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感性の時代
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感性の時代

発売日 : 1986年4月1日
ISBN : 9784867761960
全文検索 : 非対応
亡国の論理・弁証法との訣別の書.巨大組織と科学技術の支配の下で,盲目的服従を余儀なくされている現代人の心の中に,今,理性への不安が渦巻いている。理性と物質的欲望を原理として,亡国・対決の論理と化した弁証法の哲学から,人類が逃れ出る道は,生命の本質である感性を原理とした根元的統一の論理をおいて他にはない。本書は21世紀の思想「感性論哲学」が,国際紛争と非行に悩む世界の知性に,原理的反省を呼びかける,独創的な「歴史哲学」である。
(本書は1986/4/1に思風庵哲学研究所より刊行された書籍を電子化したものです)

目次

序 論
〔一〕 前章命題
〔二〕序 文
本 論 『感性の時代』
第一章 安心と不安
  • 第一節 「感性」と「理性の役割」
  • 第二節 「ハイデッガーにおける不安概念」への疑問
  • 第三節 「情況感情と課題感情」
第二章 各時代の不安と理念
  • プロローグ 原始時代──原始宗教の発生とその存在意味
  • 第一節 古代──力への不安
  • 第二節 ギリシャ・ローマ時代──真理は一つ
  • 第三節 中世──神への不安
  • 第四節 ルネッサンスの時代──事実の尊重
  • 第五節 近世──理性への不安
  • 第六節 現代──感性の時代
  • エピローグ ① 人間性とは何か
  • ② 自然権と人格
  • ③ 感性の創造力と統一力
  • ④ 発生学的解釈学
  • 西洋思想史年表
終 論
〔一〕 東洋の逆襲
  • ① 東洋の逆襲
  • ② 日本精神の本質
  • ③ コペルニクス的転回
  • ④ 断章
〔二〕 あとがき ──お世話になった先生方の事など──

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