経済学」。
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