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ビジネスパーソンのための近現代史の読み方

発売日: 2017/5/18 想定ページ数: 488ページ ISBN: 9784799321003 全文検索: 非対応
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気鋭の経営コンサルタントが、単なる教養に終わらない、ビジネスパーソンにとって真に役立つ「世界史」を提示!

特徴その1:経済状況も含む「現在」の世界を理解するために、「逆回し」で過去へさかのぼって記述している。
特徴その2:現在を理解するために最も必要だが、学校の授業では手薄になりがちな18世紀以降の「近現代史」に絞る。
特徴その3:近代以降の歴史で特に重要な要素「情報」と「技術」に関する説明が豊富。

「現在」に対する関心から出発しなくては、歴史を知る意味はない。
現在が過去を照らすからこそ、いまここにある現在から始めて、現在を理解するために重要な事項を「過去」にさかのぼって追跡するというアプローチが重要なのだ。
目次プレビュー
  • 序章 なぜ「逆回し」で歴史を見るのか?
  • 第1章 2016年の衝撃 ふたたび英米アングロサクソン主導の 「大転換」が始動する
  • 第2章 「現在」の先進国の都市型 ライフスタイルは いつできあがったのか?
  • 「リバース・エンジニアリング」の発想で歴史を読み解く
  • 「歴史」をさかのぼるとは「地層」を掘り下げてゆくこと
  • 「現在が過去を照らす」
  • 「現在」を知るために「歴史」をさかのぼる
  • 英国の「EU離脱」とトランプ大統領誕生
  • 英米アングロサクソンが主導してきた「近代」
  • 「EU」の歴史と英国のEU加盟
  • 「ブレクジット」の開始
  • 「島国」の英国はもともと「大陸」と距離をおいてきた
  • 「離脱」は「解体」につながりやすい
  • まさかの逆転勝利でトランプ米国大統領が誕生
  • 止まらない「格差問題」
  • 英国も米国も「国益」の観点から「グローバリゼーション」を推進
  • 再浮上してきた「ネーション」への回帰の時代になっている
  • 「現在」を日常生活から考えてみる
  • 平均的な日本人ビジネスパーソンの一日
  • 「前近代」の日本、「近代」の高度成長期、「戦前」との比較
  • 「近代」の都市型ライフスタイルは19世紀のロンドンから
  • 「明治維新革命」政権は「産業革命」後の19世紀の最先端を導入
  • 18世紀後半から21世紀にかけての4次にわたる「産業革命」
  • 「近代」がもたらした「意識」の変化……「見えないもの」から考える
  • 「近代」以降の「空間意識」と「時間意識」
  • 「空間」が「時間」化される
  • すでに世界はネットワークによってほぼ完全に「一体化」している
  • 「現在」は英米アングロサクソンが主導する世界
  • 20世紀最高の歴史家ブローデルによる「歴史の三層構造」
  • 本書の探索テーマ
  • 1 「グローバリゼーション」と「ネーション・ステート」の関係
    • 「グローバリゼーション」と「ネーション・ステート」
    • 「ネーション」と「ステート」はイコールではない
    • 「グローバリゼーション」は三段階で進展した
    • 「第3次グローバリゼーション」を促進した「新自由主義」
    • 冷戦構造崩壊後、きれいごとによって抑圧されてきたものが噴出
  • 2 「現在」を地政学の考えで空間的に把握する
    • 地政学の枠組みで現状認識を行う重要性
    • 日米関係を地政学の観点からみる
    • 日中関係を地政学の観点からみる
    • 日米中の三角関係という構造
  • 3 「時代区分」としての21世紀 冷戦終結後の四半世紀をひとまとめで考える
    • 現在は「大転換期」
    • 「リーマン・ショック」と「世界金融危機」(2008年)
    • 「リーマン・ショック」は「サブプライム・ショック」に起因する
    • 投資銀行とヘッジファンドの暴走とクラッシュ
    • 深刻な影響を受けたのは震源地の米国よりもむしろ欧州
  • 4 オバマ大統領の8年間を振り返る 米国は「内向き志向」を強めた
    • オバマ大統領は米国に「チェンジ」をもたらした
    • オバマの国際関係における功罪
    • 「リーマン・ショック」後の世界を動かしているプレイヤーたち
  • 5 米国は本当に衰退しているのか?
    • 2001年に始まる「米国衰退論」
    • 圧倒的な軍事力と経済力
    • 米国の強みは「ソフトパワー」
    • 「基軸通貨」をもつ米国の最終兵器が「金融制裁」
  • 6 「冷戦構造」の崩壊(1991年)と「ポスト冷戦期」
    • それは「ベルリンの壁崩壊」(1989年)から始まった
    • 「冷戦構造」崩壊後つぎつぎと開く「パンドラの箱」
    • 旧ソ連から科学者と技術者がイスラエルに大量流出
    • 米国の「仮想敵国」となった日本
    • 冷戦構造崩壊と日本のバブル崩壊(1990年)
  • 7 「人工国家・ソ連」の74年間の「実験」
    • ソ連崩壊につながった3つの問題
    • ソ連崩壊の原因は「計画経済」の失敗
  • 8 日本「高度成長期」の奇跡
    • 「日本モデル」は産官学のトライアングル
    • 「経済ナショナリズム」と西欧先進国へのキャッチアップという夢
    • 「高度経済成長」の代償としての「公害問題」
  • 9 「1979年」の意味 「サッチャー革命」「イラン革命」「アフガン侵攻」の影響が現在まで続いている
    • 「サッチャー革命」でよみがえった英国と 「第3次グローバリゼーション」の開始
    • イスラームが世界史にふたたび急浮上した1979年
    • イランの「イスラーム革命」のインパクト
    • アフガン侵攻は「無神論」の 「共産主義国家・ソ連」にとって命取りになった
    • 米国のレーガン大統領は 「グローバリゼーション」を推進してソ連を自壊させた
  • [Column1] 2つのアングロサクソン 英国と米国の共通点と相違点
  • 1 米国の覇権体制と「パックス・アメリカーナ」
    • 第二次世界大戦後の米国の「覇権」を支えたのは「合理性信仰」
  • 2 「成長の限界」と「持続的成長」の出発点としての1970年代
    • 「成長の限界」と「持続的成長」論の登場
    • 「ベトナム戦争」で米国が敗北(1975年)……植民地時代の終わり
    • 米国のベトナム敗戦は合理主義信仰の敗北でもあった
    • 「ベトナム戦争特需」で経済発展の足がかりをつかんだ韓国
    • 「第4次中東戦争」と石油ショック(1973年)
  • 3 「米ソ冷戦構造」の時代と「アジア太平洋」の時代の始まり
    • 米国の「黄金時代」から「9・11」まで
    • 英国から米国への「覇権」の移動……「覇権」は暴力的に奪取される
    • 米国の「覇権」確立……対抗軸としてのソ連
    • 「米ソ冷戦構造」の開始……米国陣営に位置づけられた西ドイツと日本
    • 米国の「覇権」のもと「反共」の日本は「戦後復興」した
    • 「反共」のスローガンのもとに行われた虐殺
    • 米国の「反共」政策とテレビ放送の開始
    • 原子力とコンピュータ
    • 「キューバ・ミサイル危機」(1962年)
    • 中華人民共和国の成立(1949年)
  • 4 第二次世界大戦 (1939~1945年) 覇権国は英国から米国へと移動した
    • 西欧諸国の「植民地」体制の終焉
    • アジア・アフリカの「脱植民地化」と「第三世界」
  • 5 大恐慌(1929年)は米国から始まり欧州と日本に飛び火した
    • 米国の大恐慌
    • 日本では「昭和恐慌」(1930年)へ
    • 米国発の「大恐慌」がことさらドイツに破壊的影響をもたらした理由
    • 「反資本主義」の発生
    • 「反資本主義」じたいに魅力があった?
    • 「電化の時代」と「コンビナート」(工場結合体)
    • ルーズヴェルト政権による「反資本主義」政策
    • ヒトラーの経済政策
  • 6 「第一次世界大戦」(1914~1918年)で激変した世界ここから実質的に新しい世界が始まった
    • 世界史における「第一次世界大戦」の意味
    • 「第2次グローバリゼーション時代」の「システミック・リスク」が顕在化
    • 大量殺戮はテクノロジーが前面にでた戦争の惨禍
    • 「第一次世界大戦」で登場した毒ガス
    • 米国の参戦が「連合国」勝利に果たした決定的役割
    • 戦場となった欧州は「世界大戦」による破壊で富の平準化が実現
    • 「ベルエポック」という旧来の秩序が崩壊して生まれたもの
  • 7 「第一次世界大戦」…… 「西欧の没落」の始まりと米ソの台頭1 「ビジネス立国」米国は急成長した
    • 「ビジネス立国」としての米国……ビジネス界の発言力の大きさ
    • 「大量生産」と「大量消費」の時代が米国から始まる
    • 電気自動車は技術的制約でガソリン自動車に敗れた
    • 「テイラー主義」(=科学的管理法)
    • 「新興国」米国の起爆剤となった「南北戦争」と北軍の勝利
  • 8 「第一次世界大戦」…… 西欧の没落の始まりと米ソの台頭2 ロシア革命でソ連が誕生する
    • マルクスの予言を裏切って成功した「暴力革命」
    • テロといえばロシアが中心地だった
    • 「働かざる者 食うべからず」(レーニン)と「スターリン憲法」
    • 「独裁者」スターリンは「官僚制」によって支えられていた
  • 9 「第一次世界大戦」が引き起こした「帝国」の崩壊と「民族自決」
    • オスマン帝国とハプスブルク帝国は「バルカン半島」で接していた
    • 「サイクス・ピコ協定」(1916年)によるオスマン帝国分割
    • 「アルメニア人虐殺」(1915年)は「アウシュヴィッツ」のわずか25年前に発生
    • オスマン帝国と「英独対立」
    • 「トルコ民族主義」と「トルコ共和国」の誕生(1923年)
    • 「国家」をもたないクルド人問題
    • 「人工国家」として大英帝国が設計したイラク(1921年)
  • 10 「帝国の解体」とスラエル誕生への道
    • 「シオニズム」は「世紀末ウィーン」で生まれた
    • ユダヤ人虐殺が組織的に行われたロシア帝国と「反ユダヤ主義」
    • 英米のユダヤ人投資銀行家は「日露戦争」で日本を支援した
    • ロシアから米国に移住したユダヤ人
    • 「ユダヤ人絶滅政策」……ドイツとオーストリアの関与
    • 「大英帝国」への愛憎と「イスラエル建国」(1948年)への道
  • [Column2] 内村鑑三が体験した「金ぴか時代」の米国 カネ儲けと慈善活動
  • 1 大英帝国が世界を一体化した
    • 「スマートパワー」としての「大英帝国」
    • 「大英帝国」は世界史上、空前絶後の「帝国」
    • 「文明化の使命」
    • 「都市型ライフスタイル」の原点は19世紀英国
    • 「覇権国」となった19世紀の「第2次大英帝国」
    • 「第2次大英帝国」と植民地インド
    • 「間接統治」と「分割統治」
    • 植民地における「二重支配体制」が多国籍企業の経営モデルとなった
    • 「1857年インド大反乱」…… ムガル帝国の崩壊と英国による支配の開始
    • 大英帝国の貿易構造と「比較生産費説」
    • 「基軸通貨」ポンドによる「覇権」
  • 2 「交通革命」と「情報通信革命」で地球が劇的に縮小
    • 大英帝国を支えた「エンパイア・ルート」
    • 蒸気船による「交通革命」……スピードアップと正確な所要時間
    • 蒸気船のデメリット
    • 「80日間世界一周」
    • 感染症のグローバル化…… インド発のコレラが大英帝国のネットワークで東西に拡大
    • 大英帝国を支えた「海底ケーブル」ネットワークと「情報通信革命」
    • 「知的財産」としての有用植物の組織的収集
  • 3 大英帝国内の大規模な人口移動
    • 英国本国からの人口移動……過剰人口のはけ口としての「植民地」
    • 「大英帝国」の枠組みのなかでのインド人と中国人の大移動
    • ビジネスチャンスを求めて大移動した客家(はっ か)とユダヤ系資本家
    • 入ってくる「移民」(イミグラント)と出て行く「移民」(エミグラント)
  • 4 帝国主義国による「中国分割」と「アフリカ分割」
    • 「アヘン戦争」で覚醒したのは中国ではなく日本
    • 西欧列強による「中国分割競争」
    • 英仏を中心とした「アフリカ分割」競争
    • 「帝国主義者」セシル・ローズ
  • 5 英米アングロサクソンの枠組みでつくられた「近代日本」
    • 「日英同盟」と「日露戦争」
    • 「明治維新」……新政府は「西欧近代化」に舵を切る
    • 「上からの改革」であった「明治維新」後の「近代化」
    • 「市民革命」は挫折したが、「産業革命」は成功した日本
    • なぜ日本は米国によって「開国」を余儀なくされたのか?
  • 6 「西欧近代」に「同化」したユダヤ人とロスチャイルド家
    • 「大英帝国」とロスチャイルド家の飛躍
    • ロスチャイルド家誕生の背景
    • 「西欧近代」とユダヤ人
  • 7 「産業革命」は人類史における「第二の波」
    • 1820年から「経済成長」が始まった
    • パートナーシップによるイノベーションとマーケティングの組み合わせ
    • 「産業革命」は「イギリス経験論」のたまもの
    • それは綿製品の「国産化」から始まった
    • 英国は「保護関税」によって国内綿工業を支援
    • 「産業革命」は「地球環境問題」の出発点
    • 「新興資本家」と「労働者階級」の形成
    • 「産業革命」は「結核の時代」……労働環境の劣悪化
    • 「社会変革」を実践した工場経営者ロバート・オーウェン
    • 社会主義者エンゲルスも英国で紡糸工場を経営
  • 8 「ナポレオン戦争」が「近代化」を促進した
    • 「辺境」から出現したナポレオン
    • ナポレオンの世界史的意義
    • 攻撃的な「ナショナリズム」が対外戦争に向かう
    • ナポレオン戦争から生み出されたもの
    • エリート養成の「エコール・ポリテクニーク」
    • 『ナポレオン法典』(1804年)は「近代資本主義」の基礎
    • 「国勢調査」と「統計」の積極的活用
  • 9 「フランス革命」で「ネーション・ステート」 (=民族国家・国民国家) と「ナショナリズム」は「モデル化」された
    • フランスは歴史上一度も「覇権国」になったことがない
    • 「フランス革命」は食糧暴動が引き金を引いた
    • フランス革命を招いた深刻な「財政問題」
    • 反対派を「粛清」する「恐怖政治」
    • ギロチンは平等思想にもとづいたイノベーション
    • 「政教分離原則」の背後にある「革命」の宗教的情熱
    • 「ネーション・ステート」と「ナショナリズム」の誕生
    • パスポートによる国境管理と国民の一元的管理
    • 「ロシア革命」と「フランス革命」の類似性
    • 「保守主義者」による「フランス革命」批判
  • 10 「アメリカ独立」は、なぜ「革命」なのか?
    • 英国にとって「金の卵を産むニワトリ」であった北米植民地
    • 「植民地13州」による「独立戦争」
    • 「連邦共和国」として出発した米国
    • モデルとしたのは古代ローマの「共和制」
    • 「連邦制」の採用…… 異なる発展の歴史をもつ「地域」をどう一つにまとめるか?
    • じつは権限が弱い米国大統領
    • 大統領制の権限を制限する「三権分立」
    • 「権力分立制」と「コーポレート・ガバナンス」
    • 「アメリカ独立革命」と 「フランス革命」をあわせて「環大西洋革命」という
    • 「政教分離」にかんする米国とフランスの違い…… 「合衆国憲法修正第1条」
    • 「人民の武装権」は「基本的人権」……「合衆国憲法修正第2条」
    • 「独立宣言」が発せられた1776年、『国富論』が出版された
    • 「欲望」の追求と資本主義
  • [Column3] 「アメリカ精神」の「三層構造」
終章 自分史を世界史に接続する
主要参考文献
佐藤けんいち
ケン・マネジメント代表。1962年、京都府に生まれる。一橋大学社会学部・社会理論課程で歴史学を専攻、米国レンセラー工科大学(RPI)でMBAを取得(専攻は技術経営)。銀行系と広告代理店系のコンサル会社勤務を経て、中小機械メーカーで取締役企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた。編訳書に『ガンディー 強く生きる言葉』『超訳ベーコン 未来をひらく言葉』『超訳 自省録』(いずれも小社刊)がある。
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